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生産実習

企業の中で経験して学ぶ

生産実習は生産工学系科目の中核的な科目。数千の企業や官公庁と連携し、3年生全員が実習を行い、実務を通じて将来像をより具体的にし、実践力を養います。これらの経験を通じて、技術者としての自覚や倫理観を養い、理論と実践技術との関係を学び、今後の学習にプラスになる力を身につけます。

生産実習を理解するための
4つのキーワード

いつから行われているの?

50年以上
学部創設の1966年から
50年以上の実績
生産実習の歴史は長く、学部創設時からの必修科目です。

何人くらいが参加する?

100%
1500名もの学生が
全員参加
生産実習は実学を尊重する生産工学部の中核的科目。3年次の夏季休暇に1500名もの学生が全員参加します。

どんな企業に行くの?

800社以上
すべての業界といって
いいほど豊富な実習先
すべての業界といっていいほど実習先は豊富。学生それぞれの希望に合わせた実習先を選ぶことができます。

どのくらいの期間?

2週間~1ヶ月
3年次の夏季休暇に
実習体験
2週間~1か月の実習体験で現場での実務や企画・開発・プレゼンテーションなどさまざまなことを経験します。

生産実習とは ─ 
キャリアデザイン教育と
エンジニアリングデザイン教育の
結び目

生産実習は、キャリアデザイン教育とエンジニアリングデザイン教育の2軸からなる生産工学系科目に属し、それまでの学びを関連づけ、さらに統合して発展させるための「結び目」を担う科目です。
そのため、生産実習では、2つの達成目標を設定し、ジェネリックスキル(社会人に求められる汎用的な業務遂行能力)とテクニカルスキル(技術者に求められる専門的な業務遂行能力)の両面から学びと成長を重視しています。

生産実習 キャリアデザイン教育 キャリアデザイン キャリアデザイン演習 キャリアデザイン演習では、自己分析と業界研究を通じ、自身の一生をイメージしながら、職業・業界別のキャリア形成に取り組みます。 エンジニアリングデザイン教育 プロジェクト演習 技術者倫理 産業関連法規 生産工学特別講義 経営管理 生産管理 生産工学特別講義では、生産工学の幅広い分野の第一線で活躍されている技術者・研究者がこれまでのキャリアや現在の仕事について講義します。

授業の目的と得られる力

授業の目的

教養科目、基盤科目、生産工学系科目、専門教育科目からなるカリキュラムの全体と連携し、企業や公的機関などにおける実務経験を通じて幅広い知識・技能と実践技術との関係を学び取り、主体性と創造性の豊かな実践力ある工学技術者を育成する。

学習達成目標 1

実習経験を通じて社会人の立場と技術者の役割を認識し、幅広い知識や技能を実践しながら技術者としての倫理観を醸成することができる。

学習達成目標 2

自身の傾向や社会のニーズを捉えて適切な目標を設定し、日々の経験に挑戦と省察を重ねて技術者としての資質を自ら高めることができる。

アウトカムズ 1
  • 倫理的視点に立ち、判断する力
  • 論理的・批判的に
    捉え、考察する力
  • 幅広い知識や技能を統合し実践する力
アウトカムズ 2
  • 自ら目標を設定し、点検・修正する力
  • 自己を客観的かつ多面的に評価する力
  • 経験を振り返り、
    気づきを学びに
    つなげる力

主体的に考え、取り組む力

※授業を通じて得られる成果

体験学生アンケート

貴重な社会体験ができた
95.9%
大学で学んだ知識が社会の中でどのように役に立つのかを実感できた。
社会で働く上での常識や
マナー
が身についた
93.4%
社会人としての言葉遣いなどを体験して自信が持てた。
働くことの厳しさを
理解する
ことができた
92.2%
ミスの許されない責任を痛感した。
就職活動に活かせる
情報を
得ることができた
90.7%
何を求められているのか実感し、自信を持って就職活動ができるように感じた。
将来に向けてやりたい
仕事が
見えてきた
78.6%
漠然とした将来像がより具体的なものになった。

