女子高校生向け特集ページ

GIRLS INTERVIEW

私たちの生産工学部

生産工学部には、
女子の在学生や卒業生、教員が
多数在籍しています。
ここでは、彼女たちが語る
学部内の様子や、
卒業後の進路をご紹介!
大学入学のロールモデルとして
ご活用ください。

STUDENTS

在学生インタビュー

  • ※掲載学年はインタビュー当時

暮らしの全部がここにある。
人によって違う「使いやすい」を観察する毎日。

マネジメント工学科専攻 修士課程2年

宮内萌衣さん

将来はSEを含めたいろいろなことに興味があり、これからも変わることを前提に、就職先の業界実績が広いマネジメント工学科を選択。入学して経営管理・材質・商品企画・流通など幅広く学ぶことができたが、一番の発見は「身の回りのものは人間の特性に合わせてつくられている」ということ。自分自身も「人が使いやすいもの」をつくる側になるべく、周りのモノや人をよく見るようになっている。出しやすいウエットティッシュの出し口や、使いにくいタッチパネルの理由など、いつも観察している。これは企業実習(生産実習)で自動車メーカーに行った際に、「目の前にどのような課題があり、それをどのように解決していくのか」が仕事であるということを実感したからだ。そしてそれを実行していくためには、自分の気づきをシェアすることが大事だということ。これまでは「合っていないかもしれないから」と伝えることを避けてきたが、2社目の実習先で自分の気づきをシェアしたところ、「それ良いね!」とたくさんの人に認めてもらえた。これは、合っているか合っていないかではなく、「相手にない視点かもしれないから発言しよう」と思えた瞬間だった。これらの気づきは、大学生活での大きな変化である。この体験を活かすことができ、卒業後は自動車メーカーに内定をもらっている。社会人になっても、「好きな自分」でいるために挑戦と努力をし続けていきたい。

自分の将来のために、
一つひとつ明かりを灯すように学んでいる。

応用分子化学科3年

栗林明依さん

もともと化学が好きだった自分は、好きなことを続けながら知らない世界を見てみたいという思いから、企業実習(生産実習)や就職支援が充実していた生産工学部を選択した。受験時の「生産工学」のイメージは“つくる”が強かったが、実際は“誰かのため、社会のために活かせるモノづくり”というのが正しいかもしれない。「生産実習」では、Uターン就職を視野に企業比較をしてみたいと考え、地元の自動車メーカー2社に行かせてもらった。1社目は自分が専攻していない未知の分野に身を置くことで、さまざまな人の手によって生活が支えられていることを実感できた。2社目では、他大学の人とチームで実習をする中で、「難しいことを簡単に説明するスキル」や「グループの中での役割」の重要性を感じることができた。そして何より、「より好みせずチャレンジすることで新しい扉が開く」ことを体感。実習後の学園祭では、モノづくり人材育成プログラム<STEAM to BE>で学んだプログラムを再現するために、企業実習での気づきをチーム運営に活かすこともできた。これまで学んだ一つひとつが、力になっていると感じている。もともと将来は食品系の仕事を視野に入れていたが、今はその枠にとらわれず、自分のアイディアで一人でも多くの人の役に立てる社会人になりたいと考えている。

AWARDS

女子在学生 受賞歴のご紹介

  • ※掲載学年は受賞当時

GRADUATES

卒業生インタビュー

商品の品質を守る喜びを原動力に

応用分子化学科 2018年3月卒業

株式会社トンボ鉛筆勤務

業界:
文具業界

川神結菜さん

トンボ鉛筆の品質保証部で、開発中の商品の品質を確認する仕事などを行っています。私は大学入学前から、身近なものの製造方法や仕組み、材料とその選定理由に興味がありました。そこで、モノづくりの基礎や材料について深く学べる点に魅力を感じ、応用分子化学科を選びました。在学時の取り組みで特に印象深いのは「生産実習」です。主な実習内容は、ボールペンのグリップ部分に求められる品質の目標値に従い、材料費のことも考えながら配合を検討し、最終的に社員の方に報告するというもの。就職前に「PDCA サイクル」を強く意識できたことや、品質と原価のバランスについて、実践を通じて学ぶことができたことが大きな成長に繋がりました。

サークルと勉強の両立、
文武両道で駆け抜けた4年間でした!

