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教養・基礎科学系

教養・基礎科学系概要

人間として
自立できる力を養う教養科目

人間的魅力を備えた信頼される社会人を育成するために、さまざまな科目が設置されています。それらの科目を継続的に学ぶことで、多面的で幅広い視点を確保することを目指します。人間をとりまくさまざまな問題を理解し、考察することで、論理的思考力・モラルやコミュニケーション力などを身につけ、人としての幅を広げて技術者として社会で活躍するための素養を築いていきます。

工学を学ぶための
基礎体力となる基盤科目

将来的にどのような工学系の分野に就いても対応できるよう、自然科学、情報、英語を含むあらゆる分野を網羅し、専門科目を学ぶ際に各学科間で共通となる幅広い基礎学力を構築します。これらの科目で学ぶことは、4年間の学びをスムーズにするだけではなく、工学上の問題にアプローチする際に基本原理に立ち返って考察したり、新たに創造的な方向を模索するプロセスで大切な力となります。

主体的に学ぶ姿勢を
身につけ専門科目に活かす

必修科目として「自主創造の基礎1」と「自主創造の基礎2」を設置。教員と学生、学生同士の繋がりを深めながら、主体的に学ぶ方法を身につけ、生涯、学び続ける力を養います。また自分の専門領域とそれをとりまく学問領域の関連性を理解していきます。学習内容が工学においてどう役立つのかを理解し、専門分野へと発展させるため、教養科目・基盤科目と専門学科の科目との連携が図られています。

教養科目の紹介

多面的なものの見方が工学分野における創造性を発揮する力になります

教養教育のねらいは、人間の多様な価値を認める力を養い、総合的な視野で多面的なものの見方ができる能力を身につけることにあります。高度に情報化し、複雑化した現代社会では、手に入れた情報を吟味し批評的に考える力が必要です。そのために多面的なものの見方が必要になるのです。

教養科目では、ある特定の学問のみにとらわれることのない、自由で主体的な知的探求の意義に目覚めていくことが必要です。単に幅広いだけの知識の修得をすすめるものでもなく、全体像を、より的確に把握していくための視点を持つことが大切です。

教養教育がめざしているものは、自己と自己を取り巻く世界と、そこに展開するすべての知的活動へ目を向け、それを改めて問い直してみる姿勢を培うことなのです。それが、工学分野での創造性を発揮する土台になります。

教養科目は、各科目が5つの主題科目群と総合科目などに分けられ、総合的なものの見方を養っていけるように科目を配置しています。

教養科目のカリキュラム概要

教養系の科目は、5つの主題に属する科目群と、主題を横断する総合科目群で構成されています。主題をまたがって興味ある科目をそれぞれ選択したり、一つの主題について集中して履修したりなど、自由に選択することができます。

主題「科学の思想」

この科目群では、歴史的な観点から科学がどのように誕生し発展してきたのかを考察したり、哲学的な観点から現代科学の基礎を深く探ることによって、科学の様々な問題をつとめて学際的に考えていきます。目標は、科学を大局的な視点から捉えられるようになることです。そして、自分が学ぶ専門分野とそれ以外の分野との関わりを大局的な観点から理解した上で、身につけた技術がどのように他分野と関連しているかを意識するようになることを目指します。

主題「人間学」

自分の生き方を探り、自己を確立し、さらに社会における自己の役割を認識し、人生をより良く生きるために不可欠な科目です。人間の本性や心理についての理論、人間が犯した過ちと成功の軌跡、人間が構築した社会の歪みと進化の記録、人間の創造活動などを幅広く知ることで、複眼的視野を獲得し普遍的真理を発見できるでしょう。

主題「現代社会の諸相」

グローバル化の進む現代社会において、私たちには国際的視野に立ち、必要な情報を幅広く収集・分析した上で必要に応じ統合し、活用する能力が求められています。経済・社会・政治・法学といった社会科学の諸分野から、国内外の社会的システムを多角的に理解し、グローバル化社会における人間の営みを幅広く学んでゆくことを目的としています。

