─ 46 ─行列の転置: ()=abcd()acbdt(2)行列の和,差: a1b1c1d1(a1a2c1c2()a2b2c2d2())±±±b1b2d1d2±±=(3)行列のスカラー倍: ()=axbcd()xaxbxcxd(4)行列式: A=A||=ad-bcのとき()acbd(5)逆行列: =-11()abcd()d-c-bad-bca(6)ただし,ad−bc=0のとき逆行列は存在しない列ベクトルと行ベクトルの内積: ()+=a1a2a3()b1b2a1b1+a2b2a3b3b3(7)行列の積: ++a1b1c1d1(a1a2c1a2()a2b2c2d2())b1c2d1c2++a1b2c1b2b1d2d1d2=(8)対角行列のn乗: ()=α00β()α00βnnn(9)3.提案手法3.1 ゲームコンセプト今回提案するゲームは問題を行列演算とし,行列演算の問題を解答していくことでゲームクリアを目指すAndroid OSで動くアプリケーションである。また,問題に合わせてモンスターを設置し,問題を正答する事によりモンスターを倒して進めていく仕様となっている。 3.2 ゲームの流れアプリを起動後のゲームの流れを詳しく説明する。起動後,「game start」の画面をタップするとすぐにFig.1に示したステージの選択画面が表示される。ステージはステージタイトルで示した行列演算が実行できる9種類に加えて各章にまとめ問題用のステージを3種類用意した(Fig.2)。選択画面からステージ選択することでゲームが開始される。ステージが選択されると,ステージに合わせた問題,モンスター,および,数字盤が表示される(Fig.3)。問題とモンスターが表示されたら「?」の部分に当てはまる解答を入力する。解答の入力は,画面下の部分にある数字盤を用いて入力する。今回は乱数で解答入力用数字盤の数字を作成しそれから数字盤にセットした数字から逆算することで問題をランダムに生成されるようにプログラムしている。入力をする数字盤は指をスライドして指が通過した部分の数字のみ太字に変化し,指を離したときに入力が完了となる(Fig.4)。入力をキャンセルする場合は指を離さないまま数字盤の外まで指を移動Fig. 1 Game screen 1Fig. 2 Game screen 2
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