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創生デザイン学科

「デザイン思考」で人々や社会がかかえる問題を発見できる、「人のこともわかって、モノのこともわかる」人材を育てます 「デザイン思考」で人々や社会がかかえる問題を発見できる、 「人のこともわかって、モノのこともわかる」人材を育てます

創生デザイン学科紹介

創生デザイン学科概要

「デザイン思考」で
「ヒトのこともわかって、モノのこともわかる」人材を育てる

社会がグローバル化し、ユーザーの要求や社会のニーズは多様になっています。自然科学をベースとする工学知識や技術、芸術を基礎とする感覚や技法、その両方を駆使して人と人工物の理想的な関係を築く「デザイン思考」によって、「ヒトのこともわかって、モノのこともわかる」デザイナー、デザインエンジニアを育てます。

体系的に学べる
カリキュラム

新しい社会のニーズにあった製品開発や空間づくりを行うためには、科学的発想力や企画力、表現能力を下地とした「デザイン力」「システマティックに全体像を把握できる力」が必要です。将来の方向性に合わせた二つのコースと特徴的なカリキュラムでこれらをバランス良く身につけます。

幅広い分野のスタッフ・好環境による
実践的な学びを実現

デザイン関連諸分野の専任教員をはじめあらゆる分野から非常勤講師を招き、ティーチングアシスタント、ピアサポーター制度も活用しながら、低学年次から演習室や実験室を拠点としたスタジオ、製図演習等の実技科目を設置し、「デザイン思考」を体得的に経験します。

社会が多様化し、細分化されたユーザーの要求に答えるために、メーカーやデベロッパーの開発担当者は初めからデザイナーと共に社会のニーズ、ユーザーの趣向を細かく分析し、一緒になって答えをみつけなければなりません。

ユーザビリティ

使いやすさなどのユーザビリティの問題を解決するためにも、ユーザー、「ヒト」のことがわかることが重要です。上流に押し上げられたデザイナーの役割には、色や形のことだけではなく、工学的な要素を統合できる能力が必要です。

感覚や技法

このような、自然科学をベースとする工学知識や技術、芸術を基礎とする感覚や技法、その両方を駆使して人と人口物の理想的な関係を築く「デザイン思考」によって、創生デザイン学科では、「ヒトのこともわかって、モノのこともわかる」人材を育てます。

選べるコース

プロダクトデザインコース

文具から家電にいたる工業製品はもちろん、ロボットなどメカニカルな技術を含む製品までを対象に、材料や構造、安全性をも考慮しつつ、社会のニーズや使い手の立場にたったものづくりを実現できるデザイナーやデザインエンジニアの育成を目指します。さらには、社会の変革をもたらすようなアイデアやコンセプトを創生できる人材の育成を目指します。

卒業後の進路

各種産業・メーカー(自動車産業、家電製品、家庭製品、工業製品、IT)、デザイン事務所(プロダクトデザイン、家具、テクニカルイラスト、グラフィック)、マーケティング会社、広告会社、各種コンサルタント会社、シンクタンク、商社、公務員等に就職します。

空間デザインコース

空間デザインから住まい、街づくりにいたる、人々の暮らしや生活をデザインするための技術や方法、考え方を学びます。また、快適かつ安心な生活の提供はもちろん、これからの社会を見据えた生活の提案ができるようなデザイナーやデザインエンジニアの育成を目指します。さらには、次世代のライフスタイルやライフコンセプトを創生できるような人材の育成を目指します。

卒業後の進路

各種産業・メーカー(建設会社、住宅メーカー、不動産、鉄道)、デザイン事務所(家具、インテリア、建設、都市計画、ランドスケープ、照明)、マーケティング会社、広告会社、各種コンサルタント会社、シンクタンク、商社、公務員等に就職します。

在学生からのメッセージ

「あんな家いいな」をカタチにする 「あんな家いいな」 をカタチにする

創生デザイン学科 スペースデザインコース

伊澤 直子(宮城県出身)

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就職・資格について

目指す資格

  • 建築士
  • 建築施工管理技士
  • 色彩検定
  • 環境社会検定
  • プロダクトデザイン検定
  • 認定人間工学専門家
  • CGクリエイター検定
  • CAD利用技術者
  • 照明コンサルタント
  • 福祉住環境コーディネーター
  • インテリアコーディネーター
  • GIS上級技術者

取得できる資格

  • 中学校教諭免許状【理科】(1種/教職課程を履修)
  • 高等学校教諭免許状【理科】(1種/教職課程を履修)
  • 高等学校教諭免許状【工業】(1種/教職課程を履修)