体験談一覧

実習に参加した学生たちの体験談をご紹介します。リアルな声を通じて、生産実習の魅力や学びを感じてください。

機械工学科

電気電子工学科

生産実習を体験して
就職活動に役立てたこと
生産実習が就職活動に役立った体験談
10日間の貴重なインターンシップ体験が、内定の決め手 何から就活を始めればいいか分かりませんでした。実際の会社にインターンシップとして2週間体験させて頂けたおかげで、将来働く自分の姿がイメージできました。これらの体験から、生産実習でお世話になった会社に就職を決めました。
自身が社会に出た時のイメージが湧くとともに、面接で生産実習での経験を述べることができたこと 就活を始めるとまずどこの業界でどの職種に就職したいかを決める必要がありますが、生産実習をすることで、ある程度自分に合ったものがどれか絞ることができました。また、会社から合格(内々定)を頂くには数多くの選考ステップを踏む必要があり、面接が複数存在します。そこで生産実習での経験を述べることは他のライバルと差をつけることができ、非常に重要であると感じました。
大学を通した2週間の中期的なインターンシップで多くのことを学習 早期選考に繋がり、早い段階で面接の緊張感を体感することができました。

土木工学科

生産実習を体験して
就職活動に役立てたこと
生産実習が就職活動に役立った体験談
志望業界を絞れたこと ゼネコンに行く前と行く後でイメージが変わりました。ゼネコンの方が生の現場が見れて完成に向けて動いてる姿を自分の目で見れることに達成感があると感じました。
職種や仕事内容を理解できたこと 下水道の処理施設や処理方法を教えていただいたり、見学したりすることで、どのような仕事を行っているかを知ることができ、就職活動の際にも生産実習で学んだことを生かすことができました。
就職活動の中でその会社に決めた理由として生産実習の体験を話すことができたこと 私は、公務員を含め3社での生産実習を体験させていただきました。実習を通して具体的な業務を体験させていただき、私自身が働きたいと思える仕事は何なのか決めることができました。そして、面接でなぜこの会社を選んだのかを聞かれた際には、生産実習を通じて学んだことから具体的な理由を話すことができ、面接官を納得させることができました。

建築工学科

生産実習を体験して
就職活動に役立てたこと
生産実習が就職活動に役立った体験談
自己分析 自分自身のことを客観的に見ることができて、面接対策やエントリーシート作成などを余裕もって準備することができました。
職種について知れたこと 授業などでは理解しきれなかった部分がありましたが、生産実習を通して理解を深めることができたため志望動機などを面接で話しやすく感じました。
他者とのコミニュケーション能力の向上 私の生産実習先は、企業の人とだけでなく職人の方々とも積極的にコミュニケーションをとっている企業でした。
そこでは、私も多くの方々とコミュニケーションをとることができました。
その時の経験を活かして、就職活動の際には面接などで緊張せずに質問に回答することができました。

応用分子化学科

生産実習を体験して
就職活動に役立てたこと
生産実習が就職活動に役立った体験談
インターンシップへの参加に積極的になれたこと 自分から積極的にインターンシップに行こうとは思っていませんでしたが、生産実習後は一日体験や半日体験などに気軽に参加できるようになりました。
面接などにおける社会人とのコミュニケーション能力の向上 実習生が私1人であったため、周りの社会人の方と様々なコミュニケーションを取ることができ、面接などで上手く話すことができました。
気になったら、とにかく聞いてみる、やってみることの大切さを学習 就職活動を始めたころは、何から手を付けていいのか、どんな分野に興味があるのか、など分からないことだらけだったため、生産実習先の方がおっしゃっていた「気になったことは、とにかく聞いてみる、やってみる」を実践してみました。分からないことは先輩や先生に聞き、少しでも気になった企業の説明会に参加し積極的に質問していきました。これにより、どんな職種に興味があり、どんな働き方をしたいのか、自分の就職活動の軸は何なのかをしっかりと分かった上で、就職活動を行うことができました。

マネジメント工学科

生産実習を体験して
就職活動に役立てたこと
生産実習が就職活動に役立った体験談
企業からの電話の受け答えの仕方、不在着信が入っていた際の折り返しの仕方、メールの書き方 面接の合否の連絡が電話でかかってくることが多く、電話の受け答えの仕方を生産実習の講習で教わっていたため焦らずに対応することができました。また、タイミングが合わず不在着信が入っていた際にこちらから掛け直す際も、どのように掛け直せばいいのかを事前に学んでいたので、生産実習での講習が役に立ったと実感しました。
また、メールの書き方についても、相手からのメールに返信する際の書き方など、講習を受けていなかったら書き方を間違えていた可能性があったので、すごく役に立ったと思っています。
自己分析と生産実習日誌 大学で自己分析をすることで、自分の社会人基礎力が数値化され、自分の強み弱みを深く理解することができ、自己PRをスムーズに考えることができました。また、自己分析を通じて、本格的な就職活動をするまでの具体的な目標を設定することができ、自己成長を促進できました。
日誌を書くことで、今日達成したこと、問題や課題、新しいスキルの知識や獲得などを記録し、自分の成長を追跡できました。よって、次の日の新たな目標を設定し、その目標に向けて生産実習に取り組むことができました。
自己PRの作成 生産実習の中で、自己PRの作成方法を外部の講師が説明してくれる講義があり、その講義で自己PRの作成方法を学びました。就職活動では、ほとんどの企業が初めに自己PRを提出しなければならないので、自己PRは第1の試験とも言えます。私は講義で学んだ作成方法で自己PRを作成し、面接までたどり着くことができました。それゆえ、自己PRの作成は役に立ったと思います。

