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応用分子化学科

新たな機能を持つ物質をつくりだし、あらゆる分野で人と社会、地球環境に役立てます 新たな機能を持つ物質をつくりだし、あらゆる分野で人と社会、地球環境に役立てます

応用分子化学科紹介

応用分子化学科概要

新しい物質をつくるという可能性の追求

地球上に存在する物質はすべて、わずか100数種類の元素の組合せによってできています。その組合せを研究し、新たな機能を持つ物質をつくり出すのが化学。暮らしを豊かにする新たな機械も医薬品も建築物も、化学はすべての科学技術の基盤となる“The Central Science”です。

科学技術の発展と
環境との共生のために

豊かな未来をつくるスタート地点となる化学。そこには地球の未来を考える責任も伴います。本学科では総合的な知識に加え、サステイナブル(持続可能)で環境にやさしいものづくりを行うグリーンケミストリーを理解し、創造性・独創性を備えた技術者の育成を目指します。

人々の生活の質を向上させ、豊かにするものづくりに貢献する

様々な専門分野の総合的な学問知識の修得のみならず、化学工学を中心とした工学教育を重視し、分子レベルの視点から、新たな材料、物質を作り出す事が出来る「エンジニアリング・デザイン」能力、さらに「チームで仕事をする」能力を備える事が求められます。応用分子化学科では、自らキャリアプランを設計し、社会で活躍できる素養を身に付け SDGs の達成にむけて活躍できる実践的なエンジニアの育成を目指し、令和4年度から2つのコースを設けます。

応用分子化学科“Department of Applied Molecular Chemistry”は、『資源と環境を調和させながら材料の無限の可能性を追究する』ことを目標に、教育・研究に取り組んでいます。
化学は物質を扱う学問です。素材の提供を行う点から“The Central Science”といえます。物質の理解なくしてScienceは成り立ちません。また、化学が21世紀のより豊かな社会の実現に大きな役割を果たすことは、間違いありません。これからの化学技術者は、大量生産を基本とした『はじめに材料ありき』のシーズ型ではなく、要求された特性をもつ物質や材料をつくるニーズ型の技術、すなわち分子デザイン技術を駆使できなければなりません。

製品および製造プロセス

このようにデザインされた製品および製造プロセスは、サステイナブルで環境にやさしいというグリーンケミストリーの考え方が基本になります。本学科は、総合的な学問的知識に加え、グリーンケミストリーを理解し、さらには独創性・創造性を備えた技術者の育成を目指しています。

国際化学技術者コース

このような社会の要請にあわせた応用分子化学科のなかに、さらに教育基準の国際化に応えるため、国際化学技術者コースを設置しました。本コースの教育目標は、日本技術者教育認定機構(JABEE)の思想に基づいて、国際的な化学技術者としての資質を保証できる人材を育成し、社会に送り出すことにあります。

選べるコース

応用化学システムコース

“ものづくり”の過程は、いくつもの「単位操作(反応、蒸留、輸送など)」を組み合わせて構築されることから、化学の基礎から応用に至る幅広い知識と技術に加えて、多くの「単位操作」に関する知識を修得し、リスク、エネルギー、コスト等をマネジメントできる能力を身に付け、様々な業界・職種で活躍できるエンジニアの育成を目指すコースです。

卒業後の進路

化学技術系の基幹産業を中心とするものづくり技術分野で活躍できます。

国際化学技術者コース

日本技術者教育認定機構(JABEE)の基準に基づいてカリキュラムが設計されたコースです。技術者には数学や物理などの自然科学の基礎知識に習熟するとともに情報処理技術や国際的なコミュニケーション能力が求められます。そこで本コースには問題課題解決に必要なエンジニアリング・デザイン(ED)能力やチームで仕事をする能力の醸成に向けて実践的な科目が多く設置されています。

卒業後の進路

先端的な科学技術分野における国際的舞台で活躍できます。

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在学生からのメッセージ

本当に学びたいことを学んでいける柔軟な仕組みを活かす 本当に学びたいことを学んでいける 柔軟な仕組みを活かす

応用分子化学科 生命化学コース

廣瀬 雅己(埼玉県出身)

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就職・資格について

目指す資格

  • 技術士
  • Fundamentals of Engineering(FE)
  • 公害防止管理者
  • 計量士(環境・一般)
  • 甲種危険物取扱者(※所定の単位を修得することで受験資格が得られます)
  • エネルギー管理士