就職業種

令和3年度分類別就職状況(令和4年3月31日現在)
  1. 製造業 21.0%
  2. 情報通信業 20.0%
  3. 建設業 17.1%
  4. サービス業 13.3%
  5. 卸・小売業 11.4%
  6. 進学 9.5%
  1. 教育・学習支援業 1.9%
  2. 電気・ガス/熱・供給/水道業 1.0%
  3. 金融・保険業 1.0%
  4. 不動産業 1.0%
  5. 飲食店・宿泊業 1.0%
  6. 医療・福祉 1.0%
  7. 公務 1.0%

おもな就職先

ヤマハ(株)/(株)LIXIL/(株)良品計画/セコム(株)/(株)SUBARU/(株)イトーキ/ヤーマン(株)/清水建設(株)/大和ハウス工業(株)/積水ハウス(株)/NECプラットフォームズ(株)/三菱電機ホーム機器(株)/(株)ベイシア/(株)カインズ/湯河原町役場

教育研究上の目的・ポリシー

学科における人材の養成
その他の教育研究上の目的

自然科学をベースとする工学知識や技術、芸術を基礎とする感覚や技法、その両方を駆使して人と人工物の理想的な関係を築くことこそがデザインであると捉え、これを実践できる人材を育成することを目標とする。これを実現するために、統合された理論的なデザインの方法である「デザイン思考」の重要なステップ「共感」「問題定義」「創造」「プロトタイピング」「テスト」をカリキュラムに取り入れ、社会全般を見渡して、新しい商品やしくみを提案したり、開発できるデザイン・エンジニアを養成する。

ディプロマポリシー
(学位授与の方針)

生産工学部創生デザイン学科は 、日本大学教育憲章 、生産工学部の教育目標並びに学科の教育研究上の目的に基づいた教育課程により 、以下の項目を修得している者に学士(工学)の学位を授与する。

  • 豊かな教養と自然科学・社会科学に関する基礎知識に基づき 、デザイン工学分野に関わる技術者としての倫理観を高めることができる。
  • 国際的視点から 、デザイン工学の観点に基づいて必要な情報を収集・分析し 、自らの考えを説明することができる。
  • デザイン工学を体系的に理解して得られる情報に基づき 、論理的な思考・批判的な思考をすることができる。
  • 生産工学及びデザイン工学に関する視点から 、新たな問題を発見し 、解決策をデザインすることができる。
  • 生産工学の視点から 、適切な目標と手段を見定め 、新たなことにも挑戦し 、やり抜くことができる。
  • 多様な考えを受入れ 、適切な手段で自らの考えを伝えて相互に理解することができる。
  • チームの一員として目的・目標を他者と共有し 、達成に向けて働きかけながら 、協働することができる。
  • 経験を主観的・客観的に振り返り 、気付きを学びに変えて継続的に自己を高めることができる。

カリキュラム・ポリシー
(教育課程の編成・実施の方針)

生産工学部創生デザイン学科(学士(工学))では 、日本大学教育憲章(以下 、「憲章」という)を基に 、専門分野を加味した卒業の認定に関する方針として示された8つの能力(コンピテンシー)を養成するために教育課程を編成し実施する。 全学共通教育科目 、教養基盤科目 、生産工学系科目は 、本学部の育成する人材像である【経営がわかる技術者】の素養を培うための授業科目を系統的に配置する。特に 、全学共通教育科目と生産工学系科目においては 、社会人基礎力や社会的課題に対する解決能力を高めるために 、「自主創造の基礎」 、「生産工学の基礎」 、「プロジェクト演習」 、「データサイエンス」 、「生産実習」(インターンシップ) 、「キャリアデザイン」 、「キャリアデザイン演習」 、「技術者倫理」 、「経営管理」を必修科目として配置する。
専門教育科目は 、『デザイン思考』に基づいて〈課題の発見と解決策の提案〉を実社会の中で展開できる人材を育成するために 、〈共感・課題定義・発想・プロトタイプ及びテスト・実装〉の5段階に準えて考える力を養成する講義科目及び内容で構成する。講義科目としてはその考え方を知識として身につけ 、実習科目ではその知識に基づいてデザインを実践することができるように内容を編成する。
『プロダクトデザインコース』及び『空間デザインコース』のいずれも 、技術者としての将来の専門性を考慮し 、それぞれの分野において特に必要とされる知識・技能及び態度を修得するための科目を配置する。
ディプロマ・ポリシーとの相互関係並びに評価方法に関しては 、以下に示す。

