修生やその集団の存在などによっても結果が変わってくると考える。今後,学生の対面授業への意識や受講動機,あるいは学習に対する社会的促進性などを調査し,学生の着席位置や移動性と対応させることができれば,より詳細な分析が可能となると考える。1) 大学等における令和4年度前期の授業の実施方針等に関する調査及び学生の修学状況(中退・休学)等に関する調査の結果について,文部科学省,2022.2) 鳥越ゆい子,小湊真衣,望月嵩博,青木直樹,現代学生のコロナ禍における非対面授業への意識─対面授業と非対面授業それぞれのよさ─,17,2021,pp.145-151.3) 中釜達朗,コロナ禍後の対面講義における学生─ 8 ─の着席位置と人脈形成力および学業成績との相関,工学教育,71⑵,2023,pp.21-26.4) 吉田幸一,教室内の座席位置と成績の関係,札幌医科大学医療人育成センター紀要,9,2018,pp.1-3.5) 下鶴幸宏,中野正博,座席による学生の勉学意欲の違いの調査研究,バイオメディカル・ファジィ・システム学会誌,10⑵,2008,pp.149-158.6) 矢澤久史,教室における座席位置と学習意欲,学業成績との関係,東海女子大学紀要,22,2002,pp.109-117.7) 中原崇文,データが示す成績の上がる講義の受け方,愛知工業大学研究報告,45,2010,pp.169-172.8) 末永俊郎,安藤清志,大島尚,社会的促進の研究,心理学評論,24⑷,1981,pp.423-457.(R 4.11.29受理) 参考文献
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