Mathematical Information Engineering 53 公務員には、国家公務員と地方公務員に分かれ、さまざまな組織・職種があって、採用試験もそれだけ種類が多岐にわたっています。 国家公務員の場合、大学卒業程度の試験区分は、総合職試験・一般職試験・専門職試験に大別されます。このうち最も高度な学力と教養、或いは優れた資質を要求されるのが総合職試験であり、第1次試験(基礎能力・専門の多岐選択式)と2次試験(専門試験、政策論文試験、人物試験)に合格すると採用候補者名簿に登録され、志望する官庁を考慮のうえ成績順に推薦し各省庁の行う面接、身体検査などに合格して、初めて採用内定となります。 地方公務員の場合、各都道府県および市により多少異なるが、採用試験方法、出願手続きは、国家公務員と同様のやり方がとられています(詳細は当該機関に問い合わせのこと)。 したがって、公務員受験者は、公立学校の教員の場合と同様に採用試験に合格しても必ずしも採用されるとは限らないから、志願者はあらかじめこの点を心得ておくべきです。また、公務員採用試験の倍率は一般に高いので徹底的に勉強する必要があります。生産工学部では「公務員対策講座」を実施しているので、公務員志望者は1年次から積極的にそれを受講することを勧めます。 <情報処理技術者> 情報処理技術者試験は、情報処理の発展の中核的役割を果たすべき技術者を育成確保するための施策として行われ、情報化時代における1つの技術レベルの目安となる国家試験です。この試験に合格しないと情報処理の業務に従事できないというものではありませんが、在学中でも受験ができ、試験内容も本学科のカリキュラムで学ぶ部分が多く出題されています。さらに、この資格を有していると就職時にも有利に取り扱われることがありますので、沢山の学生が受験することが望ましいでしょう。 <CG-ARTS検定試験> 数理情報工学科では、2011年からCG-ARTS検定試験の団体受験を実施しています。CGクリエーター、Webデザイナー、CGエンジニア、画像処理エンジニア、マルチメディアの5種類、ベーシックとエキスパートの2レベルがあり、いずれもメディアデザインコースの教育内容と密接に関係しています。 <G検定 E資格> ディープラーニング協会が実施しています。G検定はディープラーニングの基礎知識を有し、適切な活用方針を決定して、事業活用する能力や知識を有しているかを検定します。E資格は、ディープラーニングの理論を理解し、適切な手法を選択して実装する能力や知識を有しているかを認定します。シミュレーション・データサイエンスコースの教育内容と密接に関係しています。 <教員免許> 中学、高等学校等の教員になるためには、教育職員免許法に定める所の免許状を有する必要があります。そのために本学部では教職課程が設置されています。 教職課程の履修に関しては、“キャンパスガイド” に詳しく述べられているので、受講希望者は熟読して下さい。 公公務務員員をを目目指指すす 各種資格の取得について
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