2025 日本大学生産工学部キャンパスガイドデジタルパンフ
91/174

環境安全工学科3 履修について4 卒業研究授業科目表学科紹介授業科目表91を発見し,解決策をデザインすることができる。◦生産工学の視点から,適切な目標と手段を見定め,新たなことにも挑戦し,やり抜くことができる。◦多様な考えを受入れ,適切な手段で自らの考えを伝えて相互に理解することができる。環境安全工学科で行う専門教育は広範ですが,俯瞰的な視野を持った技術者となれるよう幅広い科目を学修できるようになっています。また深い専門性を持つことができるように,特定の学問・技術分野を系統的に学修できるように配慮して専門科目を配置しています。このような本学科のカリキュラムの特徴を十二分に活かして,幅広い教養と深い専門知識をともに修得できるように履修計画を立ててください。具体的な履修計画については,学習の手引きを参考にする他,専門教員に相談するとよいでしょう。初年次には教養科目及び基盤科目において社会人として必要な教養と,技術者として必要な基礎知識を学修します。これに加えて環境安全工学に関わる基礎知識を,専門科目を通じて学修します。2年次においては,幅広い専門科目群を学修することによって俯瞰的な視点に立って洞察するための基礎力を養います。2年次後期より,環境安全コース,環境エネルギーコースに分かれ,環境共生とカーボンニュートラルに関する専門科目を学修していきます。3年次になると,より専門性の高い科目群を学修します。将来の進路を見据えて,自身の専門を深められるように履修科目を選択してください。3年次よりゼミナールに配属され各教員に相談する機会も増えると思いますので,各教員に履修科目について指示を仰いでもよいでしょう。また,研究テーマ◦水圏に形成される環境の定量評価と将来予測モデルの開発◦美しく住みよい地域づくり,まちづくりに向けた土木デザイン,地域計画に関する研究◦衛星データを用いた自然災害時の被害状況の把握手法の開発に関する研究◦環境負荷を低減するコンクリートの製造技術に関する研究◦社会インフラ維持管理及び長寿命化に関する研究◦環境問題解決に立ち向かう持続可能なエコマテリアルの設計開発◦反応性化学物質の危険性評価と安全管理技術に関する研究◦水素生成と水質浄化に利用できる多角的触媒の創製◦バイオディーゼル燃料製造プロセスの開発◦微生物を利用した環境浄化及びバイオ燃料生産◦レーザー点火,レーザー燃焼計測,すす粒子生成メカニズム解明◦大気環境保全のためのエネルギー変換システムの改善に関する研究◦チームの一員として目的・目標を他者と共有し,達成に向けて働きかけながら,協働することができる。◦経験を主観的・客観的に振り返り,気付きを学びに変えて継続的に自己を高めることができる。これらの専門科目群に対応して2年次より,環境安全工学実験が設置されており,これらを通して学修した知識を主体的に用い,また他者との協働によって問題解決する能力を養います。また,これらの専門科目と並行して一貫したインターナショナルコミュニケーション科目が設置されています。持続発展可能な社会の実現のためには,国際的な視野を持ち世界で活躍する技術者が必要です。専門教育での英語科目を通して,国際社会で活躍するための基礎力と国際感覚の養成を目指します。さらに1年次より設置されている生産工学系科目を通じて,社会における個人の役割や社会で求められる管理能力について学修します。3年次に設置されている生産実習を通じて社会人として必要な能力について学び,卒業後の自己像を確立していきます。上記の幅広い分野に関する専門知識と実践力,コミュニケーション能力を修得することに加え,技術者倫理など,技術者として自立するための能力を養う科目も設置されています。4年次の卒業研究においては各研究室での先端研究の一端を担うことにより,環境共生・エネルギー分野で活躍できる生産工学の素養を持ち持続可能な社会を担う技術者の養成を目指します。◦E-fuel(再エネから合成した液体燃料)の着火・燃焼特性評価,プラズマによるターコイズ水素生成などの新しい脱炭素技術開発◦カーボンニュートラル燃料の燃焼性・排ガス特性改善とその評価

元のページ  ../index.html#91

このブックを見る