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御父母のみなさまへ  ~「緊急事態宣言」解除に伴う対面形式での授業再開に向けて~

2020.06.09 お知らせ

御父母のみなさまへ
~「緊急事態宣言」解除に伴う対面形式での授業再開に向けて~


4月に政府から出された「緊急事態宣言」がようやく解除となり、これから少しずつ社会環境も改善に向かえることと期待されるところです。

御父母のみなさまには、約2ヶ月の長きに渡り本学部の「新型コロナウイルス感染症対策」や「オンライン授業実施」に対して御理解を賜り、深く感謝申し上げます。残念ながら、授業の開始が1ヶ月遅れの5月初旬となり、また第1クオーターでは、対面形式の授業が全く実施できていないことを改めてお詫びいたします。本学部では、少しずつ平常授業の実施に向け準備を始めているところですが、学生や教職員の安全を第一に、しばらくはオンライン授業の継続を中心にと考えております。

今後の方向といたしましては、感染収束の動向を考慮しながら、県境を越える移動が解除される見通しの6月中旬以降より、段階的にキャンパスへの入構制限を解除していく予定です。入構の許可は、人数制限を行った上で、全学生に「日本大学健康観察システム」の実施を義務づけ、校門ではサーモグラフィーによる体温測定を実施いたします。また授業においては、第2波・3波のリスクを考慮した上で、段階的にオンライン授業と一部の演習や実験・実習において対面形式を組み合わせての実施へ移行する予定です。対面形式の授業については、各所の消毒等最善の注意を払い、3密を回避した上で計画しております。感染症の動向等、安全と判断される状況が整い次第、移行して参ります。その際は、どうぞ御理解いただき、御子息様、御息女様の授業出席を許可くださいますようお願いいたします。

近頃、新聞紙上等では「デジタルトランスフォーメーション」という言葉を目にします。政府の「新しい生活様式」に基づく「新しいキャンパスライフ」の確立が必要とされるところですが、オンライン授業の良いところも確認されてきました。新型コロナウイルス感染症が終息しても、デジタルシフトの流れは変わらないと考えます。本学部では、この流れに沿ったカリキュラムや組織の改革に積極的に取り組む予定です。今後も新型コロナウイルス感染症に適切に対応し、学生間及び教員と学生の交流の場と機会を設けつつ、授業体制や環境整備に務め、最も重要な学び環境の構築を進めて参ります。

御父母のみなさまにおかれましても、学生のみなさまの健康・安全を第一に考えた本学部の取組についてどうか御理解いただき、御支援、御協力を賜れば幸いです。


生産工学部長、大学院生産工学研究科長 清水 正一