環境安全工学科 2025年3月卒業

京成電鉄株式会社勤務

業界:
鉄道業界

菊池夕夏さん

生産工学部は、「挑戦と成長の場」でした。学業では専門的な知識や技術を幅広く学び、実験や実習を通じて実践的な力を磨いてきました。サークルでは仲間と共に、時にはバカみたいにふざけつつ、大真面目にぶつかりあって真面目な話をして、切磋琢磨してきたこともいい思い出です。今振り返るとこういった経験と努力を積み重ねることで精神的・肉体的な成長ができたと強く思います。
自分の目標であった「文武両道」を貫くことは決して簡単ではなく、授業や課題に追われながら練習や試合に臨む日々は大変でしたが、その中で培われた忍耐力は、今でも大きな励みになっています。
自分にとっての大学生活は、単なる学びの場ではなく、自分自身の身も心をも大きく成長させる貴重な時間でした。
入学して間もない頃はコロナの影響があり、これまでの常識が大きく変わる経験をしました。授業はオンラインが中心で、友人や教授と直接会う機会が激減しました。通学時間がなくなり、自宅でじっくり学習できる一方で、モチベーションの維持に苦労しました。また、対面授業での議論やグループワークが制限され、学びの幅が狭くなったと感ることもありましたが、オンライン環境に適応することで、自己管理能力やデジタルスキルが向上し、新しい学び方を見つけるきっかけにもなりました。その知識が就職活動にも多少は活きたと感じています。
制約があるからこそ、友人とのつながりの大切さを実感し、より自分から交友関係を広げようと努力することで多くの人と出会い、多くのいい経験をすることができました。入学前に思い描いていた大学生活とは大きく違いましたが、この経験を通じて柔軟に対応する力が身につき、今後の人生にも活かせる貴重な時間だったと感じています。

技術と経営の交点に立ち、
どんな環境でも挑戦できる自分へ

マネジメント工学科 2016年3月卒業

三井住友カード株式会社勤務

業界:
金融業界

髙橋純慧さん

私にとって生産工学部とは、大小さまざまな現場で必要とされる“経営力”の基礎を築いた場所です。
特にプロジェクト・マネジメントの領域は、私のキャリアを通じて一貫した軸となっています。SIer、コンサルファーム、金融・決済業界と異なる業界に携わる中でも、共通する課題は多く、どの職種でも求められるスキルとして役立っています。
生産工学部での学びを通じて、現場のリアルな課題を解決する力を養い、ものづくりのプロセスを理解しながら、経営と技術の両面に目を向ける習慣が身につきました。おかげで、キャリアの中で実践的なスキルを磨くにあたり、スムーズにスタートダッシュを切れたように思います。「この状況、経営者ならどう考えるだろうか?」そんな視座を持つ習慣が自然と生まれたことで、どんな環境でも主体的に動く力が鍛えられました。

現在私は、三井住友カードおよびSMBCグループ全体のキャッシュレス決済の普及に向けたデジタル戦略の企画・立案を行う部署に所属しています。決済事業の企画・開発をはじめ、モバイルアプリを中心としたデジタル体験の高度化を推進し、金融サービスの利便性向上に取り組んでいます。
決済分野は急速に進化しており、ユーザー体験をより良いものにするためには、技術の変化を敏感に捉え、適切な意思決定を行うことが求められます。こうした環境において、生産工学部で培った“経営力”が、今でも私のキャリアの大きな支えとなっています。

TEACHERS

女性教員インタビュー

機械工学に興味があるあなたへ

機械工学科

栗谷川幸代 教授

「機械工学って、なんだか難しそう…」「女子が少ないって本当?」そんな不安を感じているあなたへ。機械工学科で学ぶことで、あなたの世界は大きく広がります。
私自身、大学では学部卒業の予定でしたが、研究のゴールを自分の目で確かめたくなり、大学院へ進学しました。さらに、研究を通じて出会った方々から「大学なら自分のアイデアで研究ができるよ!」と背中を押され、母校で大学教員の道を選びました。
確かに、機械工学科に女子学生は少なめです。しかし、入学後は実技科目やグループワークを通じて自然と仲間が増えていき、性別問わず、さまざまな考えやバックグラウンドを持つ仲間と学び合いながら、お互いに成長しているように感じます。夢を持って入学する学生もいれば、実際に学びながら進みたい道を見つける学生も多くいます。
また、機械工学科には20年以上続く「女性エンジニア会」があり、女子学生同士の交流をサポートしています。授業や課題の情報交換はもちろん、女性ならではの悩みを相談できる場もあります。先輩が後輩を支え、受け継がれる温かいコミュニティがあるので安心してください。
「興味はあるけど、進学する勇気が出ない…」「卒業後、ちゃんと就職できるの?」そんな悩みがあるなら、一歩踏み出してみませんか?機械工学の世界は広く、あなたの好奇心を存分に活かせる分野です。私たち女性教員や先輩たちも、あなたの挑戦を全力で応援します。あなたの未来への第一歩、ここで一緒に踏み出しましょう!

