日本大学生産工学部研究報告A(理工系)第54巻第1号
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─ 28 ─研究成果⑴ 中川一人,肥田不二夫,伊藤玲子,微差圧センサを備えたpMDI(加圧式定量噴霧式吸)による吸入状態のモニタリングおよび自動噴射への応用,日本機械学会全国講演大会,2020,J16309⑵ 中澤公伯,湯田坂美晴,3次元GISを用いた城下町の特性に関する研究,日本建築学会大会,2020,11001⑶ 細井大祐,中澤公伯,小林新,BMIを用いたランドスケープ・インフォメーション・モデリングの構築に関する研究,日本建築学会大会,2020,11020令和2年度利用状況 本システムは,1)3次元プリンター,2)レーザーカッター,3)感触を伴った操作で自由な3次元曲面をデザインできる入力装置,4)現実空間にある物体の立体形状をデジタル化する3次元スキャナーを有機的に連結して構成されている。アナログモデルをデジタル化して応力解析や熱解析などのシミュレーションに利用できるデータ形式に変換することや,修正の加わった形状を3次元プリンターによって出力し,実際にあらゆる角度から目視し手に触れて感触を確かめる等にこのシステムを利用している。また,目的に応じて設計された形状を3次元プリンターやレーザーカッターによりプロモデルタイピングし,モノづくりに関する研究においてこれらのシステムを応用し吸入デバイスのプロトモデルおよび実証実験などの医療分野,BIMと連携し建造物の保存・修復への応用などの建築分野およびハイブリッド材料を応用したファニチャーの作製などのプロダクトデザイン分野など,複数の分野で活用している。 しかしながら,このような機器の進化は急速であり,特に3次元プリンターの進歩は著しく,本システムの利用は徐々に減少しつつある。一方,レーザーカッターの利用は増加している。No.1設備・装置名 称リバースエンジニアリングシステム型 式3次元造形装置 Z450システム3次元測定装置 VIVIDシステム 3次元入力装置 Free Form小型レーザー彫刻機 360XT-60システム使用責任者創生デザイン学科  中川一人購入年度平成22年度共同使用者創生デザイン学科  中澤公伯創生デザイン学科  木下哲人

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