ヘルスモニタリング機能付パイプシステム

 


  設備構成・定格
   (1)センサ内在パイプ押出成形機
    押出機: 押出量 約15kg/h, スクリュー Φ50mm、L/D25, 成形速度 Max 5.0M/min, 製品寸法 外形 Φ80mm
    真空冷却水槽:水槽部 7500mm
    キャタピラ引取機: 形式 上下クランプ式, 引取速度 Max 5.0M/min
    受けローラーユニット:長さ 2.2M×2,サイレンサコンプレッサ
   (2)キャピログラフID
    温度範囲:60〜400℃
    押出速度:0.5〜1000mm/min 20段,0.1mm/minステップ 無段
    最大荷重:20KN(7段レンジ切替),オイルフリーコンプレッサ,データ処理PC
   (3)次世代押出成形CA0ソフト
    (ハードウェア付)SUNDY XTRUD,ワークステーションPC

  設備の用途・特色等
   (1)設置目的
     本システムは地下埋設パイプの健全性評価技術の確立を行う研究テーマにおいて、地下埋設パイプの破損箇所とそ破損量
    の診断を遠隔で検知可能な機能を有する樹脂パイプの成形を行い、パイプの最適成形条件を確立するための研究を行うこと
    を目的とする。
   (2)特色
     本システムのセンサ内在パイプ押出成形機は異形パイプを成形するための特注装置で製作されていて、装置の大きさも大学の
    研究室での実験用にコンパクトに出来ている。キャピログラフIDは他社の装置に比べて溶融粘度を測定するだけでなくバラス効果
    や溶融張力も測定できて一連の測定時間が最も短く行うことが出来る。次世代押出成形CAOソフトのSUNDY XTRUDは押出成形の
    条件を検討できる専用ソフトである。
   (3)用途
     センサ内在パイプ押出成形機の成形プロセスは、センサを格納する突起部を有する外管を押出成形し、その成形品が冷却後にワ
    イヤー状の漏洩センサを当該外管内に配置し、金型を交換後、樹脂で押し出した内管を外管内に配置してヘルスモニタリング機能付
    パイプとする。キャピログラフは、あらかじめ二重樹脂パイプの高分子複合材料のせん粘度を測定し、次世代押出成形CAOソフトで最
    適成形条件を決めて押出成形を行う。
   (4)使用責任者
    機械工学科 邉 吾一
   (5)設置場所
    津田沼校舎 32号館106号室