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電気電子工学科:出張模擬授業

本学の教員が高校へ出向いて行う授業(40分~90分)です。高校生が大学での学問や学び方などへの理解を深め、進路選択の参考とすることを目的としています。
本学部の多彩な分野から希望される講義を受講することができます。

出張模擬授業

NO.02001

テーマ 自然界のプラズマと人間が作るプラズマ
資格 教授
氏名 荒巻 光利
キーワード プラズマ、放電
必要機材等 プロジェクタ、PC との接続ケーブル、スクリーン(必須)
授業内容 雷や電離層、オーロラ等、自然界のさまざまなところにプラズマは存在しています。一方、プラズマは人間の手によっても生成され、半導体産業、殺菌、医療応用等に役立っています。この模擬授業では、自然が作るプラズマと人間が作るプラズマの様々な例をあげ、私たちとプラズマの関わり合いについて考えてみたいと思います。

NO.02002

テーマ 照明を見直してみませんか?
資格 教授
氏名 内田 暁
キーワード 可視光、見え方、LED
必要機材等 プロジェクターとスクリーンをご用意ください。
授業内容 日常生活において「電気をつけて」といえば照明(明かり)を点灯させることが大半であり、私たちの身の周りに無くてはならないものです。しかしながら、果たしてどの程度照明についてご存知でしょうか。
講義では、照明の基礎として可視光、ものや色の見え方、また近年普及している光源としてのLED(発光ダイード)についてお話します。

NO.02003

テーマ 生成AIによる自由視点映像のつくりかた
資格 教授
氏名 黒岩 孝
キーワード 生成AI、画像処理、ドローン、レーザ計測
必要機材等 プロジェクターとスクリーン
授業内容 自由視点映像とは、視聴者が視点の位置や視線の方向を選ぶことができる映像のことで、映画やミュージック・ビデオ、スポーツ観戦などで用いられる映像映像として知られています。講義では、ドローンを使って対象の周囲を撮影した映像から、画像処理を用いて様々な視点の静止画(いわゆる写真のことです)を作成し、生成AIのプログラムにより処理することで自由視点映像を作る手法を簡単に説明します。

NO.02004

テーマ 電磁気センサによる計測技術
資格 教授
氏名 小山 潔
キーワード 計測システム、磁気センシング、自動制御、ロボット
必要機材等 プロジェクター
授業内容 より人間に近い人間型ロボットの登場によりロボットが身近に感じられるようになりました。また、より安全な自動車交通を目指して車間距離に応じて車速を制御する運転者支援システムが開発され実用化されています。
これらは、各種センサにより計測し、計測された情報に基づいて自動制御を行っています。
授業では、計測システムと各種センサの概略を通して計測システムの全体像を説明した後、電磁気センサによる計測技術を説明します。はじめに「磁気を感じるしくみ」について、次に「磁気を計る磁気センシング」について説明を行います。授業内で、例えば磁気センサを用いて計測実験も可能であれば行います。 写真:ライントレースカー

NO.02005

テーマ 半導体と私たちのくらし
資格 教授
氏名 清水 耕作
キーワード 半導体、太陽電池、エネルギ
必要機材等 プロジェクタ、スクリーン、マイク
授業内容 我々の生活には、いかに多くの半導体が関与しているかを説明します。またエネルギは、様々な形をとりながら私たちのくらしを支えていることを一緒に勉強します。エコフレンドリという観点から、グリーンテクノロジ、エナジーハーベストといった最近の話題にも言及し、皆さんがこれから関心を持つべきエネルギ技術の未来、またそれを支える未来のエネルギ技術について一緒に考えたいと思います。

NO.02006

テーマ 電子回路を使ったLEDキャンドルの作製
資格 教授
氏名 工藤 祐輔
キーワード トランジスタ、LED、電子回路
必要機材等 PCの画面を出力するためのプロジェクタ、スクリーン
授業内容 スマートフォンをはじめ様々な電子機器の中で使用されているトランジスタの働きを分かりやすく説明します。また、それを利用して暗くなると自動的に点灯するLEDキャンドル回路の作製を実習形式で行います。

NO.02007

テーマ 電気自動車ブームって本当にくるの?
資格 准教授
氏名 加藤 修平
キーワード 電気自動車、モータ、ドローン、バッテリ、電気エネルギー、発電機
必要機材等 プロジェクター・スクリーン・接続ケーブル、電源タップ
授業内容 爆発的な増加が予想されている電気自動車(EV)ですが、今はそれらに精通した技術者でなくともある程度の基礎知識が必要な時代になっています。例えば電気自動車の構成要素、充電の種類、電費などといった知識はどの分野に進んだとしても有用なため、本授業で取り上げます。また、電気自動車は環境性能が高い(=エコ)というイメージが先行していますが、そうとも言い切れない日本・世界の現状についても説明します。さらに、電気自動車のモータ制御技術や水素燃料電池自動車の動向、ハイブリッド自動車と電気自動車の共存など、研究最前線についても説明します。

