研究施設

研究施設
所在地   千葉県習志野市泉町1−2−1
日本大学生産工学部津田沼校舎 32号館1,2階
構  造  鉄筋コンクリート造一部鉄骨造
建築面積  1148.06平方メートル
延床面積  1568.68平方メートル
完  成  平成13年3月2日

 

研究装置・設備
品 名 用途
 先端材料耐候性試験装置  CFRP材に対し自然環境と同等な環境を与える装置であるスーパーキセノンウェザメーターを用いて,CFRP材に太陽光の紫外線を与え,さらに周囲を海で囲まれた条件から,紫外線に塩水噴霧を加えた促進暴露を行い,その結果と屋外暴露試験の結果と比較・検討するために本装置を用いる。さらに,先端金属材料などに及ぼす塩害の影響も本装置を用いて解明する。
 渦流探傷装置  漏洩表面波速度測定用スキャナは,@ 弾性波を用いた非破壊的残存強度の推定,AAE法による劣化損傷機構の解明,BAE波による経年構造物の安全監視など,音響モニタリングシステムは,@可聴音を用いた劣化損傷箇所の推定,A打音法による経年構造物の自動検査など,様々な用途がある。
 先端材料クリープ試験装置  高強度軽合金材料,摩擦圧接された材料,溶接継手,さらにCFRPに代表される繊維強化プラスチック複合材料のクリープ特性を明らかにし,各種先端材料のクリープ強度の解明に使用される。
 結晶組織解析装置  急冷凝固法やメカニカルアロイング法によって作製した,アルミニウムやマグネシウム合金基高比強度材料の組織を詳細にしらべて,強化機構を解析する。また,アルミニウムおよびマグネシウム合金の摩擦圧接継手と溶接継手のクリープ変形と組織との関係を明らかにする。
 先端材料高温疲労強度試験装置  耐熱金属材料,炭素繊維強化プラスチックやセラミックス複合材料などの先端材料の高温及び常温状態での各種静的強度や疲労強度の解明に本装置は幅広く用いられる。さらに繰り返し負荷を与えながら,先端材料の亀裂の進展や強度劣化を測定し,応力の繰り返し数と強度との関係を解明するためにも使用される。
 再生骨材およびゴミ溶融スラグのコンクリートのひび割れ計測システム  コンクリートのひび割れはコンクリートの耐久性に大きく影響を及ぼすことが知られている。恒温恒湿室に保存した長さ変化角柱供試体の打設面に対して長辺方向の長さ変化を全長及び局所について,またひび割れが発生した場合にはひび割れ幅及び深さを本計測システムにより測定する。
 再生骨材およびゴミ溶融スラグの構造部材の耐荷力計測システム
 再生骨材およびごみ溶融スラグを利用したごみ溶融スラグコンクリートを用いた鉄筋コンクリート部材の構造実験を行い,その耐荷力を荷重およびひずみ・変形を含めて計測する。耐荷力の分析によりごみ溶融スラグコンクリートの普及および実用化の上での問題点を見出すことや,問題点を解決するための対策の検討が行える。
 ヘルスモニタリング機能付パイプシステム  センサ内在パイプ押出成形機の成形プロセスは、センサを格納する突起部を有する外管を押出成形し、その成形品が冷却後にワイヤー状の漏洩センサを当該外管内に配置し、金型を交換後、樹脂で押し出した内管を外管内に配置してヘルスモニタリング機能付パイプとする。キャピログラフは、あらかじめ二重樹脂パイプの高分子複合材料のせん粘度を測定し、次世代押出成形CAOソフトで最適成形条件を決めて押出成形を行う。
 ナノ粒子含有パイプ材評価システム  地下埋設樹脂パイプは、円筒形状をしているが、機械的及び電気的等の基本的かつ機能評価のうえで重要な材料特性を計測するために、特性測定が精度良く行われる平板形状の試験片の作成用として射出成形機を使用する。樹脂を成形する時の圧力、体積、時間の関係を精度良く測定するためにP-V-Tテスト器を用いてシュミレーションを行う。射出成形用金型の設計にバリ等の欠陥のない試験片を成形するためにCAEソフトを使用する。
 走行振動試験装置(500kN)および荷重制御  輪荷重による走行実験および走行振動実験
各種構造物の構造実験
 動的計測・データ処理システム  各種実験におけるひずみ、変位の測定に使用
 劣化予測・解析システム  小径コンクリートコアの圧縮試験
 サブミクロンX線検査装置(CT機能付)  サブミクロンX線検査装置(CT機能付)TUX−3200を使用してナノ粒子材料が混在した地下埋設用パイプの分析評価を行い、より加工しやすく耐久性があるパイプを成形するための条件を見つける。試験片レベルでのナノ粒子が分散している状態を測定及び観察して、製品レベルでのナノ粒子の分散状態を研究するために装置を使用する。


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