日本大学生産工学部研究報告A(理工系)第54巻第1号
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─ 6 ─ビジネストレンドに配慮したスケジューリング問題の群知能による ハイブリッドな解法に関する一考察鈴木邦成,村山要司概  要近年の勤務体系においては,各労働者の勤務時間を細分化してシフトを組む傾向が強い。少子高齢化や人材不足に配慮したシフト管理が求められている。したがって従来のフルタイムとは異なり,パートタイム中心のシフトスケジューリングの研究が求められている。そこで本稿の前半では近年の社会背景に言及しつつ,群知能アルゴリズムをベースとしたハイブリッド手法の先行研究についての調査を行った.また,パートタイム勤務者中心の職場でのシフト管理への適用に加え,物流センターのバース予約システムにも群知能アルゴリズムの活用を図り,特許を出願した。今後の研究としてはプログラムの実装を進め,複数のモデルで検証することを考えている。

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