  • 教養・知識・社会性を培い 、デザイン工学分野に関わる技術者として倫理的に判断する能力を育成するために 、教養基盤科目・生産工学系科目等を編成する。
    上記の能力は 、筆記による論述・客観試験 、口頭試験 、演習 、課題及びレポート等を用いて測定し 、各科目の達成目標と成績評価方法(評価基準)に基づいて到達度を評価する。
  • 国際的視点からデザイン工学の観点に基づいて必要な情報を収集・分析し 、自らの考えを効果的に説明する能力を育成するために 、教養基盤科目・生産工学系科目等を編成する。
    上記の能力は 、筆記による論述・客観試験 、口頭試験 、演習 、課題及びレポート等を用いて測定し 、各科目の達成目標と成績評価方法(評価基準)に基づいて到達度を評価する。
  • 専門知識に基づき 、論理的かつ批判的に思考する能力を育成するために 、デザイン工学に関する専門教育科目等を体系的に編成する。
    上記の能力は 、筆記による論述・客観試験 、口頭試験 、演習 、課題及びポート等を用いて測定し 、各科目の達成目標と成績評価方法(評価基準)に基づいて到達度を評価する。
  • 新たな問題を発見し 、解決策をデザインする能力を育成するために 、全学共通教育科目・教養基盤科目・生産工学系科目・デザイン工学に関する実技科目等を編成する。
    上記の能力は 、筆記による論述・客観試験 、口頭試験 、演習 、課題及びレポート等を用いて測定し 、各科目の達成目標と成績評価方法(評価基準)に基づいて到達度を評価する。
  • 生産工学の基礎知識と経営管理を含む管理能力に基づき 、新しいことに果敢に挑戦する力を育成するために 、生産実習を中核に据えた生産工学系科目等を編成する。
    上記の能力は 、筆記による論述・客観試験 、口頭試験 、演習 、課題及びレポート等を用いて測定し 、各科目の達成目標と成績評価方法(評価基準)に基づいて到達度を評価する。
  • 多様な考えを受入れ 、違いを明確にしたうえで議論し 、自らの考えを伝える能力を育成するために 、コミュニケーション能力を裏付ける全学共通教育科目・教養基盤科目・実技科目等を編成する。
    上記の能力は 、筆記による論述・客観試験 、口頭試験 、演習 、課題及びレポート等を用いて測定し 、各科目の達成目標と成績評価方法(評価基準)に基づいて到達度を評価する。
  • 新たな課題を解決するために自ら学び 、自らの意思と役割を持って他者と協働する能力を育成するために 、全学共通教育科目・実技科目等を編成する。
    上記の能力は 、筆記による論述・客観試験 、口頭試験 、演習 、課題 、レポート及び貢献度評価等を用いて測定し 、各科目の達成目標と成績評価方法(評価基準)に基づいて到達度を評価する。
  • 自己を知り 、振り返ることで継続的に自己を高める力を育成するために 、全学共通教育科目及び生産工学系科目のキャリア教育に関連する科目等を編成する。
    上記の能力は 、筆記による論述・客観試験 、口頭試験 、演習 、課題及びレポート等を用いて測定し 、各科目の達成目標と成績評価方法(評価基準)に基づいて到達度を評価する。

アドミッション・ポリシー
(入学者受入れ方針)

創生デザイン学科では、日本大学教育憲章に則り、自ら学び、自ら考え、 自ら道をひらく能力を有し、社会に貢献できる人材を育成します。
このため本学科では、高等学校課程までに修得した知識 ・教養・倫理観を基に示された生産工学部の 「求める学生像」に加え、以下に示す本学科の「求める学生像」も理解し、意欲的に学修を進めていくことのできる者を求めています。

「求める学生像」

  1. 豊かな知識・教養を身につけて高い倫理観をもって社会(日本社会・国際社会)に貢献することを目標とし、その目標に向かって自ら継続的に学修する意欲をもつ人。すなわち、社会や環境の動向に深い関心を持ち、工学知識や技術および技法をもってこれに貢献する意欲がある人。
  2. ニーズ発見から問題解決までに必要な情報の収集と分析を通してさまざまな領域を関連付けて考え、自らの思考力をもって、自らの考えをまとめ、わかりやすく表現しようと努力する人。
  3. グループやチームをとおして自己を高め、さらに挑戦することや振り返ることの必要性を理解した上で、「人ともの」「人とこと」の理想的な関係を築くことに強い関心を持ち、この問題解決に向けた新しい提案を生み出そうとする人。

なお、本学科に入学を志す者は、「求める学生像」 を理解して受験していると判断し、入学者選抜では、学力考査等により、4年間の学修に必要な知識・技能・思考力・判断力・表現力・主体性・多様性・協働性を評価します。

教員・研究室紹介

下記のリンクをクリックすると、創生デザイン学科の教員と研究室をご紹介するページに移動します。

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