動を示す。約5倍音であるピーク(G)は15813.0Hzである。その振動形状は風鈴の下部が縦と横に交互に伸び縮みする挙動をし,上部が下部の挙動を90度傾けた挙動を示す。また,ピーク(D)はモード解析では確認できない。モード解析ではピーク(G)と対となるピーク値(15686.0Hz)が検出されたが,実測値では確認できない。6.5 南部風鈴(S-5)南部風鈴(S-5)は,高さが47.0mm,横幅が50.0mmある。厚さは上部,下部いずれも2.60mm,縁部は1.40から2.60mmであり,装飾部分の厚さは2.70mmである。素材は鋳鉄で,密度は7.28g/cm3,ヤング率180.0GPa,ポアソン比0.28である。3DモデルをFig. 13に示す。また,周波数特性をFig. 14に示す。Peak (A)Peak (B)Peak (C)Peak (E)Peak (F)Peak (G)Fig. 12 Vibration Shapes of S-4View from belowFig. 14 Frequency Characteristics of S-5─ 15 ─Side viewView from aboveFig. 13 3D model of S-5ている。約2.7倍音であるピーク(C)は8412.6Hzである。その振動は,風鈴の下部で外側に膨らむ点が3か所できる形状を描く挙動を示す。ピーク(E)は15353.4Hzである。その振動は,風鈴の下部で外側に膨らむ点が4か所できる形状を描く挙動を示す。(E)と対になるピーク(F)は15395.7Hzである。その振動形状はピーク(E)のそれを22.5度傾けた挙
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