NO.02008

テーマ 情報技術を用いた大規模データからの法則抽出
資格 准教授
氏名 佐々木 真
キーワード 機械学習・人工知能・ビックデータ解析・乱流現象
必要機材等 プロジェクタ・スクリーン・接続ケーブル・電源タップ
授業内容 現在、人類は非常に多くのデジタルデータを取得し、人工知能をはじめとした情報処理技術の発展により第4次産業革命の真っ只中にいる。「ビックデータから法則を抽出する」という取り組みは、産業界のみならず学術研究の分野でも始まっており、データ駆動科学と呼ばれる新たな研究の枠組みが生まれた。データ駆動科学的手法は、様々な分野で精力的な研究が始まってきており、現在最も活発な研究分野の一つとなっている。本講義では、身近なビックデータ解析の紹介からはじめ、学術分野における最新の研究紹介として乱流現象を対象としたデータ駆動科学的研究の紹介を行う。

NO.02009

テーマ 電子で音を鳴らす
資格 専任講師
氏名 矢澤 翔大
キーワード 波、音、シンセサイザー
必要機材等 電源ケーブル、スクリーン、プロジェクタ、PCと接続するケーブル(HDMI)
教室にスピーカーがある場合にはそのスピーカーにつながるケーブル
授業内容 音は日々の生活をしていく中で欠かすことができないものとなっています。しかし音は目に見えないものなのでどんなものかを説明することは難しいです。そこでシンセサイザー等を用いて音を可視化し、理解を深めて頂きたいと思っています。

NO.02010

テーマ 宝石に電気を流す!? ダイヤモンドを使った電子部品
資格 准教授
氏名 小川 修一
キーワード ダイヤモンド、半導体、電子回路
必要機材等 スクリーン、プロジェクタ
授業内容 宝石として有名なダイヤモンドは、実は優れた電子部品になるんです!これまで、鉱山でしか取れなかったダイヤモンドが近年は人工的に合成できるようになりました。それに伴ってダイヤモンドの持つ優れた電気的性質に注目が集まっています。本授業では人工ダイヤモンドの作り方や、ダイヤモンドを使った電子部品の種類とその応用先、またそれによって私たちの生活がどのように変わるか、をわかりやすく説明いたします。

NO.02011

テーマ 身の回りの現象を光物性物理の視点から
資格 准教授
氏名 南 康夫
キーワード 光と物質の相互作用、光物性物理学
必要機材等 スクリーン、プロジェクター
授業内容 光を物に当てて反射・透過した光を観察することで物の電子や原子の状態を調べる学問が光物性物理学です。目に見える色、虹、空の色、鏡に映る像などは、光の吸収、散乱といった、物質中の(主に)電子と光の相互作用によって説明できます。観光旅行で見られる現象を例に挙げて、それらが光物性物理学(や物理学)でどう説明できるかお話します。

NO.02012

テーマ 低温の世界と超伝導
資格 教授
氏名 飯田 和昌
キーワード 超伝導,省エネルギー
必要機材等 プロジェクター,スクリーン
授業内容 みなさん,低温と聞くとどのくらいの温度を想像しますか?この講義ではマイナス196℃よりも低い温度の世界と超伝導についてお話します.

NO.02013

テーマ レーザーが拓く未来社会
資格 教授
氏名 石澤 淳
キーワード レーザー,加工,医療,農業,宇宙
必要機材等 スクリーン、プロジェクタ
授業内容 レーザー光は、光通信,医療,加工,自動車,農業,宇宙など様々な産業分野で利用されています。本講義では、レーザー光の特徴を整理し、レーザー光の応用について紹介します。

NO.02014

テーマ 究極のエネルギー変換装置"レーザー"が創るあかるい未来
資格 助教
氏名 野邑 寿仁亜
キーワード レーザー,計測,物理,工学
必要機材等 プロジェクタ・スクリーン・接続ケーブル・電源タップ
授業内容 「光」は我々にとって身近な存在ですが、「電磁気学」や「量子力学」で説明される物質との相互作用を引き起こす興味深い研究対象です。その相互作用は反射や干渉から核融合反応まで、枚挙にいとまがありません。電気信号などの身近なエネルギーを投入してエネルギーの"質"を変換し、人類史上で最も輝度や可干渉性に優れた光を生成して操る装置がレーザーです。例えば最近、ドーナツ一個分の特異なエネルギー光をレーザーで生成し、"人工的な太陽"を核融合反応で生成するクリーンな発電手法が注目されています。そんなレーザーの発生や制御の技術が織りなす現代の科学・工学技術について紹介します。

NO.02015

テーマ カメラの原理から見た不思議な写真
資格 助手
氏名 皆川 裕貴
キーワード カメラ,コンピューター,信号処理,心霊現象
必要機材等 プロジェクタ,PC との接続ケーブル,電源タップ,スクリーン(必須)
授業内容 我々が日常的に使っているカメラは,とても便利ですが,稀に不思議な写真や動画が撮れてしまいます。それは,本当に幽霊やUFO,未知の現象を写してしまったのでしょうか?
なぜ,カメラには写るのに我々の目には写らないのか?我々の目とカメラの違いは何なのか?
例えば,一部のカメラはフレームを一列ごとにスキャンするように撮影します。これによって,歪んだ写真や空間が切り裂かれたような写真が生まれることがあります。
この授業では,カメラの物理的な原理,情報処理の観点から不思議な写真について解説します。