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数理情報工学科

各種の情報処理技術を理論・実務の両面から学び、
高度情報化社会に対応できる人材を育てます。

世紀がモノの氾濫の時代であったとすると、21世紀は氾濫する情報にどのように対処すべきか、ものづくりが原点であった工学にもこれが要請されています。情報に関連する技術(Information Technology、IT)に寄せられる期待の大きさは当然というべきでしょう。モノづくりによる高度成長時代に代わるものとして、今後に何かを期待するとしたら、ITが今やその最たるものの一つであることは間違いありません。

当学科では、この技術革新の早い高度情報化社会の中核で活躍できる情報処理技術者の育成を目指し、実践力とともに基礎力と問題解決能力の養成を重視した三つのコースを設置しています。どのコースでも情報工学(コンピュータソフトウェア)の基礎理論から実践的な側面までを学ぶことができます。

情報工学コースはこの情報工学に焦点を絞った少人数の習熟達成度重視の教育を特徴とし、数理情報システムコースでは周辺学際領域をも視野に入れた広範な教育が用意されています。メディアデザインコースでは「魅力的な表現で、役に立つ情報を、必要とする人に提供する」ための情報の分析・処理・表現の全般に関するデザイン技術の習得ができます。人材を募り新時代の教育体系による新時代の技術者を育成したい――これは当学科の願望であり、また、21世紀に追うべき責務と考えています。


学びのポイント:数理情報工学のここが面白い

未来の工学を支える理論と実務

数理情報工学とは、数理工学、情報工学、メディアデザイン工学といったさまざまな「情報」を扱う学問です。技術革新の早い高度情報化社会の中にあって、本学科では、新たな技術を開発する実践的能力と情報技術開発(特にソフトウェア)能力を修得した、情報処理技術者を育成します。

基礎から学び実践力を高める段階的カリキュラム

本学科では、基礎力と問題解決能力の養成を重視した三つのコースを設置。専門性の異なる二つのコースと、JABEE認定コースである「情報工学コース」ですが、どのコースでも情報工学(コンピュータソフトウェア)の基礎理論から実践的な側面までを段階的に学ぶことができます。

多様な業界から求められる人材に

卒業生の進路は情報通信関連各社を中心に、電機・自動車メーカーなど、専門職での就職が多い状況です。ただし高度情報化社会の中、情報系技術者へのニーズは異業種の企業でも高まってきており、多様な業界への就職が可能です。また本学科では数学と情報の教育職員免許も取得できます。


数理情報システムコース

自然・社会現象、携帯電話や情報ネットワークなどさまざまなシステムの数理モデル化と、その解析やシミュレーション技術などの分野が学べます。また、情報処理者の育成を目指し、プログラミングなどの演習を含んだ情報工学の基礎能力も身につけることができます。

卒業後の進路

自動車、電機等製造業での研究開発部門、IT関連企業のソフトウェア開発部門や中学・高校の数学などの教員として活躍します。


メディアデザインコース

従来までの「情報の解析・処理」の技術ではなく、「情報を魅力的に表現する」技術を中心に学びます。どのメディアを用いてどのように表現すれば、情報を必要とする人にわかりやすく、効果的に伝えられるのかといった、深い視点で考えられる人材を育成します。

卒業後の進路

ゲーム、インターネットサービス、劇場の空間演出、システム開発等をはじめとする、ITに関わるクリエイティブで多様な分野に活躍の場は広がっています。


情報工学コース

このコースでは、情報工学分野に焦点を絞り、ソフトウェア開発といった実践的側面を兼ね備えたコンピュータサイエンスの教育を目的としています。特にインターネットやマルチメディア、知的情報処理といったソフトウェアの技術を修得することができます。

