2025 日本大学生産工学部キャンパスガイドデジタルパンフ
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授業科目表土木工学科授業科目表学科紹介2 自立した技術者像と学習・教育到達目標● 学習・教育到達目標土木工学科では,2022(R4)年度からのすべての学生を対象として,日本技術者教育認定機構(JABEE)に認定された学習・教育を行っています。下表に示す「学習・教育到達目標」は,これまでの土木工学科の教育的な伝統を重視したプログラムの構築に関する重要な考え方を体現したものであり,1.学習・教育到達目標の前文に基づく,「育成しようとする自立した技術者像」を具現化したもので,カリキュラムの科目群に対応したA〜Fの6つの目標から構成されています。なおこれらの設定は,土木工学科における「卒業認定・学位授与の方針(DP)」,「教育課程編成・実施の方針(CP)」,ならびに「入学者受入れの方針(AP)」などの教育活動の質保証の基礎となるものです。学習・教育到達目標は,各授業科目の単位修得によって,どの学習・教育到達目標の達成に寄与するのかを明確にすると同時に,科目群によるカリキュラムの体系化を可能としています。1.学習・教育到達目標の前文施設・構造物の計画・設計・施工・維持管理までの土木技術の基礎を修得し,自然災害を軽減した安全な社会器盤の創出,自然環境と調和した持続可能な社会基盤の創出,社会基盤の建設にともなう計画から維持管理,さらには事業経営など,総合的にマネジメントができる技術者を育成する。2.学習・教育到達目標A 全学共通教育科目:分野を横断した学習・教育を通して,自ら考えて他者との協働に関する知識を修得し,自身の行動を判断し他者へ働きかける能力,課題解決力を育成する。B 教養基盤科目:生産工学に関わる基礎的な知識と幅広い教養に関わる知識を修得し,自ら考えて社会において活躍するための工学全般に共通な幅広い基礎能力を育成する。B-1 教養科目:文化と社会,ならびに自然に関する知識を修得し,健全なる心身を持つ技術者を育成。B-2 国際コミュニケーション科目:専門知識を獲得する際の基礎知識を修得し,国際的に社会で活躍できる基礎能力を育成。B-3 基盤科目・横断科目:専門知識を獲得する際の基礎知識と実技,ならびにものづくりに関わる知識を修得し,高度な専門分野に適応するための基礎能力を育成。C 専門工学科目:土木分野に関する専門知識と技能を修得し,それらを応用したマネジメント能力を育成する。C-1 専門基礎科目:土木工学の基礎知識を修得し,演習を通じてそれを活用できる能力を育成。C-2 応用専門科目:土木工学の基本知識を修得し,国内外で活躍できる建設プロジェクトマネージャーのための能力と社会基盤の整備に対応するための能力を育成。D 実技科目:土木分野に関する理論・現象を実験・実習・設計を通して修得し,工学的にそれらを説明できる技術者を育成する。E 生産工学系科目:実社会における生産実習で立場の異なる人との協働を経験するとともに経営的視点を養うための基礎を修得し,専門職の実務に対応できる基本能力を備えた技術者を育成する。F 卒業研究:修得した知識・能力の集大成として,土木分野の課題を探求・創造・解決するプロセスを修得し,自然環境との調和を図ることができ,利便性の高い都市空間を想像できるマネジメント技術者としての総合能力を育成する。● 土木工学科における「教育の質保証」について土木工学科における「教育の質保証」とは,第3者認定評価に基づき,全学生の学修成果の水準を担保し,継続的に保証することです。そのため,教育プログラムの継続的改善に取り組んでおり,その特色は育成すべき技術者像に照らして,学生が自ら思考して行動できる普遍的かつ汎用的な能力の獲得も目指したものとなっています。59

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