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環境安全工学科

幅広い工学分野を融合し、
持続発展可能な社会づくりを担う人材を育成します

近年、私たちの身の回りでは、地球温暖化、環境汚染、食の安全、防災などさまざまな課題が顕在化しており、これらに対応したモノつくりの視点が必要となっています。今後、環境問題は、私たちの生活に安心をもたらすために、文系理系の学生を問わずますます重要な分野となります。

環境安全工学科は、地球環境・生活における環境・安全負荷という観点を学び、環境にやさしい次世代のモノつくりを担うエキスパートを養成することを特徴としています。学生の将来の目標に合わせて、「環境安全コース」、「環境エネルギー」の2コースを設けています。

「環境安全コース」では、ひとびとの生活のいろいろな面における安全性の評価と確保、環境負荷、リスクの低減を図り、持続可能なモノつくりについて学びます。「環境エネルギーコース」では、環境保全、環境対策を施した地域密着の分散エネルギー供給システムの設計・施工・管理の過程を理解した技術について学びます。いずれのコースも分野の専門について学ぶとともに、インターナショナルコミュニケーション能力を駆使し、学んだ専門知識を世界に発信し、地球環境を守るモノつくりをリードする人材育成を目指します。


学びのポイント:環境安全工学のここが面白い

自然との共生と安全社会の確立を目指して

科学技術の発展は豊かな生活を実現する一方、環境やエネルギーなどいくつかの問題を引き起こしました。これから求められるのは、現在の科学技術をサステイナブル(持続可能)なものに転換する技術。製品の安全性確保や事故防止、長期的エネルギー供給など、環境や安全に関する視点を交え、社会と科学技術のより良い関係を作り上げることができる人材が、いま求められています。

幅広い工学分野を融合した新しい複合工学

現代の巨大化・複雑化した科学技術を理解するため、環境安全工学科では環境・安全・エネルギーに関する学問を幅広く学びます。そして獲得した知識と社会科学的な考え方を融合して持続可能な技術に結び付けるための洞察力と実践力を修得します。さらにそれらを発信するための国際コミュニケーション力を修得する、これまでにない先進的な学びを特徴としています。

未来のものづくりの担い手として広がる活躍の場

環境安全工学科は、環境・安全・エネルギー分野に関する学問領域を、企業現場で必要とされる知識、技術という観点から融合的に学びます。将来の進路は環境・安全・エネルギー分野を中心に、エネルギー関連企業、環境プラント関連企業、環境分析、医薬品、化粧品、化学メーカー、自動車関連企業、一般製造業、建設会社、商社など幅広く目指すことができます。


環境安全コース

ものづくりを担う科学・技術者にとって必要である、安全に関する法律を理解し、事故を未然に防止する知識と技術、事故後の安全を確保する知識と技術、有害排出物の抑制など環境に与える負荷を抑える知識と技術を学ぶとともに、インターナショナルコミュニケーション能力を駆使し、その成果を世界に発信できる技術者を養成します。

卒業後の進路

運輸、通信、建設関連企業をはじめ、メンテナンス関連、化学メーカー、化学分析企業など、今後さらに活用の場は広がっています。


環境エネルギーコース

自然環境との調和を図り、なおかつ今以上の発展を維持するため、持続可能な新エネルギー獲得技術としての太陽光、風力、バイオマス、ヒートポンプ、クリーンコールテクノロジーなどの次世代エネルギー源に対する知識と理解を深めるとともに、インターナショナルコミュニケーション能力を駆使し、その成果を世界に発信できる技術者を養成します。

卒業後の進路

ガス、エネルギー、自動車関連企業をはじめ、プラント関連、空調設備関連、IT企業など、多岐にわたる分野で活躍できます。


目指す資格

  • 技術士
  • 環境計量士
  • 一般計量士
  • 土木施工管理技士
  • 管工事施工管理技士
  • 造園施工管理技士
  • エネルギー管理士
  • 環境カウンセラー
  • 環境アセスメント士
  • 公害防止管理者
  • 危険物取扱者
  • 毒物劇物取扱責任者
  • 労働安全コンサルタント
  • 労働衛生コンサルタント
  • 情報処理技術者
  • 作業環境測定士
  • 土壌環境監理士
  • 廃棄物処理施設技術管理者
  • その他各専門分野の資格
  • 教育職員免許(理科・工業)