取得できる資格

  • 修習技術者(技術士補) ※JABEE認定の国際化学技術者コースを修了
  • 毒物劇物取扱責任者
  • 中学校教諭免許状【理科】(1種/教職課程を履修)
  • 高等学校教諭免許状【理科】(1種/教職課程を履修)
  • 高等学校教諭免許状【工業】(1種/教職課程を履修)

就職業種

令和5年度分類別就職状況(令和6年3⽉31⽇現在)
  1. 製造業 34.0%
  2. 進学 27.8%
  3. サービス業 9.0%
  4. 情報通信業 6.9%
  5. 卸・小売業 6.3%
  6. 建設業 5.6%
  1. その他 3.5%
  2. 電気・ガス/熱・供給/水道業 1.4%
  3. 教育・学習支援業 1.4%
  4. 飲食店・宿泊業 1.4%
  5. 公務 0.7%
  6. 運輸業 0.7%

おもな就職先

山崎製パン株式会社/トヨタ紡織株式会社/王子ホールディングス株式会社/東洋製罐グループホールディングス株式会社/山九株式会社/東京電力ホールディングス株式会社/日揮株式会社/株式会社トンボ鉛筆/ニチレキ株式会社/市原市役所

教育研究上の目的・ポリシー

学科における人材の養成
その他の教育研究上の目的

地球上に存在する物質は、わずか100種類ほどの元素の組み合わせによって成り立っている。これらの物質を対象に、豊かで安全な社会を維持させるために資源と環境を調和させながら、材料の無限の可能性を追求する教育研究を行っている。これによって、物質的な学問知識に加え、必要な特性を持つ素材を生み出す「分子デザイン能力」、環境に優しいものづくりのための「グリーンケミストリー」の概念、及び技術者としての倫理観を備え、製品化に向けた計画から生産するまでの「マネジメント能力」を身に付けた化学技術者を養成する。

ディプロマポリシー
(学位授与の方針)

生産工学部応用分子化学科は 、日本大学教育憲章 、生産工学部の教育目標並びに学科の教育研究上の目的に基づいた教育課程により 、以下の項目を修得している者に学士(工学)の学位を授与する。

  • 豊かな教養と自然科学・社会科学に関する基礎知識に基づき 、応用化学分野に関わる技術者としての倫理観を高めることができる。
  • 国際的視点から 、応用化学の観点に基づいて必要な情報を収集・分析し 、自らの考えを説明することができる。
  • 応用化学を体系的に理解して得られる情報に基づき 、論理的な思考・批判的な思考をすることができる。
  • 生産工学及び応用化学に関する視点から 、新たな問題を発見し 、解決策をデザインすることができる。
  • 生産工学の視点から 、適切な目標と手段を見定め 、新たなことにも挑戦し 、やり抜くことができる。
  • 多様な考えを受入れ 、適切な手段で自らの考えを伝えて相互に理解することができる。
  • チームの一員として目的・目標を他者と共有し 、達成に向けて働きかけながら 、協働することができる。
  • 経験を主観的・客観的に振り返り 、気付きを学びに変えて継続的に自己を高めることができる。

カリキュラム・ポリシー
(教育課程の編成・実施の方針)

生産工学部応用分子化学科(学士(工学))では 、日本大学教育憲章(以下 、「憲章」という)を基に 、専門分野を加味した卒業の認定に関する方針として示された8つの能力(コンピテンシー)を養成するために教育課程を編成し実施する。
全学共通教育科目 、教養基盤科目 、生産工学系科目は 、本学部の育成する人材像である【経営がわかる技術者】の素養を培うための授業科目を系統的に配置する。特に 、全学共通教育科目と生産工学系科目においては 、社会人基礎力や社会的課題に対する解決能力を高めるために 、「自主創造の基礎」 、「生産工学の基礎」 、「プロジェクト演習」 、「データサイエンス」 、「生産実習」(インターンシップ) 、「キャリアデザイン」 、「キャリアデザイン演習」 、「技術者倫理」 、「経営管理」を必修科目として配置する。
『応用化学システムコース』においては 、将来の就職先並びに専門性を考慮し 、必要とされる知識・技能・態度を修得するための専門教育科目を体系的に配置する。
『国際化学技術者コース』においては 、日本技術者教育認定機構(JABEE)による認定基準に基づいた知識・技能及び態度を修得するための科目を配置する。特に 、国際的に通用する化学技術者に必要なエンジニアリングデザイン能力を育成するための実技科目として 、「化学プロセスデザイン演習」 、「化学プロセスデザイン実験」 、「エンジニアリング・デザイン型卒業研究1, 2」を必修科目として配置する。ディプロマ・ポリシーとの相互関係並びに評価方法に関しては 、以下に示す。

