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機械工学科
社会で活躍できる実践力を身につける、ものづくりと乗り物大好き学科です
機械工学科紹介
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機械工学科概要
- 生産活動の基盤を
支えている -
豊かな社会がつくられる過程の中で、そして未来の社会を目指す技術発展の中で、あらゆる産業や生産活動の基盤として機械工学は大きな役割を担っています。本学科では実習・実験・製図など実技系授業を中心としたカリキュラムを用意。体験を通じて理解しながら学ぶことができます。
- 興味を出発点に
実践力を高める -
目標を明確に設定して機械を設計・製作するPBL(Project Based Learning)教育を通して実践的なものづくりのセンスを養成するのが機械工学科での学びの大きな特徴です。学びのスタートとなるのは自動車、航空機、ロボット、宇宙、エネルギーといったあなたの「興味」です。
- 分野に特化した
コースで将来に直結 -
乗り物好きの学生のための「⾃動⾞コース」と「航空宇宙コース」、ものづくりに興味がある学生のための「機械創造コース」を設置しています。各コースに焦点を絞った専門知識と専門技術を修得した専門性の高いエンジニアを目指すことができます。
あらゆる産業の基盤として重要な役割を担い、他分野の学問とも融合して豊かな社会の発展に大きく貢献している学問です。本学科の使命は、ものづくりのセンスと実践力を養い、産業の基盤を支える機械や乗り物を創造できる人材を社会に供給し続けることです。機械工学科のキャッチフレーズは「実践力重視のものづくりと乗り物大好き学科」。各自の興味や進路目標に合わせて、自動車コース、航空宇宙コース、ロボット・機械創造コースのいずれか一つを選択できます。
授業の特徴
消化不良が少なく、身をもって機械工学を学習できる実習・実験・製図など実技系授業が多いことです。もちろん、これら授業のための実験実習施設も充実しています。このような教育を通じて、専門化した機械エンジニアの育成に努めています。
卒業研究
四輪自動車、オートバイ、列車などの運転シミュレータ、微少重力実験装置、軽量構造材料製作装置、新材料製作装置、ハイテク接合装置など最新かつ高度な研究設備が使用できます。また、さらなる学問の追究をめざしている学生への大学院進学を推奨し、積極的に支援しています。
選べるコース
自動車コース
自動車関連企業に就職を考えている学生をターゲットとしたコースです。自動車工学をはじめ、自動車の生産工学、自動車エンジン、ビークルダイナミクスなどを学びます。ドライビングシュミレータ、ヒューマンエラー評価装置など最新の研究設備も充実しています。
卒業後の進路
自動車メーカーや自動車部品メーカーで設計や開発の分野で活躍します。
航空宇宙コース
航空機やロケットを対象に機械工学に対する興味を引き出し、先端技術の理解と修得を目標としたコースです。航空宇宙工学をはじめ、軽量構造力学、高速空気力学などを学びます。超軽量飛翔体創製装置、無重力実験装置など先端的な研究設備も充実しています。
卒業後の進路
航空宇宙・防衛関連業界で設計や開発をはじめとした仕事に携わります。
ロボット・機械創造コース
高性能の機械を効率的に生産する工学を学習し、ものづくりに精通した学生を育てることを目標としたコースです。マシンツールをはじめ、機械構造材料、デザイン工学、ロボット工学などを学びます。充実したものづくり設備を活用して創造性に富む機械をつくります。
卒業後の進路
精密機械メーカーや電機メーカーなどの設計、研究開発等、活躍の場は広がっています。
就職・資格について
目指す資格
- 技術⼠
- ボイラー技⼠
- エネルギー管理⼠
- 航空従事者技能証明(自家用飛行機操縦士)
- ⾃動⾞整備⼠
- 教育職員免許(理科・工業)
- 溶接管理技術者
- CAD利⽤技術者
取得できる資格
- 中学校教諭免許状【理科】(1種/教職課程を履修)
- 高等学校教諭免許状【理科】(1種/教職課程を履修)
- 高等学校教諭免許状【工業】(1種/教職課程を履修)