取得できる資格

  • 中学校教諭免許状【理科】(1種/教職課程を履修)
  • 高等学校教諭免許状【理科】(1種/教職課程を履修)
  • 高等学校教諭免許状【工業】(1種/教職課程を履修)

就職業種

平成27年度分類別就職状況(平成28年3月31日現在)

  1. 建設業 31.7%
  2. サービス業 16.7%
  3. 製造業 11.9%
  4. 進学 11.9%
  5. 卸・小売業 7.1%
  6. 情報通信業 5.6%
  7. 公務員 5.6%
  8. 運輸業 2.4%
  9. 不動産業 2.4%
  10. 教育・学習支援業 1.6%
  11. 金融・保険業 0.8%
  12. 飲食店・宿泊業 0.8%
  13. 医療・福祉 0.8%
  14. その他 0.8%

おもな就職先

  • 前田道路株式会社
  • 沖電気工業株式会社
  • 株式会社安藤・間
  • 高砂熱学工業株式会社
  • 鉄建建設株式会社
  • 日特建設株式会社
  • 株式会社協和エクシオ
  • 株式会社東京エネシス
  • ダイダン株式会社
  • 青木あすなろ建設株式会社
  • 大成ロテック株式会社
  • 日本ファシリオ株式会社
  • わらべや日洋株式会社
  • 株式会社大氣社
  • 株式会社ケーヒン
  • ジヤトコ株式会社
  • 株式会社JIEC
  • 東京地下鉄株式会社
  • 株式会社大塚商会
  • 丸藤シートパイル株式会社
  • 株式会社日立ビルシステム
  • 日本瓦斯株式会社
  • 水戸証券株式会社
  • 東京信用金庫
  • 住友不動産販売株式会社
  • 一般財団法人建設物価調査会
  • 日本総合住生活株式会社
  • 千葉県庁
  • 警視庁
  • 船橋市役所

ディプロマポリシー(学位授与の方針)

環境安全工学科は、日本大学の目的及び使命、日本大学教育憲章、学部の教育目標並びに環境安全工学科の教育研究上の目的に基づいた教育課程により、以下の項目を修得している者に学士(工学)の学位を授与する。

  • 豊かな教養および環境共生とエネルギーに関する基礎知識を持ち、高い倫理観を醸成することができる。
  • 国際的視野に立ち、必要な情報を収集・分析して、環境共生とエネルギーの観点から自らの考えを説明することができる。
  • 環境共生とエネルギーを基軸とした専門分野を体系的に理解し、得られる情報をもとに論理的な思考、批判的な思考をすることができる。
  • 生産工学に関する知識・技能等を活用し、環境共生とエネルギーの観点に基づき新たな問題を発見し、解決策を提案することができる。
  • 経営管理能力を有する技術者として、環境共生とエネルギーの観点を活かして新しいことに果敢に挑戦することができる。
  • 国内外の異なる考えを理解し、違いを明確にしたうえで議論し、環境共生とエネルギーの観点をふまえて自らの考えを伝えることができる。
  • グローバル化する知識基盤社会の一員として、環境共生とエネルギーの進歩に適応し、他者と協働することができる。
  • 自己を知り、振り返りを通じて、環境共生とエネルギーの観点を有する技術者としての自己を高めることができる。

カリキュラム・ポリシー

環境安全工学科は、教育目標を踏まえ、学科のディプロマ・ポリシーに適う以下の人材を養成するため、4年間を通じて、教養、基盤(基礎)、生産工学系教育をふまえ、地球環境問題の解決に資する専門教育を構成する体系的なカリキュラムを編成し、実施する。
また、各科目における教育内容・方法、成績評価方法、及び評価基準をシラバス等で明示し学生に周知した上で、公正かつ厳正に評価を行う。