主題「健康科学」

我が国は世界一の長寿国といわれるものの、すべての人が健康で充実した時を過ごしているわけではなく、運動不足や不適切な食事による“生活習慣病”の増加が大きな問題となっています。これを予防するためには、若い頃から適度な運動を習慣づけ、食生活を改善し、身体と心の健康を維持する方法を身につけておく必要があります。1年生対象の必修実技科目「体育」は、自分自身の身体とその動きを知ることを通じて、ヒトの身体についての理解を深めます。そして、正しい知識に基づいた正しい運動習慣を身につけ、健康で活力に満ちた生活を送ることができる力を養うことを目標としています。また、スポーツを通した仲間とのコミュニケーションの深まりを体験しながら、動きの改善や身体能力の向上を通じて、自己の身体の管理能力や操作技能を習得します。

主題「言語」

「日本語表現法」では、表現力向上のためのスキルを身につけた上で、論理的な思考能力を養います。自分の考えを具体的にまとめ、説得的に表現する力を身につけます。「初習外国語」では、英語以外の外国語の基礎を学び、簡単なコミュニケーションができるようになることを目指します。言葉の学習と同時に、異文化に対する知識や理解を深めながら、異なるものの見方や価値観、幅広い視野や思考を養います。

総合科目

総合科目のカテゴリーには、学問の専門領域を超えて考える能力を養うための科目が置かれています。少人数で学生参加型の「教養課題研究」や、担当教員が時間によって入れ替わる「総合科目」があります。「教養課題研究」は、講義科目とは異なり少人数で行われ、学生が指導教員と親しく接する機会を持つことによって、効果的な学習ができるように配慮されています。「総合科目」は、取り上げられたテーマについて横断的に学び、さまざまな学問の体系のなかで、どのように位置付けられているかを俯瞰的にとらえる科目です。知識を統合する思考力が求められ、教養の実践力をあらためて認識する重要な役割をもっています。

留学生科目

この科目は留学生のみが履修できます。ここでは、留学生の日本語の能力をよりいっそう磨いていくと共に、広く日本の文化、社会、生活、習慣などの特色を知ることによって、大学の教育課程におけるスムーズな知識修得の土台を作ります。

教養科目の授業担当者および研究テーマ一覧

下表の教員指名をクリックすると経歴や研究、論文などの詳細な情報を掲載したページに移動できます。

基盤科目(基礎科学)の紹介

工学のバックボーンとなる科学を理解して、工学を学ぶための基礎体力を養う

工学は、自然科学の成果を応用して構築、体系化された学問です。工学を志す者が工学の現状を理解し、さらに新しい分野を切り開いていくために、工学の背景となっている諸科学を基盤科目の学習を通して深く理解し、幅広い基礎的能力を養うことがきわめて大切です。また、グローバル社会に対応した工学を身につけるための語学力も必要になります。

このような科目を、工学を学ぶ前提として「基盤科目」と呼び、体系化しています。基盤科目では、将来的にどのような工学系の分野に就いても対応できる基礎的な知識を獲得するとともに、生涯を通じて学び続けるための基礎的な能力を養うことを目的としています。

基盤科目は、自然科学・英語・情報に関する基礎知識を学ぶ「共通科目」と、その後の専門的な学びに活かすための「連携科目」で構成されています。

基盤科目は、大学での学びに必要なだけでなく、工学上の問題にアプローチする際、基本原理に立ち返って考察したり、新たに創造的な方向を模索したりするプロセスに必要な能力を身につける科目です。

基盤科目のカリキュラム概要

1年次には、もっとも基本的な科目として共通科目が設置されています。2年次にも、連携科目として多数の基盤科目が設置されており、必要に応じて選択できるようになっています。

数学系科目について

数学は、工学を学ぶ上で必要不可欠であり非常に便利な道具です。現象を数式で表すことにより、その本質を物質間の関係性として捉えることができ、さらに数学的な方法を利用して解析すれば、その工学的構造を理解することができます。数学系の科目は、数学を道具として使うために必要な基礎知識を体系的に習得できるように、配置されています。1年次には、数学全般の基礎となる微分積分学I」・「微分積分学II」や「線形代数学」を設置しています。高校での数学における未履修部分の学習や基礎事項の復習が必要と思われる学生には「基礎数学演習」が設けられています。いずれの科目も、数学的に厳密な論証を述べることに偏らず、実際的な計算技術を体得させながら直観的な理解と納得が得られることを目標に、工学的応用を含め幅広く講義を行います。