就職業種
- 製造業 47.4%
- 進学 17.1%
- 運輸業 6.9%
- 情報通信業 6.3%
- サービス業 5.7%
- 建設業 5.1%
- その他 4.0%
- 卸・小売業 2.9%
- 公務 1.7%
- 金融・保険業 0.6%
- 飲食店・宿泊業 0.6%
おもな就職先
スズキ株式会社、マツダ株式会社、株式会社ロッテ、株式会社ニコン、三菱重工業株式会社、富士ソフト株式会社、株式会社オカムラ、ANA(全日本空輸株式会社)、東海旅客鉄道株式会社、防衛装備庁
教育研究上の目的・ポリシー
学科における人材の養成
その他の教育研究上の目的
機械工学は生産活動の基盤を支える学問であり、我々の生活を豊かにしてきた。近年、“機械”は人間や自然環境との調和を図ることが重要視され、長期的、広域的視野を持った技術者が必要とされている。このような背景から、機械の面白さやものづくりの楽しさを体感した経験を持ち、ものの作り方や使われ方を知り、自分が作りたいものを具体化して社会の理解を得ながら、ものづくりの現場をグローバルな視点からマネジメントできる人材を養成する。
ディプロマポリシー
(学位授与の方針)
生産工学部機械工学科は、日本大学教育憲章、生産工学部の教育目標並びに学科の教育研究上の目的に基づいた教育課程により、以下の項目を修得している者に学士(工学)の学位を授与する。
- 豊かな教養と自然科学・社会科学に関する基礎知識に基づき、機械工学分野に関わる技術者としての倫理観を高めることができる。
- 国際的視点から、機械工学の観点に基づいて必要な情報を収集・分析し、自らの考えを説明することができる。
- 機械工学を体系的に理解して得られる情報に基づき、論理的な思考・批判的な思考をすることができる。
- 生産工学及び機械工学に関する視点から、新たな問題を発見し、解決策をデザインすることができる。
- 生産工学の視点から、適切な目標と手段を見定め、新たなことにも挑戦し、やり抜くことができる。
- 多様な考えを受入れ、適切な手段で自らの考えを伝えて相互に理解することができる。
- チームの一員として目的・目標を他者と共有し、達成に向けて働きかけながら、協働することができる。
- 経験を主観的・客観的に振り返り、気付きを学びに変えて継続的に自己を高めることができる。
カリキュラム・ポリシー
(教育課程の編成・実施の方針)
生産工学部機械工学科(学士(工学))では、日本大学教育憲章(以下、「憲章」という)を基に、専門分野を加味した卒業の認定に関する方針として示された8つの能力(コンピテンシー)を養成するために教育課程を編成し実施する。
全学共通教育科目、教養基盤科目、生産工学系科目は、本学部の育成する人材像である【経営がわかる技術者】の素養を培うための授業科目を系統的に配置する。特に、全学共通教育科目と生産工学系科目においては、社会人基礎力や社会的課題に対する解決能力を高めるために、「自主創造の基礎」、「生産工学の基礎」、「プロジェクト演習」、「データサイエンス」、「生産実習」(インターンシップ)、「キャリアデザイン」、「キャリアデザイン演習」、「技術者倫理」、「経営管理」を必修科目として配置する。
専門教育科目は、機械工学分野に関わる技術者を育成するために、機械工学に関する知識を修得するための機械力学、材料力学、熱流体力学、制御工学、材料加工学等に関する講義科目に加え、機械技術者に求められる技能としての設計、製図、製作及び実験に関する実習科目を体系的に配置する。特に、『自動車コース』、『航空宇宙コース』、『ロボット・機械創造コース』においては、将来の就職先並びに専門性を考慮し、必要とされる知識・技能及び態度を修得するための授業科目を配置する。
ディプロマ・ポリシーとの相互関係並びに評価方法に関しては、以下に示す。
- 教養・知識・社会性を培い、機械工学分野に関わる技術者として倫理的に判断する能力を育成するために、教養基盤科目・生産工学系科目等を編成する。
上記の能力は、筆記による論述・客観試験、口頭試験、演習、課題及びレポート等を用いて測定し、各科目の達成目標と成績評価方法(評価基準)に基づいて到達度を評価する。 - 国際的視点から機械工学の観点に基づいて必要な情報を収集・分析し、自らの考えを効果的に説明する能力を育成するために、教養基盤科目・生産工学系科目等を編成する。