  • 教養科目と基礎科学、地球環境問題に特化した専門教育科目を連携して学修することにより、豊かな教養と環境共生およびエネルギーに関する基礎知識を身に着け、また高い倫理観を醸成することができる。
  • 教養科目と基礎科学、環境共生およびエネルギーに関する専門教育科目の学修により、国際的視野に立って情報を収集・分析し、自らの考えを効果的に説明することが出来る。
  • 体系化されたカリキュラムにより、環境共生とエネルギーに関する専門知識を修得し、得られる情報を基に倫理的かつ批判的に思考することができる。
  • 初年次より適切に配置した実験実習科目等の学修により、知識基盤社会に通用する技術を修得し、環境共生やエネルギーの観点から新たな問題を発見し、解決策を提案することができる。
  • 生産実習を中核に据える生産工学系科目の学修を通して、生産工学の基礎知識と経営管理を含む管理能力を修得し、環境共生とエネルギーの観点から新しいことに果敢に挑戦することができる。
  • コミュニケーション能力を裏付ける、教養科目と基礎科学・専門教育科目の学修により、国内外の異なる考えを理解し、違いを明確にしたうえで議論し、環境共生とエネルギーの観点を踏まえ自らの考えを伝えることができる。
  • 実験実習科目、ゼミナール、卒業研究等の学修を通して、地球環境問題に資する新たな課題を解決するために自ら学び、自らの意思を持って他者と協働することができる。
  • 初年次教育及び生産工学系のキャリア教育に関連する科目の学修により、自己を知り、振り返りを通じて、環境共生とエネルギーの観点を兼ね備えた技術者としての自己を高めることができる。

アドミッション・ポリシー(入学者受入れ方針)

環境安全工学科では、日本大学教育憲章に則り、自ら学び、自ら考え、自ら道をひらく能力を有し、地球環境問題の解決に貢献できる人材を育成します。
このため本学科では、高等学校課程までに修得した知識・教養・倫理観を基に、以下に示す「求める学生像」を理解して意欲的に学修を進めていくことのできる者を求めています。

「求める学生像」

  1. 豊かな知識・教養を身につけ、高い倫理観をもって、地球環境問題の解決に貢献することを目標とし、その目標に向かって自ら継続的に学修する意欲をもつ人。
  2. 問題発見及びその解決のために、必要な情報を収集・分析し、グローバルな視点に立ち、自らの思考力をもって、自らの考えをまとめ、表現しようと努力する人。
  3. グループやチームでの協働をとおして自己を高め、さらに挑戦することや振り返ることの必要性を理解した上で、地球環境を守ることを尊重した経営や生産管理ができる技術者になろうとする人。

なお、本学科に入学を志す人は、「求める学生像」 を理解して受験していると判断し、入学試験では、学力試験等により、4年間の学修に必要な知識・技能・思考力・判断力を評価します。


教員紹介

※ 下表の教員指名をクリックすると経歴や研究、論文などの詳細な情報を掲載したページに移動できます。

平成29年5月1日現在

秋濱 一弘:Kazuhiro Akihama

教授・博士(工学)

  • 主要担当科目:エネルギー科学、熱力学、計測と制御
  • 研究テーマ:革新的点火技術:レーザーブレイクダウン支援火花放電点火に関する研究、すす生成機構に関する理論的・実験的研究、レーザー計測に関する研究

五十畑 弘:Hiroshi Isohata

教授・博士(工学)

  • 主要担当科目:都市環境科学、応用力学、アーバンデザイン
  • 研究テーマ:国土保全、防災技術に関する調査研究構造安全に関する調査研究、インフラ遺産の維持・保全活用に関する研究

岩下 圭之:Keishi Iwashita

教授・博士(工学)

  • 主要担当科目:ランドサーベイ、 環境アセスメント、国土情報学
  • 研究テーマ:多重分光衛星データを利用した油性汚濁評価のための複合ラジオメトリック補正アルゴリズムの構築、次世代ハイパーマルチスペクトル衛星データによる広域水環境評価法、多時期の衛星データを利用した都市化指標NDBIによるスプロール現象評価、Terra/Aquaデータによる水質モニタリング手法の確立

鵜澤 正美:Masami Uzawa

教授・博士(工学)

  • 主要担当科目:環境安全工学総論、リサイクル工学、環境材料工学
  • 研究テーマ:コンクリート製品製造時のオートクレーブ養生による環境負荷低減に関する研究、コンクリートの超高強度発現メカニズムの解明、シリカ含有副産物のコンクリート混和材への適用性に関する研究

