「求める学生像」プロダクトデザインコース空間デザインコース生産工学系科目1 創生デザイン学科の特徴2 教育理念と目標3 カリキュラムの特徴Department of Conceptual Design96社会が多様化し,細分化されたユーザーの要求に答えるために,メーカーやデベロッパーの開発担当者は初めからデザイナーと共に社会のニーズ,ユーザーの趣向を細かく分析し,一緒になって答えをみつけなければなりません。使いやすさなどのユーザビリティの問題を解決するためにも,ユーザー,すなわち「人間」や人間が営む「生活」を理解する必要があります。一方では材料や構造,IT技術など,工学的な要素を統合できる能力が必要となります。創生デザイン学科は「LIFE×TECHNOLOGY×DESIGN」をキーワードに,「デザイン思考」によって,「ヒトのこともわかって,モノのこともわかる」人材を育てます。さらに学生の興味と将来の方向性に合わせて,二つのコースを用意しています。創生デザイン学科では,日本大学教育憲章に則り,自ら学び,自ら考え,自ら道をひらく能力を有し,社会に貢献できる人材を育成します。このため本学科では,高等学校課程までに修得した知識・教養・倫理観を基に示された生産工学部の「求める学生像」に加え,以下に示す本学科の「求める学生像」も理解し,意欲的に学修を進めていくことのできる者を求めています。◦豊かな知識・教養を身につけて高い倫理観をもって社会(日本社会・国際社会)に貢献することを目標とし,その目標に学部共通の教養科目と基盤科目に加えて,創生デザイン学科の生産工学系科目,専門教育科目(専門工学科目,実技科目)を連携して学修することにより,「ヒトのこともわかって,モノのこともわかる」デザイナー,デザインエンジニアに必要な基礎知識,態度・指向性,汎用能力,そして総合能力を身につけます。文具から家電にいたる工業製品はもちろん,ロボットなどメカニカルな技術を含む製品までを対象に,材料や構造,安全性をも考慮しつつ,社会のニーズや使い手の立場にたったものづくりを実現できるデザイナーやデザインエンジニアの育成を目指します。さらには,社会の変革をもたらすようなアイデアやコンセプトを創生できる人材の育成を目指します。空間デザインから住まい,街づくりにいたる,人々の暮らしや生活をデザインするための技術や方法,考え方を学びます。また,快適かつ安心な生活の提供はもちろん,これからの社会を見据えた生活の提案ができるようなデザイナーやデザインエンジニアの育成を目指します。さらには,次世代のライフスタイルやライフコンセプトを創生できるような人材の育成を目指します。向かって自ら継続的に学修する意欲をもつ人。すなわち,社会や環境の動向に深い関心を持ち,工学知識や技術及び技法をもってこれに貢献する意欲がある人。◦ニーズ発見から問題解決までに必要な情報の収集と分析を通してさまざまな領域を関連付けて考え,自らの思考力をもって,自らの考えをまとめ,わかりやすく表現しようと努力する人。◦グループやチームをとおして自己を高め,さらに挑戦することや振り返ることの必要性を理解した上で,「人ともの」「人とこと」の理想的な関係を築くことに強い関心を持ち,この問題解決に向けた新しい提案を生み出そうとする人。生産実習を中心に据える生産工学系科目の学修を通して,生産工学の基礎知識と経営管理を含む管理能力を修得し,デザイナー,デザインエンジニアに必要な態度・指向性を身につけます。創生デザイン学科
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