クリエイティブエンジニアプログラム(JABEE認定)エネルギーシステムコース1 電気電子工学科の特徴2 育成する技術者像と学習・教育到達目標Department of Electrical and Electronic Engineering48電気・電子工学は,ミクロな電子デバイスから,現代社会を支える多種多様な電気機器を開発し利用するための技術,並びに大規模な電力システムや高度情報化社会を支える基盤技術であり,今後ますます高度化,多様化する社会の要求に応え,進歩し発展することが期待されています。多様な分野において活躍できる技術者を育成するために,電気電子工学科には下記の2つのコースがあります。電気をエネルギーとして利用する分野で,電力の発生から,輸送,利用の方法までに関する技術を学びます。国家資格の電気主任技術者の資格取得に繋がります。eコミュニケーションコースエレクトロニクス分野の基礎である電子工学と情報化社会を支える情報通信工学に関する技術を修得します。国家資格の電気通信主任技術者や第1級陸上無線技術士の資格取得に繋がります。電気電子工学科が育成しようとする将来達成すべき技術者像及び,卒業時までに身につけるべき知識,能力等を「学習・教育到達目標」として次に示します。⑴技術者像現代社会を支える基盤技術である電気・電子工学の基礎から応用までの知識を身につけ,課題を提起しそれを解決する能力を有する創造性豊かな技術者及び研究者⑵学習・教育到達目標A 電気・電子・情報通信分野の技術を理解し応用するために必要な数学,自然科学の基礎知識,情報処理技術を身につけ,応用ができる技術者を育成するA-1 線形代数学,微分積分学を中心とする基礎知識の修得A-2 力学をはじめとする自然科学に関する基礎知識の修得A-3 コンピュータが操作でき,プログラミング及び数値解析法の修得B 電気・電子・情報通信分野の専門知識を有する技術者を育成するB-1 電磁気学,回路理論に関する基礎知識の修得B-2 電子回路をはじめとする電気・電子系分野における要素技術の修得入学時にクリエイティブエンジニアプログラムに登録した学生は,プログラム指定のカリキュラムを受講し,所定の条件を満足した場合,卒業時に国際基準のカリキュラムを終了したことを示す認定書が授与されます。修了者は申請により技術士補となることができ,将来,技術士として国際的に活躍できる技術者となることが期待されます。このプログラムは2つのコースに所属しながら履修するカリキュラムです。本学科は基礎力と応用力を養うために,1年次には,教養基盤科目に加え,専門科目の基礎となる数学,物理,電気電子工学の基礎となる電気数学,電気電子工学特別講義などを学びます。2年次は,回路理論,電磁気学や電子回路などの基礎的な専門科目を,3年次以降には各コースの特徴ある科目を履修します。そして,4年次には大学で学んだことの集大成である卒業研究を行います。また,2年次よりものづくりや経営に必要な生産工学系科目を履修し,3年次には生産実習(インターンシップ)を体験することにより,社会における電気・電子工学の役割を理解し,ものづくり,経営の分かる技術者を育成します。C 生産及び製造技術(ものづくり)に関する基礎的な知識と経営管理能力を有する技術者を育成するC-1 生産工学系科目を学ぶことによる生産管理技法の修得,生産実習(インターンシップ)や実験を通した製造技術の学習,社会における電気電子工学の位置付けを理解し,同時にプレゼンテーションとコミュニケーション能力の育成D 数学・物理等の基礎知識と電気・電子・情報通信分野の技術を応用し実践する能力を有する技術者を育成するD-1 課題を理解し,それを解決するための立案,設計,製作,実行,評価する能力E 社会の要求を的確に理解し,社会人としての倫理観を持ち問題を解決する能力を有する技術者を育成するF 国内外で通用するコミュニケーション能力と国際感覚を有する技術者を育成するF-1 英語を含む関連資料を読んで理解できる能力F-2 社会的に十分なコミュニケーション能力を身につけ,議論ができる能力F-3 実験を通し技術的な報告書が作成でき,人に説明できる能力F-4 自然科学や国内外の経済・政治・歴史に関する基礎的事項を理解する能力電気電子工学科
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