未来を切り拓く学びの姿勢

建築工学科

古田莉香子 助教

私はこれまで、インドネシアやタイを中心とする東南アジアのインフォーマル居住地の居住環境整備について研究してきました。今後もこの研究をさらに深め、世界の発展に貢献したいという思いから、研究者の道を選びました。
また、インフォーマル居住地のような劣悪な環境下にある地域は、世界にまだ数多く存在します。こうした問題が建築という分野にとっても身近な課題であることを、学生にも知ってほしいという思いから、大学教員になりました。
学生には、自分の専門分野にとらわれず、さまざまな事象に目を向け、アンテナを張り、自ら考える機会を持ってほしいと思っています。そして、机上の勉強やインターネットに頼るだけでなく、実際に自分の足でまちを歩き、多様な視点から観察してほしいです。そうすることで、自分にしかできない発見があるはずです。それを自身の専門分野に応用・展開すれば、新たな世界が広がるかもしれません。
せっかく興味や関心を持っていても、躊躇して一歩を踏み出せない学生が多いように感じます。きっかけを見つけるのは難しいかもしれませんが、学生時代ならではの自由な環境を生かし、ためらわずに挑戦してほしいと思います。その一歩を踏み出すお手伝いをすることが、私たち教員の役割でもあると考えています。

実践的な学びで、
まちの未来をデザインする

環境安全工学科

永村景子 准教授

「生産工学」や「環境安全工学」という唯一無二の工学分野に惹かれ、生産工学部環境安全工学科に入職しました。入職前は、企業で文化財保存に向けた調査・計画・設計などの実務を経験し、研究者として九州の地域で地域活性化や景観まちづくりの研究に取り組んでいました。私の専門は土木工学ですが、こうした課題に取り組む中で、単なるインフラ整備にとどまらず、環境・文化・社会と調和した都市づくりが必要だと実感しました。そのため、土木・機械・化学など多分野と連携できる環境安全工学科に魅力を感じ、入職を決意しました。

授業では、実践的な学びを重視し、理論と実務の橋渡しを意識しています。例えば、「景観まちづくり」では、学生が身近な風景を観察し、環境を捉えるトレーニングを行います。「地域デザイン」では、都市計画の知識をもとに、自分たちの生活圏のまちを分析し、課題や魅力を発見する力を養います。また、環境アセスメントの授業では、開発と環境保全のバランスを考え、持続可能な社会づくりに必要な視点を学びます。

私は、学生たちが実際の地域や社会の課題に触れながら学ぶことが、持続可能な未来の環境づくりにつながると考えています。例えば、授業で得た知識をもとに、地域住民や自治体と協働してまちづくりの提案を行う機会を設けることで、学生が自らの学びを社会に還元できる実感を持てるよう努めています。学生たちとともに、地域と対話し、実践を重ねることで、環境や社会の課題を解決する人材を育てていきたいと考えています。

創造的な対話が育む、研究の広がり

創生デザイン学科

加藤未佳 教授

私は建築学科で学び、「光」や「色」を活かした建築環境工学の研究を続けてきました。建築学では、建築という枠組みのなかで課題解決を考えるのが基本ですが、創生デザイン学科では、その枠を超え、自由な発想で多様な視点や手法を取り入れながら、新たな価値を創出していきます。こうした柔軟なアプローチにより、建築だけでは難しかった課題にも、より理想的な形で応えることができるのです。

学生たちの姿を見ていると、デザインが単なる造形の美しさを超え、社会の在り方や人々の暮らしに深く関わるものであることを実感します。例えば、地域と協力して廃校の利活用に取り組む「青菅プロジェクト」では、人々のつながりやコミュニティの在り方をデザインし、「ファブトラ活用委員会」では、3Dプリンタなどのデジタル技術を駆使し、 最新技術とクリエイティブな発想を組み合わせたワークショップを企画しています。さらに、映像や写真が得意な学生が立ち上げた広報チーム「Sct.」は、SNSに適したコンテンツをデザインしています。こうした取り組みを目の当たりにすると、デザインとは社会に新たな価値をもたらす手段なのだと改めて感じます。

私がこの学科の一員になりたいと思ったのは、学生たちの「やってみたい」という想いが尊重され、それを実現できる環境に強く惹かれたからです。ここでは、異なる分野の知識や技術を掛け合わせながら、新しい発想を生み出すことができるだけでなく、教員と学生が互いに刺激を受けながら議論を重ね、より洗練されたアイデアへと発展させていくことができるため、私自身の研究も広がっています。

学生たちと共に学び、成長しながら、デザインが生み出す未来の可能性を探求する―そんな挑戦を、これからも続けていきたいと考えています。

SPECIAL

採用担当者対談スペシャル

企業が生産工学部の女子学生を採用したがる理由とは?
採用担当者の対談を通じて、
その魅力や強みを深掘りします。
即戦力としてのスキル、
組織に適応する柔軟性、高い成長意欲など、
企業が求めるポイントを明らかにし、
なぜ生産工学部の女子学生が選ばれるのかを解説します!

COMING SOON

TEACHERS

生産工学部の女子学生の
「オモテ」と「ウラ」

女子学生のリアルな一面をご紹介!
表では見えない本音や意外な一面、
実際の経験談を赤裸々に語ります。
成長の裏側を知ることで、より深く生産工学部の女子学生の理解を深めていただけます。

COMING SOON