物理系科目について

物理学は、自然界の諸現象を学んでその中に法則性を見出し、基本的法則の相互作用を認知して体系化していく学問で、すべての自然科学の基礎となっています。さらに物理学は、工学、特に先端技術の根幹をなす学問であり、工学を志す者にとって、物理学の基礎を学ぶことは必須の事柄となっています。1年次には、物理学の中でも特に工学の基礎として重視される力学と電磁気学の基礎を理解するための「物理学」・「応用物理学」、高校での物理学未履修者を対象とし「物理学」の理解に必要な基礎事項を学ぶための「基礎物理学演習」が設けられています。全体を通して物理学の基礎を体系的に学ぶことができるように配置されています。

化学・生物系科目について

これからの技術者にとっては、数学系科目や物理系科目のみならず、物質や環境に関連した工学の基礎となる化学系科目の知識を身につけておくことは重要になります。1年次には、物質の成り立ちとその性質及び物質の変化を理解するための基礎として、「化学」・「応用化学」、高校での化学における未履修部分の学習や基礎事項の復習が必要と思われる学生には「基礎化学演習」が設けられています。いずれも各学科専門分野へのアプローチとしての意味を持っています。

実技系科目について

これからの自然科学各分野は学際性が必要であり、学問領域も複雑に絡み合っていくため、各分野の知識や技術を身につけておくことが必要となります。物理学、化学、生物学の基本的な実験を行うことにより、自然法則の概念を理解するばかりでなく、自然現象の解明に必要な観察力・洞察力を養い、自ら実験を計画する場合に不可欠な基本的技法を修得します。また実験装置の取り扱い方や測定の仕方を学び、データの取り方と整理の仕方、誤差の処理方法及びレポートの作成方法など、実験に必要な基本事項も学んでいきます。さらに、これらの実験から工学への知識の連携について学びます。

英語系科目について

工学を志す者にとって、コミュニケーションとしての英語を身につけることは必修のスキルといえます。英語系科目は、すべての学生が各々の英語能力に合った実用英語力を獲得することを目指します。1年次には「プラクティカルイングリッシュIA/IB」「プラクティカルイングリッシュIIA/IIB」などの授業が週2回あり、実用英語力を伸ばすためには不可欠な文法・語彙や、音声の理解・表現の基礎を、重点的に学びます。2年次の「プラクティカルイングリッシュIII」、「プラクティカルイングリッシュIV」では、I、II の学習内容を踏まえ、さらに実用英語力の基盤を固めます。

情報系科目について

急速に発展する高度情報化社会において情報を活用する能力、すなわち“情報リテラシー“を身につけることは、以前にも増して求められています。特に工学系の学生にとっては、情報リテラシーは”コンピュータリテラシー”の育成と同時に学修することが必須の事柄となっています。情報系科目は、初年次からコンピュータを活用した総合的な情報リテラシーを身につけることを目的に設置されています。1年次の必修科目では、情報とコンピュータに関する知識と活用スキルの基礎力を身につけます。1年次で学習する情報リテラシーの修得は、工学系技術者としての基礎だけでなく、大学生活を送るうえでも必要不可欠となっています。

連携科目について

連携科目では、工学の基礎を確実なものにして、高度な専門分野に適応できる能力を養います。共通科目で学んだ基礎が工学においてどのように役立つのかを理解し、専門科目の枠を超えた工学についての幅広い知識を学修して、多岐に渡る高度な専門分野に適応するための基盤を担う能力を修得します。連携科目は、“ものづくり科学”の基幹となる工学基礎、先端工学、環境学などに関連する知識も修得して積極的に使いこなせる力量を身につけ、知識基盤社会の一員として技術の進歩に貢献できる技術者となるために必要な科目です。必修科目として「自主創造の基礎1」と「自主創造の基礎2」を設置しています。「自主創造の基礎1」では、自校について学修し、大学の学びに必要な基本スキルを身につけ、主体的な学びの基礎を作ります。2年次には、1年次に修得した基礎的な知識を工学へ応用することを視野に入れた選択科目として、「微分方程式」、「統計学」、「物理工学」、「材料科学」、「環境科学」、「情報基礎科学」を開講します。

基盤科目の授業担当者および研究テーマ一覧

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