数理情報工学科

生産実習を体験して
就職活動に役立てたこと
生産実習が就職活動に役立った体験談
入社後のイメージを持って就職活動ができたこと 10日間という長期の実習期間で実際のエンジニアの仕事の仕方を経験したことで、入社後のイメージを持って就職活動をすることができました。
社会人としての現場経験や企業の求める人物像、他大学の方から伺った就職活動の進捗や各業界に対する知識、経験談を得られたこと 生産実習体験以前から様々なガイダンスやセミナーに参加する機会がありましたが、実際に生産実習で現場の雰囲気を知り、活動する中で社会人としてのマナーをはじめとした社会人としての「あたりまえ」を知ることができました。また、他大学の学生の方と交流できたことで、より就職活動に挑む同期の現状や価値観、業界内の知識をも得ることができたことにより、幅広い視野で就職活動を行うことができました。
人に協力を仰ぐということ 実習先では参加者が自分1人という状況であり、分からないところを自分で調べながら解決していました。その時、実習先の社員の方が「大丈夫?なにか分からないことない?」と声をかけてくださいました。そこで自分の疑問点を質問したところ、自分で調べるよりも随分早く解決することができたため、分からない所は積極的に質問して、無事に作業を終わらせることができました。
その経験から、「聞くこと」「人を巻き込むこと」の大切さを痛感し、それらを役立てた結果、最終的には第1志望から企業に内定をいただくことができました。

環境安全工学科

生産実習を体験して
就職活動に役立てたこと
生産実習が就職活動に役立った体験談
就活の軸を確立したこと 実際に自身で体験することで、web等で企業研究していた時よりも業界への理解を深めることができ、就活での軸の確立に大きく関わることができました。
自分が就職する業界を選ぶための決め手になったこと 私は生産実習先で以前から興味を持っていたエネルギー事業の体験をしたいと思っていましたが、実際は空調設備事業に配属されました。しかし、空調設備事業での体験を通して、空調業界にも興味を持ち、生産実習後に空調業界について調べたところ、エネルギー業界と関わりがあると知りました。そして空調業界でエネルギー事業に携わろうと考え、今の就職先に進むことができました。生産実習を通して、業界を選ぶ決め手を見つけられたと思います。
自分が進む業界・業種を決めることができ、面接の際に生産実習での体験を話し、好印象を持ってもらえたこと 自分が志望する業界・業種の業務を実際に経験することで、自身が持っていたイメージとの相違点や生産実習の経験による新たな発見等々を得ることができ、志望業界で働く具体的なイメージを持つことができました。
また、生産実習での経験を通して感じたことや知ったこと等々を受検した企業の面接で話したところ、どの企業の面接でもとても良い反応が返ってきました。

創生デザイン学科

生産実習を体験して
就職活動に役立てたこと
生産実習が就職活動に役立った体験談
どの職種が自分に合うかを具体的に考えるきっかけになったこと 生産実習を体験することで実際に働くことをイメージすることができ、企業を選ぶ際にもどの企業や職種が自分に合っているかを考えるきっかけになりました。
様々な業種や職種などを調べることで自分がやりたいことの発見につながったこと 就職活動前は、自分が何をしたいか明確にまだ決まってない人が多いと思います。生産実習が終わって就活まで結構あっという間なので、あらかじめ生産実習で業種や職種を調べることでイメージを固めた結果、就活で動きやすくなったと思います。
社会人と仕事をする際の礼儀や仕事をする際の雰囲気、実習先の方とのお話など、直に仕事を行っている環境を感じられたこと 業種、会社が異なれば職場の雰囲気も異なるとは思いますが、事前に社会人としての礼儀や仕事をしている際の雰囲気を知ることで、自分の希望の職種や業種、ライフスタイルなどに再度目を向けて、深く考えるきっかけになりました。