卒業後の進路

電機メーカーや情報通信関連企業のソフトウェア開発部門、半導体設計、金融機関のシステム開発部門などで活躍します。


目指す資格

  • 教職員免許(情報・数学・工業)
  • 情報処理技術者(ITパスポート試験・基本情報技術者・応用情報技術者)
  • CGエンジニア検定
  • CGクリエーター検定
  • Webデザイナー検定
  • 画像処理エンジニア検定
  • 計算力学技術者

取得できる資格

  • 中学校教諭免許状【数学】(1種/教職課程を履修)
  • 高等学校教諭免許状【数学】(1種/教職課程を履修)
  • 高等学校教諭免許状【情報】(1種/教職課程を履修)
  • 高等学校教諭免許状【工業】(1種/教職課程を履修)

就職業種

平成27年度分類別就職状況(平成28年3月31日現在)

  1. 情報通信業 55.0%
  2. サービス業 13.6%
  3. 進学 7.9%
  4. 教育・学習支援業 5.7%
  5. 製造業 5.0%
  6. 建設業 2.9%
  7. 金融・保険業 2.9%
  8. 飲食店・宿泊業 2.1%
  9. 公務員 2.1%
  10. 不動産業 1.4%
  11. 卸・小売業 0.7%
  12. 複合サービス業 0.7%

おもな就職先

  • 株式会社協和エクシオ
  • 富士通株式会社
  • 共同印刷株式会社
  • 日本通信株式会社
  • 株式会社アルファシステムズ
  • 株式会社NSD
  • スターティア株式会社
  • 株式会社ハイマックス
  • 日本システム技術株式会社
  • キーウェアソリューションズ株式会社
  • サイバーコム株式会社
  • 株式会社クエスト
  • 株式会社インテリジェントウェイブ
  • 株式会社ビーエスピー
  • NECソリューションイノベータ株式会社
  • TIS株式会社
  • みずほ情報総研株式会社
  • 日立アイ・エヌ・エス・ソフトウエア株式会社
  • 三菱スペース・ソフトウエア株式会社
  • さくら情報システム株式会社
  • 三井造船システム技研株式会社
  • DIRインフォメーションシステムズ株式会社
  • 山九株式会社
  • イノテック株式会社
  • 株式会社日立ビルシステム
  • 株式会社三菱東京UFJ銀行
  • 青木信用金庫
  • 日本大学鶴ヶ丘高等学校
  • 千葉県教育委員会
  • 警察庁警視庁

ディプロマポリシー(学位授与の方針)

数理情報工学科において、日本大学の目的及び使命、日本大学教育憲章、学部教育目標、本学部のディプロマ・ポリシー及び各学科の教育研究上の目的に基づいた教育課程により、数理情報工学科のディプロマ・ポリシーの項目を修得している者に学士(工学)の学位を授与する。

  • 数理情報工学に関する基礎知識を持ち、高い倫理観を醸成することができる。
  • 国際的視野に立ち、必要な情報を数理工学、情報工学、メディアデザイン工学を活用し、収集・分析して自らの考えを説明することができる。
  • 数理情報工学を体系的に理解し、得られる情報を基に論理的な思考、批判的な思考をすることができる。
  • 数理情報工学に関する知識・技能等を活用し、新たな問題を発見し、解決策を提案することができる。
  • マネジメント能力を有する情報処理技術者として、新しいことに果敢に挑戦することができる。
  • 国内外の異なる考えを理解し、違いを明確にしたうえで議論し、自らの考えを適切なメディアを利用して伝えることができる。
  • グローバル化する知識基盤社会の一員として数理情報工学に関する技術の進歩に適応し、プロジェクトの中で協働することができる。
  • 自己を知り、振り返りを通じて情報処理技術者としての自己を高めることができる。

カリキュラム・ポリシー

数理情報工学科において、教育目標を踏まえ、学部のディプロマ・ポリシー及び学部のカリキュラム・ポリシーに適う以下の人材養成をするため、4年間を通じて、教養、基盤(基礎)、生産工学系、及び専門教育で構成される体系的なカリキュラムを編成し実施する。
また、各科目における教育内容・方法、成績評価方法、及び評価基準をシラバス等で明示し学生に周知した上で、公正かつ厳正に評価を行う。

