再生骨材およびゴミ溶融スラグのコンクリートのひび割れ計測システム
設備構成・定格
2軸強制練りミキサー,トリプルハイケンマ,データーロガーUCAM-65BAC,スキャンニングニットUSS-62B,外部スキャナ用インターフェースUSI-67A
外部スキャナUSB-70B-10,エルソニック,コンクリート用長さ変化測定装置,ミクロンストレンゲージ
設備の用途・特色等
(1)設置目的
本システムは,再生骨材およびごみ溶融スラグを利用したコンクリートのひび割れ性状を解明することを目的とする。ひび割れの要因となる乾燥収縮率
の測定は,JIS A 1129 コンクリートの長さ変化試験方法に基づく。
(2)特色
コンクリート用長さ変化測定ユニットはレーザー変位センサーを使用しているので,コンクリート表面の仕上がりの違いによってバラツキが発生した場合で
も正確に長さを検出することができ,従来行っていた接触式の測定に比較し測定者の作業方法の違いによる誤差がほとんど発生しない点が優れている。本
システムにより,再生骨材およびごみ溶融スラグのコンクリートのひび割れを非常に精度高く測定することによりコンクリートのひび割れ性状の解明を行う。
(3)用途
コンクリートのひび割れはコンクリートの耐久性に大きく影響を及ぼすことが知られている。恒温恒湿室に保存した長さ変化角柱供試体の打設面に対して長
辺方向の長さ変化を全長及び局所について,またひび割れが発生した場合にはひび割れ幅及び深さを本計測システムにより測定する。
(4)使用責任者
建築工学科 櫻田智之
(5)設置場所
津田沼校舎 32号館105号室