将来につながる実績

生産実習はインターンシップの先駆けであり、その実績は伝統的かつ多岐にわたります。
だからこそ、国内外のさまざまな業種・業態で受け入れ体制が整えられています。
※掲載されているのは、就職先企業の一例です。

製造業

  • アマノ株式会社
  • アルプスアルパイン株式会社
  • 小倉クラッチ株式会社
  • オリエンタルモーター株式会社
  • 花王株式会社
  • 京セラ株式会社
  • 株式会社協同工芸社
  • 株式会社ケーヒン
  • 株式会社小松製作所
  • コンビ株式会社

情報通信業

  • 株式会社インターネットイニシアティブ
  • エヌ・ティ・ティ・コムウェア株式会社
  • NECソリューションイノベータ株式会社
  • NECネッツエスアイ株式会社
  • 株式会社NSD
  • NTTアドバンステクノロジ株式会社
  • 株式会社NTTデータアイ
  • 株式会社NTTデータ・エム・シー・エス
  • 株式会社NTTデータビジネスシステムズ
  • MS&ADシステムズ株式会社

建設業

  • 旭化成ホームズ株式会社
  • 鹿島道路株式会社
  • 株式会社関電工
  • 株式会社熊谷組
  • 栗原工業株式会社
  • 京急建設株式会社
  • 京成建設株式会社
  • 株式会社鴻池組
  • 五洋建設株式会社
  • 清水建設株式会社

運輸業

  • 株式会社スカイカーゴビジネス
  • 西武鉄道株式会社
  • 東海旅客鉄道株式会社
  • 東急電鉄株式会社
  • 東京地下鉄株式会社(東京メトロ)
  • 東京湾横断道路株式会社
  • 西日本旅客鉄道株式会社
  • 日本通運株式会社
  • 東日本旅客鉄道株式会社
  • 株式会社日立物流関東

サービス業

  • 一般財団法人茨城県建設技術管理センター
  • 株式会社NTTファシリティーズ
  • 株式会社オリエンタルランド
  • 株式会社阪急交通社
  • 公益財団法人千葉県下水道公社
  • JR東日本コンサルタンツ株式会社
  • JTBグループ
  • 東芝インフラシステムズ株式会社
  • 中日本ハイウェイ・エンジニアリング東京株式会社
  • 株式会社乃村工藝社

公務

  • 愛知県庁
  • 茨城県
  • 茨城県古河市役所
  • 茨城県日立市役所
  • 岡山県警察
  • 柏市
  • 神奈川県警察
  • 神奈川県庁
  • 警察庁皇宮警察本部
  • 国土交通省

不動産業

  • 伊藤忠アーバンコミュニティ株式会社
  • 株式会社MDI
  • 株式会社学生情報センター
  • 積水ハウス不動産東京株式会社
  • 株式会社大和ライフネクスト
  • 株式会社テーオーシー
  • 株式会社東急コミュニティー
  • 株式会社長谷工コミュニティ

金融・保険業

  • 株式会社オリエントコーポレーション
  • 株式会社京葉銀行
  • 株式会社トマト銀行
  • 沼津信用金庫
  • 株式会社武蔵野銀行
  • 明治安田生命保険相互会社
  • 株式会社ゆうちょ銀行(日本郵政グループ)

卸・小売業

  • イケア・ジャパン株式会社
  • 三愛石油株式会社
  • 株式会社セブン-イレブン・ジャパン
  • 株式会社大創産業(DAISO/ダイソー)
  • 株式会社ファミリーマート
  • 株式会社福砂屋
  • 株式会社ファーストリテイリング
  • 横浜冷凍株式会社

教育・学習支援

  • 神奈川県教育委員会
  • 株式会社河合塾進学研究社
  • 群馬県教育委員会
  • 千葉県教育委員会
  • 山梨県教育委員会

医療・福祉

  • 医療法人社団育芯会
  • 医療法人社団桐和会グループ
  • 社会福祉法人フルホープ
  • 株式会社ベストライフ

電気・ガス・熱供給・水道業

  • 京葉ガス株式会社
  • 東京都下水道サービス株式会社
  • 東京電力ホールディングス株式会社

飲食・宿泊業

  • 東急リゾーツ&ステイ株式会社
  • 日本マクドナルド株式会社

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