2025 日本大学生産工学部キャンパスガイドデジタルパンフ
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全学共通教育科目について・教養基盤科目について総合的な科目:教養探求・総合科目2)国際コミュニケーション科目全学共通教育科目・教養基盤科目社会に関する科目:社会学・政治経済論・法学・国際関係論健康科学に関する科目:体育実籾キャンパスモニュメント31目指した科目です。近年ますます国際化が浸透し,インターネットを通じてあらゆる情報の入手が可能になってきました。その結果,価値観が急速に変化し,個人の,あるいは集団や国家の間の競争が激化しています。こうした不確実で厳しい現代社会を生き抜くためには,自己を見失うことなく,他者と対等な立場で競合・共存する強靭な精神力が必要です。その精神力を育てるために,この科目群では人間そのものについて体系的に学びます。人間の本性や心理についての理論,人間が犯した過ちと成功の軌跡,人間が構築した社会の歪みと進化の記録,人間の創造活動などを幅広く知ることで,複眼的視野と問題解決への発想力を獲得することができます。グローバル化の進む現代社会において,私たちには国際的視野に立ち,必要な情報を幅広く収集・分析して活用する能力が求められています。とくに知識基盤社会の一員である技術者には,そのようなニーズに加えて,多種多様な言語・文化圏からなる国際社会を熟知しながら,あらゆる地域・分野の人びとと円滑に交流を図っていかなければなりません。そのためにも私たちは国内事情はもちろんのこと,国際事情についても精通している必要性があります。これらの科目では,政治・経済といった社会科学の諸分野から,国内外の社会的システムを多角的に理解し,グローバル化社会における人間の営みを幅広く学んでいくことを目的としています。我が国は世界一の長寿国といわれるものの,すべての人が健康で充実した時を過ごしているわけではなく,運動不足や不適切な食事による“生活習慣病”の増加が大きな問題となっています。これを予防するためには,若い頃から適度な運動を習慣づけ,食生活を改善し,身体と心の健康を維持する方法を身につけておく必要があります。1年生対象の必修実技科目「体育」は,自分自身の身体とその動きを知ることを通じて,ヒトの身体についての理解を深めます。そして,正しい知識に基づいた正しい運動習慣を身につけ,健康で活力に満ちた生活を送ることができる力を養うことを目標としています。また,スポーツを通した仲間とのコミュニケーションの深まりを体験しながら,動きの改善や身体能力の向上を通じて,自己の身体の管理能力や操作技能を習得します。学問領域に応じて分類される科目の他に,学問の専門領域を超えて,考える能力を養うための科目も設置されています。それが,「教養探求」と「総合科目」という科目です。「教養探求」は,実社会の明確な答えがない問いに対し,分野横断的な視野で課題を捉え,様々な知識やスキルを活用して解決策を探求する科目です。例えば,文系と理系双方の教員やゲストスピーカーの講義,並びに文献情報から知識を習得し,それらを関連付けながら,チームで独自の解決策を導き出します。その過程で,読解力や分析力に加え,批判的思考力や問題発見力,コミュニケーション力を実際に活用する中で身につけます。「総合科目」は,取り上げられたテーマについて横断的に学び,さまざまな学問の体系のなかで,どのように位置づけられているかを俯瞰的にとらえる科目です。知識を統合する思考力が求められ,教養の実践力をあらためて認識する重要な役割を持っています。工学を志す者にとって,コミュニケーションとしての英語を身に着けることは必須のスキルといえます。英語系科目は,すべての学生が各々の英語能力と興味に合った英語力を獲得することを目指します。その上で,グローバルな視点から世界を考える国際感覚と思考力を養成します。1年次には「英語I」,「英語II」の授業が週2回あり,英語能力を伸ばすために不可欠な文法・語彙・音声の理解・表現の基礎を,重点的に学びます。1年次の学習内容を踏まえつつ,2年次は学生各々の興味のある分野で,さらに英語力と国際感覚の基盤を固めます。2年次の「イングリッシュスキルA」,「イングリッシュスキルB」では,「コミュニカティブな英語力」,「TOEIC等の実用英語検定に対応する英語力」,そして,「読む・聞く・話す・書くをバランスよく学ぶ総合的英語力」を伸ばす授業の中から選択し,受講します。さらに英語力と国際感覚を磨きたい学生は2年次以降,選択科目「イングリッシュスキルC」,「イングリッシュスキルD」の受講が可能です。これらの科目では,「コミュニケーション力」,「実用英語検定に対応する英語力」,そして「エンジニアに

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