動的計測・データ処理システム
設備構成・定格
デジタル動びずみ測定器,ブリッジボックス,計測用コンピュータ動的計測システム
設備の用途・特色等
(1)設置目的
本装置「動的計測・データ処理システム」は、「走行振動試験装置」を用いた実験および各種構造実験における実験データを動的
に計測し、収録する装置である。
(2)特色
本装置は、構造実験におけるデータ収録および処理に使用する。構造実験は、@静的実験、A走行荷重実験、B走行振動荷重
実験、およびこれらの荷重による疲労実験であることから、「走行振動試験装置」のロードセルから荷重、変位の計測および試験体
に設置した変位計および鉄筋のひずみ等を走行中に動的に計測・収録するための動的計測・データ処理システム装置が必要となる。
本装置は、動的ひずみ測定器とコンピュータによるオンライン測定とする。この場合、コントロールは全てコンピュータにより制御でき、
測定値はA/D変化により出力されることから、動的現象を数値化して捉えることが可能であるため、データ解析が容易になる。また、実
験中の走向波形などもリアルタイムで表示されることから、実験精度の向上も図れる。さらに、計測点を50チャンネルであることから、
より詳細なデータの取得が可能となる。なお、ひずみ測定器のブリッジ電圧には搬送波方式を用いる。これは、精度、安定性に優れてい
ることから長期の疲労試験にも適している。
(3)用途
各種実験におけるひずみ、変位の測定に使用する。
(4)使用責任者
土木工学科 阿 部 忠
(5)設置場所
津田沼校舎 32号館108号室