上記の能力は、筆記による論述・客観試験、口頭試験、演習、課題及びレポート等を用いて測定し、各科目の達成目標と成績評価方法(評価基準)に基づいて到達度を評価する。 - 専門知識に基づき、論理的かつ批判的に思考する能力を育成するために、機械工学に関する専門教育科目等を体系的に編成する。
上記の能力は、筆記による論述・客観試験、口頭試験、演習、課題及びレポート等を用いて測定し、各科目の達成目標と成績評価方法(評価基準)に基づいて到達度を評価する。 - 新たな問題を発見し、解決策をデザインする能力を育成するために、全学共通教育科目・教養基盤科目・生産工学系科目・機械工学に関する実技科目等を編成する。
上記の能力は、筆記による論述・客観試験、口頭試験、演習、課題及びレポート等を用いて測定し、各科目の達成目標と成績評価方法(評価基準)に基づいて到達度を評価する。 - 生産工学の基礎知識と経営管理を含む管理能力に基づき、新しいことに果敢に挑戦する力を育成するために、生産実習を中核に据えた生産工学系科目等を編成する。
上記の能力は、筆記による論述・客観試験、口頭試験、演習、課題及びレポート等を用いて測定し、各科目の達成目標と成績評価方法(評価基準)に基づいて到達度を評価する。 - 多様な考えを受入れ、違いを明確にしたうえで議論し、自らの考えを伝える能力を育成するために、コミュニケーション能力を裏付ける全学共通教育科目・教養基盤科目・実技科目等を編成する。
上記の能力は、筆記による論述・客観試験、口頭試験、演習、課題及びレポート等を用いて測定し、各科目の達成目標と成績評価方法(評価基準)に基づいて到達度を評価する。 - 新たな課題を解決するために自ら学び、自らの意思と役割を持って他者と協働する能力を育成するために、全学共通教育科目・実技科目等を編成する。
上記の能力は、筆記による論述・客観試験、口頭試験、演習、課題、レポート及び貢献度評価等を用いて測定し、各科目の達成目標と成績評価方法(評価基準)に基づいて到達度を評価する。 - 自己を知り、振り返ることで継続的に自己を高める力を育成するために、全学共通教育科目及び生産工学系科目のキャリア教育に関連する科目等を編成する。
上記の能力は、筆記による論述・客観試験、口頭試験、演習、課題及びレポート等を用いて測定し、各科目の達成目標と成績評価方法(評価基準)に基づいて到達度を評価する。
アドミッション・ポリシー
(入学者受入れ方針)
機械工学科では、日本大学教育憲章に則り、自ら学び、自ら考え、自ら道をひらく能力を有し、社会に貢献できる人材を育成します。
このため本学科では、高等学校課程までに修得した知識 ・教養・倫理観を基に、以下に示す「求める学生像」を理解して意欲的に学修を進めていくことのできる者を求めています。
「求める学生像」
- 豊かな知識・教養を身につけて高い倫理観をもって社会(日本社会・国際社会)に貢献することを目標とし、機械に深い興味を持ち、ものづくりに夢と情熱をそそぐ意思がある人。
- 問題発見及びその解決のために、筋道を立てて物事を考え、その過程と結果を的確に言葉で表現する素養のある人。
- 知的好奇心が旺盛で、チャレンジ精神に富み、グループやチームをとおして自己を高め、経営や生産管理ができる機械技術者になろうとする人。
なお、本学科に入学を志す者は、「求める学生像」 を理解して受験していると判断し、入学者選抜では、学力考査等により、4年間の学修に必要な知識・技能・思考力・判断力・表現力・主体性・多様性・協働性を評価します。
教員・研究室紹介
RECOMMEND CONTENTS
ものづくりに広く・深い視座を生む「教養・基礎科学」
生産工学部では、ものつくりと経営の両方がわかる技術者を育てるために、教養・基礎科学系の科目も重視しています。工学の基礎であり、応用力ともなる自然科学を充分に理解し、社会全体を幅広く、多面的に理解する力を養う科目群です。
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