  • 教養科目と基礎科学・専門教育科目を連携して学修することにより、豊かな教養と自然科学に関する基礎知識を身につけ、また高い倫理観を醸成することができる。
  • 教養科目と基礎科学・専門教育科目の学修により、国際的視野に立って情報を収集・分析し、自らの考えを効果的に説明することができる。
  • 数理情報工学に関する体系化されたカリキュラムにより数理工学、情報工学、メディアデザイン工学に関する専門知識を修得し、得られる情報を基に論理的かつ批判的に思考することができる。
  • 初年次より適切に配置した実験実習科目等の学修により、高度情報化社会に通用する技術を修得し、新たな問題を発見し、解決策を提案することができる。
  • 生産実習を中核に据える生産工学系科目の学修を通して、生産工学の基礎知識と経営管理を含む管理能力を修得し、新しいことに果敢に挑戦することができる。
  • コミュニケーション能力を裏付ける、教養科目と基礎科学・専門教育科目の学修により、国内外の異なる考えを理解し、違いを明確にしたうえで議論し、自らの考えを伝えることができる。
  • 数理情報工学に関する演習科目、ゼミナール、卒業研究等の学修を通して、新たな課題を解決するために自ら学び、自らの意思を持って他者と協働することができる。
  • 初年次教育及び生産工学系のキャリア教育に関連する科目の学修により、自己を知り、振り返りを通じて技術者としての自己を高めることができる。

アドミッション・ポリシー(入学者受入れ方針)

数理情報工学科では、高等学校課程までに修得した知識 ・教養・倫理観を基に、以下に示す「求める学生像」を理解して意欲的に学修を進めていくことのできる者を求めています。

「求める学生像」

  1. 豊かな知識・教養を身につけて高い倫理観をもって高度情報化社会に貢献することを目標とし、その目標に向かって自ら継続的に学修する意欲をもつ人。
  2. 問題発見及びその解決のために、必要な情報を数理工学、情報工学、メディアデザイン工学を活用し、収集・分析し、自らの思考力をもって、自らの考えをまとめ、表現しようと努力する人。
  3. グループやチームをとおして自己を高め、さらに挑戦することや振り返ることの必要性を理解した上で、経営や生産管理ができる情報処理技術者になろうとする人。

なお、本学科に入学を志す人は、「求める学生像」 を理解して受験していると判断し、入学試験では、学力試験等により、4年間の学修に必要な知識・技能・思考力・判断力を評価します。


教員紹介

※ 下表の教員指名をクリックすると経歴や研究、論文などの詳細な情報を掲載したページに移動できます。

平成29年5月1日現在

岡 哲資:Tetsushi Oka

教授・博士(工学)

  • 主要担当科目:CGデザイン、コンピュータアニメーション、グラフィックス幾何学
  • 研究テーマ:インタラクティブシステム、ロボティクス、仮想・拡張現実

角田 和彦:Kazuhiko Kakuda

教授・工学博士

  • 主要担当科目:数値シミュレーション、情報化社会と情報倫理、数理情報システム実験
  • 研究テーマ:流れの数値シミュレーション、非線形システムに関する数値解析法の開発、GPGPUによる並列分散処理

中村 喜宏:Yoshihiro Nakamura

教授・博士(工学)

  • 主要担当科目:ヒューマンインタフェース、Webデザイン、インターネットプログラミング(S)
  • 研究テーマ:ヒューマン・コンピュータインタラクション、Webインテリジェンスとインタラクション、ウェアラブル入力デバイス

西澤 一友:Kazutomo Nishizawa

教授・博士(工学)

  • 主要担当科目:意思決定システム、情報理論、離散数学
  • 研究テーマ:AHPおよびANPによる意思決定、不完全情報での意思決定、AHPにおける整合性評価

古市 昌一:Masakazu Furuichi

教授・博士(工学)

