Peak (A)Peak (B)Peak (C)Peak (D)Fig. 6 Vibration Shapes of S-2 View from belowFig. 8 Frequency Characteristics of S-3─ 13 ─Side viewView from aboveFig. 7 3D model of S-3Table 4 Peak Value of S-3示す。約2倍音であるピーク(B)は7228.1Hzである。振動は風鈴下部で外側に膨らむ点が3か所できる形状を描く挙動を示す。約3.6倍音となるピーク(C)は12450.1Hzである。その振動は,風鈴下部で外側に膨らむ点が4か所できる形状を描く挙動を示す。約4倍音であるピーク(D)は14269.3Hzである。その振動形状は風鈴下部が縦と横に交互に伸び縮みする挙動を,風鈴上部が下部の挙動を90度傾けた挙動を示す。また,モード解析ではピーク(A)と対となるピーク値(3691.2Hz),ピーク(B)と対となるピーク値(7924.0Hz),ピーク(C)と対となるピーク値(13718.0Hz),ピーク(D)と対となるピーク値(14772.0Hz)が検出されたが,実測値では確認できない。6.3 有田焼風鈴(S-3)有田焼風鈴(S-3)は,高さが54.2mm,横幅が72.8mmある。厚さは上部が3.60mm,下部が3.77mm,縁部が3.63mmである。素材は陶磁器で,密度は2.40g/cm3,ヤング率63.0GPa,ポアソン比0.23である。3DモデルをFig. 7に示す。また,周波数特性をFig. 8に示す。図中のピーク値におけるR値およびS値,そして,両者の誤差をTable 4に示す。これによれば,R値とS値の誤差はいずれのピーク値も3.1%以内に収まっている。さらに振動形状をFig. 9に示す。基本周波数であるピーク(A)と(B)とでは
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