2025 日本大学生産工学部キャンパスガイドデジタルパンフ
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3年次には,図-4に示すとおりインターンシップ等の実践に基づいて,技術者に必要な知識や能力を実務に関連付けて理解・獲得する「生産実習」,「SDコミュニケーション」及び「プロジェクト演習」,さらに,4年次には新たな社会的ニーズや課題と向き合い,様々な制約を考慮しながら解決策を創出する「卒業研究1」,「卒業研究2」等を設置しています。このように,3〜4年次では実社会において多様な技術者と協働する「生産実習」,社会的課題の解決に向けて情報収集,調査・実験・解析等に取り組む「卒業研究1・2」を通じて,社会と密接に関わりながらエンジニアリングデザインプロセスを経験することにより,実践的なエンジニアリングデザイン能力を養います。生産工学系科目のキャリアデザイン教育及びエンジニアリングデザイン教育では,授業内でのグループワークからチームワーク,そして実社会における協働と研究開発を経て,将来展望と課題発見・解決を段階的に積み重ねることで,「真の実践力」を磨き上げます。近年,みなさんには多様な技術者間での協働のみならず,ユーザや地域住民といった非技術者とのチームワークも強く求められています。2019年度から3年次に新設された「SDコミュニケーション」は,非技術者を含む幅広い視点から地域社会や会社組織等の課題発見・解決に取り組むPBL科目です。「生産工学力を備えた自主創造型技術者」として,新たな実践的課題に是非とも積極的に挑戦してください。図-4産官学連携による実践教育の概念図生産実習(自身の志望に沿った企業や官公庁等で様々な技術者と協働する様子)実践を通じて「経験を学びに変える力」,「生涯学び続ける力」を養う生産工学系科目日本大学生産工学部では,「自主創造」の理念および本学部の教育目標・方針に則り,「生産実習」に代表される伝統的な実践教育を通じて「経験を学びに変える力」,「生涯学び続ける力」を養成し,『EL CYCLE』からの学びを活性化させる独自の教育プログラムを開発・提供しています。このような教育理念・目標を具現化した生産工学系科目は,第3者評価に基づく継続的改善に努めることで,図-5に示す学習効果と社会からの高い評価を獲得しています。4年間の自主・自律的な学びを礎とし,みなさん一人ひとりが「生産工学力を備えた自主創造型技術者」として国内外で幅広くご活躍されることを心から願っています。POINT! ●受講後は対人・対自己・対課題基礎力の全てが大きく向上 ●授業改善により対自己基礎力(自信創出力など)がさらに大きく向上 ●長期実習により各基礎力(親和力,行動持続力,計画立案力など)がさらに向上 図-5生産実習における学習効果と授業改善効果38

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