日本大学生産工学部 研究報告A(理工系)第51巻第1号
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─ 32 ─研究成果⑴ Keiichi Sakamoto, Shouta Watabiki, Satoru Yoshino, Tomoe Komoriya, Synthesis of alkylthio substituted pyridoporphyrazines and their photophysicochemical properties, Journal of Porphyrins and Phthalocyanines, 21巻658-664 (2017)平成29年度利用状況 バイオ燃料としてのバイオディーゼルの研究において植物廃油を原料としエステル変換反応にて廃油脂の燃料化をはかる時,エステル交換時の廃油成分の微量分析技術により,より高い燃料効率をはかり,さらに,脂肪酸成分の分析によりバイオディーゼルの効率化を検討している。また,バイオディーゼル使用時に粒子径分布を詳細に検討することにより,粒径をその燃料効率の関係を明らかにすることにより,より効率の高いバイオディーゼルを得ることができた。さらに,バイオディーゼル粒子を液体クロマトグラフ質量分析計LC/MSnにより詳細な分析の結果,原料油脂成分の脂肪酸鎖長とその不飽和度との関係を広く検討し,質量分析による油脂成分測定結果とそれを原料として調整されるバイオ燃料の粒子径および燃料効率を検討している。さらに,機能性色素として知られている金属フタロシアニンをガン光線力学療法用の増感色素として用いるためのテーマにおいては,新規に合成したフタロシアニンおよびその中間体の構造確認に活用された。No.3設備・装置名 称環境化学分析システム型 式粒子径分布測定装置 LA-950V2乾式測定ユニット LY-9505液体クロマトグラフ質量分析計 LC/MSn使用責任者環境安全工学科  坂本恵一購入年度平成21年度共同使用者環境安全工学科  古川茂樹環境安全工学科  山崎博司

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