坂本 恵一:Keiichi Sakamoto

教授・工学博士

  • 主要担当科目:物質化学、構造化学、電気化学
  • 研究テーマ:太陽電池用有機色素の開発、ガン光線力学療法用増感色素の研究、有機EL用色素の研究

古川 茂樹:Shigeki Furukawa

教授・博士(工学)

  • 主要担当科目:物質化学、有機化学基礎、エネルギー化学
  • 研究テーマ:バイオディーゼル燃料合成用固体触媒の開発、各種ゼオライトの酸-塩基点の発現機構と触媒作用に関する研究、高温高圧水を用いた土壌中に含まれるフミン酸からフルボ酸への転換に関する研究

山﨑 博司:Hiroshi Yamasaki

教授・博士(工学)

  • 主要担当科目:キャリアデザイン、燃焼工学、移動現象論
  • 研究テーマ:バイオディーゼル燃料の燃焼性・排ガス特性改善とその評価、エマルジョン燃料を用いた燃焼の環境適合制御、乳化流体を用いた温室効果ガスの回収と固定化

今村 宰:Osamu Imamura

准教授・博士(科学)

  • 主要担当科目:エネルギー変換システム、図学および製図基礎、振動・波動学
  • 研究テーマ:液体燃料の燃焼に関する基礎研究、高速空気中における飛翔体周りの熱環境に関する研究、高速推進機関の安定性・環境適合性に関する研究

小森谷 友絵:Tomoe Komoriya

准教授・博士(工学)

  • 主要担当科目:分析化学、物理化学基礎、バイオ利用科学
  • 研究テーマ:微生物を利用した水素、エタノール、生分解性プラスチックの生産、環境汚染物質の測定

武村 武:Takeshi Takemura

准教授・博士(学術)

  • 主要担当科目:流体力学、構造力学、環境生態調査
  • 研究テーマ:河道内植生により形成される環境の定量評価、水域における生物の生息域環境特性評価、粗度による流れの変化に関する検討

野中 崇志:Takashi Nonaka

准教授・博士(工学)

  • 主要担当科目:環境アセスメント、防災科学、環境統計学
  • 研究テーマ:リモートセンシングによる環境計測、衛星データを用いた付加価値プロダクトの生成、高解像度合成開口レーダの防災分野への適用方法の検討

保坂 成司:Seiji Hosaka

准教授・博士(工学)

  • 主要担当科目:図学および製図基礎、環境衛生工学、コンストラクションマネジメント
  • 研究テーマ:下水道管渠の老朽化および異常発生予測に関する研究、 下水道の維持管理に関する研究、 耐硫酸コンクリートに関する研究

吉野 悟:Satoru Yoshino

専任講師・博士(工学)

  • 主要担当科目:有機化学、安全工学、マテリアルセーフティ
  • 研究テーマ:トリアゾール系ガス発生剤の分子設計と評価、機能性材料のライフサイクルにおける危険性評価手法の構築、化学物質のトータルリスク管理情報プラットフォームの構築

亀井 真之介:Shinosuke Kamei

助教・博士(工学)

  • 主要担当科目:無機化学、材料化学、環境材料工学
  • 研究テーマ:無機蛍光体の合成、高機能性ケイ酸カルシウム水和系材料の開発、結晶構造学による新規無機材料の開発

永村 景子:Keiko Nagamura

助教・ 博士(工学)

  • 主要担当科目:都市環境科学、アーバンデザイン、アセットマネジメント
  • 研究テーマ:地方都市における中心市街地活性化に有効な官民協働方策に関する研究、歴史的水郷地域における重点地区型まちなみづくりに関する研究、過疎地域における景観を活かしたまちづくり推進に関する研究

岩田 和也:Kazuya Iwata

助手

  • 研究テーマ:CO2ゼロエミッション燃焼技術の基礎研究,高速推進機関のための超音速燃焼の基礎研究

※ 授業担当の専任教員を対象として掲載しています。
※ 初年次ゼミ、ゼミナールI、ゼミナールII、プロジェクト演習、生産実習I、生産実習II、卒業研究、は専任教員全員で担当しています。


関連サイト

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日本大学生産工学部では、各学科ごとにコースの詳細や、研究室などの詳細情報を掲載しているウェブサイトを開設しています。併せてご覧ください。


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