機械工学科4 三つのコース授業科目表学科紹介授業科目表3 受講条件が設定されている科目と その内容 PBL授業:レスキューロボットPBL授業:電動カートデジタルものづくりエリア41設計,製作,評価に至るまで,一貫したものづくりを体験し,創造力並びに機械工学としての総合力を養います。4年次に設置されている卒業研究はこれまでに学んだ機械工学の集大成です。1年間の研究活動を通じて機械エンジニアとして重要な創造力,洞察力,実践力,応用力などと共に豊かな人間性を獲得すべく各教員が指導しています。前述したプロジェクト演習科目も同じジャンルになりますが,1年次から3年次まで生産工学系科目が設置されています。キャリアデザイン,生産管理,技術者倫理などです。これらの科目は,生産工学部における教育プログラムの大きな特色の一つでもあり,経営・管理が理解でき,マネジメントのできる技術者を育成することを目的として特別に強化された科目です。さらに,3年次の夏季休暇期間に民間企業の工場等で研修を行う生産実習が設置されており,来るべき就職活動へ向けての貴重な体験ができるようになっています。機械工学科では1年次から4年次まで,それぞれ年次を追って履修しやすいように,授業科目を体系的に設置しています。そのため,下記の受講条件を定めています。① 在籍年次以上の学年に設置されている科目は受講できません。たとえば,1年生は,2年次設置の「基礎工学実験」を受講できません。② 卒業研究は卒業研究着手条件(42〜47ページ参照)を満足していないと受講できません。2年次後期始めに三つのコースから一つを選択します。各コースの教育目標とその概要を以下に示します。⑴自動車コース(定員約70名)自動車工学をはじめ,軽量構造力学,エネルギー変換工学などの講義が応用科目として設置されています。日本の基幹産業である自動車関連企業に就職を考えている学生をターゲットとしたコースです。ドライビングシミュレータやエンジンスタンドなど,実験・研究設備も充実しています。⑵ 航空宇宙コース(定員約40名)航空宇宙工学をはじめ,航空機力学,航空宇宙推進機などの講義が応用科目として設置されています。航空機やロケットを対象に学習することで機械工学に対する興味を引き出し,先端技術の理解と習得を図ります。風洞や微小重力実験設備などに直に触れることができます。⑶ ロボット・機械創造コース(定員約70名)優れた性能を有する機械を効率的に生産する工学を重点的に学習するコースです。機械構造材料,マシンツール,デザイン工学,ロボット工学Ⅰ・Ⅱなどものづくりに精通した学生を育てることを目標としています。デジタルものづくりエリア,機械工場,材料評価設備を使って学習することができます。
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