  • 教養・知識・社会性を培い 、応用化学分野に関わる技術者として倫理的に判断する能力を育成するために 、教養基盤科目・生産工学系科目等を編成する。
    上記の能力は 、筆記による論述・客観試験 、口頭試験 、演習 、課題及びレポート等を用いて測定し 、各科目の達成目標と成績評価方法(評価基準)に基づいて到達度を評価する。
  • 国際的視点から応用化学の観点に基づいて必要な情報を収集・分析し 、自らの考えを効果的に説明する能力を育成するために 、教養基盤科目・生産工学系科目等を編成する。
    上記の能力は 、筆記による論述・客観試験 、口頭試験 、演習 、課題及びレポート等を用いて測定し 、各科目の達成目標と成績評価方法(評価基準)に基づいて到達度を評価する。
  • 専門知識に基づき 、論理的かつ批判的に思考する能力を育成するために 、応用化学に関する専門教育科目等を体系的に編成する。
    上記の能力は 、筆記による論述・客観試験 、口頭試験 、演習 、課題及びレポート等を用いて測定し 、各科目の達成目標と成績評価方法(評価基準)に基づいて到達度を評価する。
  • 新たな問題を発見し 、解決策をデザインする能力を育成するために 、全学共通教育科目・教養基盤科目・生産工学系科目・応用化学に関する実技科目等を編成する。
    上記の能力は 、筆記による論述・客観試験 、口頭試験 、演習 、課題及びレポート等を用いて測定し 、各科目の達成目標と成績評価方法(評価基準)に基づいて到達度を評価する。
  • 生産工学の基礎知識と経営管理を含む管理能力に基づき 、新しいことに果敢に挑戦する力を育成するために 、生産実習を中核に据えた生産工学系科目等を編成する。
    上記の能力は 、筆記による論述・客観試験 、口頭試験 、演習 、課題及びレポート等を用いて測定し 、各科目の達成目標と成績評価方法(評価基準)に基づいて到達度を評価する。
  • 多様な考えを受入れ 、違いを明確にしたうえで議論し 、自らの考えを伝える能力を育成するために 、コミュニケーション能力を裏付ける全学共通教育科目・教養基盤科目・実技科目等を編成する。
    上記の能力は 、筆記による論述・客観試験 、口頭試験 、演習 、課題及びレポート等を用いて測定し 、各科目の達成目標と成績評価方法(評価基準)に基づいて到達度を評価する。
  • 新たな課題を解決するために自ら学び 、自らの意思と役割を持って他者と協働する能力を育成するために 、全学共通教育科目・実技科目等を編成する。
    上記の能力は 、筆記による論述・客観試験 、口頭試験 、演習 、課題 、レポート及び貢献度評価等を用いて測定し 、各科目の達成目標と成績評価方法(評価基準)に基づいて到達度を評価する。
  • 自己を知り 、振り返ることで継続的に自己を高める力を育成するために 、全学共通教育科目及び生産工学系科目のキャリア教育に関連する科目等を編成する。
    上記の能力は 、筆記による論述・客観試験 、口頭試験 、演習 、課題及びレポート等を用いて測定し 、各科目の達成目標と成績評価方法(評価基準)に基づいて到達度を評価する。

アドミッション・ポリシー
(入学者受入れ方針)

応用分子化学科では、日本大学教育憲章に則り、自ら学び、自ら考え、自ら道をひらく能力を有し、社会に貢献できる人材を育成します。
このため本学科では、高等学校課程までに修得した知識・教養・倫理観を基に、以下に示す「求める学生像」を理解して意欲的に学修を進めていくことのできる者を求めています。

「求める学生像」

  1. 豊かな知識・教養を身につけて高い倫理観をもって社会(日本社会・国際社会)に貢献することを目標とし、その目標に向かって自ら継続的に学修する意欲をもつ人。
  2. 応用分子化学科での履修に必要な基礎学力を有し、問題発見及びその解決のために、必要な情報を収集・分析し、自らの思考力をもって、自らの考えをまとめ、表現しようと努力する人。
  3. グループやチームをとおして自己を高め、さらに挑戦することや振り返ることの必要性を理解した上で、経営や生産管理ができる化学技術者になろうとする人。

なお、本学科に入学を志す者は、「求める学生像」を理解して受験していると判断し、入学者選抜では、学力考査等により、4年間の学修に必要な知識・技能、思考力・判断力・表現力、主体性・多様性・協働性を評価します。

教員・研究室紹介

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