  • 主要担当科目:オペレーティングシステム 、ゲームデザイン 、技術者倫理
  • 研究テーマ:シリアスゲーム構築法 、モデリング&シミュレーション

細川 利典:Toshinori Hosokawa

教授・博士(工学)

  • 主要担当科目:アルゴリズムとデータ構造、ソフトウェア構築、情報論理特講
  • 研究テーマ:システムとLSIの設計・テストCADアルゴリズムに関する研究、システムとLSIのセキュリティに関する研究、システムとLSIの故障診断に関する研究

松田 聖:Satoshi Matsuda

特任教授・工学博士

  • 主要担当科目:人工知能(S)、計算論(S)、オペレーティングシステム(S)
  • 研究テーマ:Computational Intelligence

見坐地 一人:Kazuhito Misaji

教授・博士(工学)

  • 主要担当科目:ダイナミックス 、応用解析学 、モデリング&デザイン
  • 研究テーマ:自動車の音響解析に関する研究 、人体数理モデル化研究 、高層構造物の免震ゴム最適化研究

新井 雅之:Masayuki Arai

准教授・博士(工学)

  • 主要担当科目:情報ネットワーク、オートマトン、プログラミング及び演習I
  • 研究テーマ:ディペンダブルコンピューティング 、ネットワーク高信頼化、VLSI設計及びテスト

浦上 大輔:Daisuke Uragami

准教授・博士(理学)

  • 主要担当科目:複雑系と創発、数理計画法、卒業研究
  • 研究テーマ:複雑系(生命・社会)の数理モデル、人の認知特性に触発された強化学習、内部観測

栃窪 孝也:Kouya Tochikubo

准教授・博士(工学)

  • 主要担当科目:線形空間論、情報セキュリティ、UNIX演習
  • 研究テーマ:暗号と情報セキュリティ、情報理論

野々村 真規子:Makiko Nonomura

准教授・博士(理学)

  • 主要担当科目:現象の数理、計測と制御、幾何学
  • 研究テーマ:細胞の形作りや運動の数理モデリング、蒸発パターンの数値計算

目黒 光彦:Mitsuhiko Meguro

准教授・博士(工学)

  • 主要担当科目:ディジタル画像設計論、情報メディア 、プログラミング及び演習II
  • 研究テーマ:画像信号処理、視覚・色覚

関 亜紀子:Akiko Seki

専任講師・博士(国際情報通信学)

  • 主要担当科目:マルチメディアデータ論 、ソフトウェアデザイン 、メディアと社会
  • 研究テーマ:権利許諾管理の自動化手法 、メディア流通支援システム 、

山内 ゆかり:Yukari Yamauchi

専任講師・博士(理学)

  • 主要担当科目:プログラミング及び演習、組合せ最適化、カオスと情報処理
  • 研究テーマ:人工知能、ニューラルネットワーク、認知科学

伊東 拓:Taku Itoh

助教・博士(工学)

  • 主要担当科目:オブジェクト指向、コンピュータアーキテクチャー
  • 研究テーマ:GPU/MICを用いた高性能計算、陰関数曲面を用いた3次元物体再構成、メッシュレス法による数値シミュレーションの高速化と安定化

髙橋 亜佑美:Ayumi Takahashi

助教・博士(工学)

  • 主要担当科目:メディア数理 、システム解析 、数理情報システム実験
  • 研究テーマ:ハイブリッドSEA法を用いた自動車の音響解析 、非線形振動特性を持つ系の振動解析 、橋梁壁面の長期モニタリング研究

※ 授業担当の専任教員を対象として掲載しています。
※ 初年次ゼミ、初年次ゼミ(S)、生産実習I、生産実習I(S)、生産実習II、生産実習II(S)、卒業研究、卒業研究(S)は専任教員全員で担当しています。


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