1授業科目について本学部の授業科目は,全学共通教育科目,教養基盤科目,生産工学系科目,専門教育科目に分類されています。そして,教養基盤科目はさらに教養科目,国際コミュニケーション科目,基盤科目,横断科目に,同様に専門教育科目も専門工学科目と実技科目に分類されています。以下に各科目の特徴を記します。●全学共通教育科目さまざまな動機・目的をもって入学した新入生に対し,学部・学科に関わらず,本学の学生として共通して身につけるべき学修姿勢や修得すべきスタディ・スキルを涵養することをねらいとする科目「自主創造の基礎」と,実社会との関連から教養を学ぶ意義の理解や自身の専門分野を学ぶ意識を高め,以後受講する科目等の成果の充実につなげることをねらいとする科目「日本を考える」が設置されています。●教養基盤科目教養科目教養科目の目的は,自己と自己を取り巻く世界と,そこで展開されるすべての知的活動に目を向けてそれを問い直してみる姿勢を培うことです。そのために,一つの学問分野のものの見方だけを学ぶのではなく,むしろ様々な枠組みをもった学問や知的な営み全般を問い直し,総合的なものの見方を養っていくように科目が配置されています。国際コミュニケーション科目工学を志す者にとって,コミュニケーションとしての英語を身につけることは必須のスキルといえます。英語系科目は,すべての学生が各々の英語能力と興味に合った英語力を獲得することを目指します。その上で,グローバルな視点から世界を考える国際感覚と思考力を養成します。英語以外の選択科目には,言語を学ぶことを通じて視野を広げるための科目や,言語を学ぶことを通じて課題発見能力・思考力・批評力を鍛える科目が用意されています。基盤科目基盤科目は,将来的にどのような工学系の分野に就いても対応できる基礎的な知識を養うこととともに,生涯を通して学問を学び続けるための基礎的な能力を養うことを目標としています。自然科学,情報工学を含む様々な分野を網羅して,専門科目を学ぶ際に各学科間で共通となる幅広い基礎学力を構築します。横断科目基盤科目で養われた基礎能力を専門教育科目につなぐ橋渡しとなる科目で,専門工学を学修する際の出発点になります。複数学科にまたがる学生と教員が横断的・総合的に課題に取り組むことを特徴とし,STEAM教育により多岐に渡る高度な専門分野に適応できる能力を養成することを目的としています。また,実社会での問題発見・解決を考え抜く経験を通して,「意味のあるものづくり」「新たな価値の創造」に必要な能力の修得を目指します。●生産工学系科目「理論と実践の融合」を基本理念とし,経営・管理が分かる技術者の育成を目的とした本学部の特徴的科目です。キャリアデザイン教育とエンジニアリングデザイン教育を柱として体系的に構成され,社会的課題に沿って学生が自ら考え,考え抜くことで,各分野・技術者の社会的役割を認識すること,一人ひとりが将来像を描き,具現化していくことに重点を置いています。3年次必修の生産実習は,インターンシップを通じて理論と実践,さらに将来像を統合し,キャリアデザイン教育とエンジニアリングデザイン教育の「結び目」を担います。●専門教育科目専門工学科目工学の各専門分野に不可欠な授業科目で,講義と演習を主体とした科目です。基礎を重視した授業科目を中心にして,専門工学をより深く理解するための授業科目及び各学科内のコースにおける特徴的な授業科目で構成されており,専門教育の多様化に対応しています。実技科目専門分野に関する授業科目の中で,実験・実習並びに製図などのように実技による学習を通して応用力をつける科目です。その他,卒業研究,少人数によるゼミナールなどを通じて総合的な能力を養います。 「専門教育科目」専門工学科目実技科目「教養基盤科目」教養科目国際コミュニケーション科目基盤科目横断科目 「全学共通教育科目」自主創造の基礎「生産工学系科目」生産工学の基礎 キャリアデザイン 生産実習(インターンシップ) 技術者倫理 データサイエンスキャリアデザイン演習 プロジェクト演習 経営管理 SDコミュニケーション 他20
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