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永村研究室(環境安全工学科・土木工学専攻)がグッドデザイン賞2024とウッドデザイン賞2024をダブル受賞しました。

2024.10.30 受賞・表彰
永村研究室が取り組んできたJR柳ヶ浦駅周辺地区整備プロジェクトが、グッドデザイン賞2024(主催:公益財団法人日本デザイン振興会)とウッドデザイン賞2024(主催:一般社団法人日本ウッドデザイン協会)をW受賞しました。
永村研究室では2017年から、JR柳ヶ浦駅周辺地区整備プロジェクトにて市民参画のコーディネートを担当し、宇佐市役所や設計ワーキンググループ(専門家チーム)とともに、駅舎・駅前広場の利活用促進や賑わいづくりに取り組んできました。



【グッドデザイン賞2024】
(駅舎・駅前広場)柳ヶ浦駅周辺地区整備
分類タグ 公共空間/土木/景観
グッドデザイン賞ウェブサイト等での紹介ページ
https://www.g-mark.org/gallery/winners/21898?companies=724f36ea-da71-424b-b053-8402874bbab2&years=2024

グッドデザイン賞審査委員による評価コメント
鉄道駅の整備・再開発は規模にかかわらず、とにかく時間と手間が掛かる。車社会の地方都市でも、鉄道駅は地域の顔ということで多くの期待が寄せられる。多くの人々が様々な意見を言う。行政や鉄道事業者の想いもある。所有者や管理者が複雑に介在し、関係者は粉骨砕身、途方もない時間と手間を掛けられたことだろう。手間と時間の掛かるプロジェクトに、人々はなぜこんなに根気強く熱心に取り組むのだろう。駅と駅前では、人々の笑顔やくつろぎ、歩行者が最優先されるからだろうか。柳ヶ浦駅は、周囲の長閑な雰囲気をそのまま駅前に持ち込んだようなシンプルな佇まいになった。国鉄時代に整備された画一的なRC造の駅舎も新しいシェルターで美装化され、記憶を継承している。日豊本線の駅は旧市街地と駅の位置が離れている場合が多いが、新しい賑わいづくりへの挑戦は高く評価されるべきだ。

※グッドデザイン賞とは
グッドデザイン賞は、1957年に創立された「グッドデザイン商品選定制度」を承継した、日本で唯一の総合的なデザイン評価・推奨のしくみです。かたちのある無しにかかわらず、人が何らかの理想や目的を果たすために築いたものごとをデザインととらえ、その質を評価しています。
https://www.g-mark.org/

【ウッドデザイン賞2024】
木の温もりに包まれた“まちの結び目”の再生 - JR柳ヶ浦駅周辺地区整備
コミュニケーション分野
サブカテゴリ/顕彰部門 連携・協働のシステム・仕組みハートフルデザイン部門

ウッドデザイン賞講評
未公開(後日公開予定)

※ウッドデザイン賞とは
ウッドデザイン賞は、木の良さや価値を、デザインの力で再構築することを目的として、優れた建築・空間や製品、活動や仕組み、研究等を募集・評価し、表彰する顕彰制度です。
https://www.wooddesign.jp/