面図となるよう平行投影に近づけるよう渋沢栄一像の正面及び側面から写真撮影(焦点距離86mm,f2)を実施した。今回導入した点群測量は,解像度が低く,刻印文字等の細かな表面情報が解読できないため,直接的なモデリングには使用せず,形状の確認,スケールの確認に留めた。また,渋沢栄一像現物の大きさからScaniverseの最長撮影距離に到達せず,上部の銅像部分の点群測量は実施できなかった。ZX平面上の正面図,YZ平面上の側面図を参考に,胴体,顔,腕,足部分をそれぞれ,モデファイアー注1)によるミラー機能等によって大まかにオブジェクト形成した。またこの時,点群測量したゲームキャラクターやアニメキャラクター等,人物の3Dモデリングの作業工程は制作者に拠るところが多く,未だ体系化されていないが4),キャラクターの3面図を用いて進める場合が多い。本報告においても,写真撮影した正面図(Fig. 3)をBlender上のZX平面に,側面図をYZ平面に配置し(Fig. 5),3Dモデリングを進めた(Fig. 6,Fig. 7)。Fig. 3 Front view of Eiichi SHIBUSAWA - bronze statue.Fig. 4 Side view of Eiichi SHIBUSAWA - bronze statue.Fig. 5 3D Modeling of Blender with ZX Plane and YZ Fig. 6 Front view of Eiichi SHIBUSAWA – 3D Model.Plane─ 23 ─5.3Dモデリング
元のページ ../index.html#25