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風力発電コンペ:風車製作について・参考情報

風車製作について

風力発電装置の形状

  1. 両部門とも架台も含めて高さ80cm、幅80cm、奥行き80cmまでとします。回転翼もこの寸法内に収まるように、自由な発想で製作してください。ただし、浮き上がり防止のため架台部分に重りを乗せることを考慮して作成してください。
  2. 装置は架台も含めて質量20kg以下とします。また、装置には上方偏向、電磁ブレーキなどシステムを含め、安全性を十分に考慮してください。
  3. 規格の寸法内に収まるシステムであれば、高校生の部門では発電機は2基までとし、オープン参加では発電機の数に制限はありません。
  4. 発電量部門では、発電機の端子に長さが30cm以上のリード線を取り付けてください。このリード線の他端に計測装置からのリード線を接続します。
  5. 整流回路等を付加する場合、基盤や回路が確認できるように製作してください。

風車設置台車

材料

  1. 使用する材料については、特に制限はありません。
  2. 高校生の発電量部門で使用できる発電機は、競技の公平を期するため、支給するJIS規格の自転車用発電機に限定します。この支給発電機は、自転車が時速15km走行時に得られる回転数で定格出力(2.4w)に達するものです。
  3. オープン参加者の発電量部門の発電機は、自転車用発電機であればJIS規格品の制限はありません。エネルギー利用部門は自作発電機などを含み、特に制限はありません。

競技方法概要

発電量部門

  1. 高校生の部門は、水平軸型と垂直軸型の回転軸形式別に競技を行います。オープン参加の部は、回転軸形式を区別せず競技を行います。
  2. 計測用抵抗器には15オームのマンガニン線を用い、計測は指定された場所に風力発電装置を設置して行います。
  3. 計測回路図はこちら をご参考ください。

競技の説明とルール

  1. 風力発電装置を主催者の用意した送風機で運転させ、発電する発電量により競います。風速を2m/sから6m/sまで1m/s刻みで変化させ、各風速における発電出力量を計測して競います。
  2. 競技委員が危険と判断した場合は、送風機を停止して測定競技を中断します。
  3. 風車の高さは、その中心と送風機の吐出部中心が等レベルとなるように工夫してください。
  4. 主催者側のパソコン計測システムを用い、その積分値を発電量とします。同じ発電量であれば、風速の低い方で定格出力に達したチームを高く評価します。
  5. 起動性の低い風車の場合は、起動時に手で力を加えることを認めます。

エネルギー利用部門

風車システムなどによる風力エネルギーをいかに利用するかを自作発電機も含み考えて、このアイディアを競うものです。例えば、町のジオラマが風力の増加とともに美し く輝いていく、熱帯魚の水槽が光る、小さな模型の汽車が走る、などというものです。また、バッテリーを充電してそのエネルギーを誰にも判るように表示する、 あるいは風車エネルギーにより水車を回すなどのように、新しいアイディアが生まれることを期待しています。

競技の説明とルール

  1. 出場者から装置の特徴やアイディアの説明後、送風機から風量を徐々に増加させて、持ち時間(3分)内に参加者や観衆にアピールします。発電量等の計測は原則として行いません。アイディアのおもしろさ、利用方法、製作技術(概要含む)などを多面的に審査員が評価します。
  2. 競技委員が危険と判断した時は、稼働を中止します。
  3. 風車の高さは、その中心と送風機の吐出部中心が等レベルとなるように工夫してください。

注意事項

装置の搬入・搬出について

風車の搬入・搬出は、出場チームの参加者が各自責任を持って行ってください。出場準備と展示場所への設置は、10月29日(土)にお願いします。準備終了後、希望者は出場装置のテスト運転ができます。なお、このときに都合で参加出来ない場合は、出場装置を展示場所に箱詰めのまま(搬入時のまま)設置します。

交通費・競技会当日の昼食について

交通費は各自負担をお願いします。競技会当日における出場チーム参加者の昼食は主催者側で用意します。

その他の注意事項

  • 各部門の出場チーム数に限りがあるため、出場部門の変更をお願いする場合があります。
  • 事務局で撮影した動画・写真はウェブサイトや学会誌報告等に使用する場合があります。個人情報の掲載を希望しない場合は、事務局にメール等でお申し出ください。