当研究室では、情報科学を駆使してコンピュータにより賢い動作・作業を行わせることを目標として研究しています。その為、賢い、知的とは何か、知能とはという定義そのものからじっくりと考えることを重要視しています。具体的には次の分野を中心としています。 ・人工知能 ・強化学習 ・遺伝的アルゴリズム ・認知科学 ・ニューラルネットワーク ・カオスと複雑系 ・複雑ネットワーク ・自己組織化 いずれも、まずは基礎となる理論を勉強し、理解した上で、人のアイデアを活かして、新しい手法を提案したり、改良したり、応用したりすることが求められています。 コンピュータシミュレーションによって検証するというアプローチを基本としているので、プログラミングは重要な道具です。 <ゼミナール> 3年生のゼミナールでは、上記のテーマをそれぞれが調べたり、論文を読んだりして、その内容について準備をし、発表するという形式でおこなっています。 ゼミナールでは、 ・各自が責任を持って自分の分担箇所を皆にわかりやすいように発表すること ・わからないことは必ず質問し、わからないままにしないこと ・積極的に発言し、議論に参加すること が求められています。自分の発表をするだけでなく、ゼミの一員として貢献してくれることを期待します。 44 Mathematical Information Engineering 3年生の演習では、グループでプロジェクトに取り組むことを求められています。 必要に応じて、計算機を用いたプログラム作成の演習もしますが、1年次のプログラミング演習I・II程度のプログラミングは前提としています。プログラミングは今できなくても、出来るようになろうと努力すること、嫌いでも必要だと受け入れることが求められます。 <卒業研究> 3年次のゼミナール、および演習を通じて、各自が自分でテーマを設定し、そのテーマを一年間を通じてじっくりと、主体的に取り組むことが要求されます。 当研究室では、新しい発見や技術につながる結果も大切ですが、それ以上に、研究に取り組む姿勢や過程を重要視しています。失敗を恐れずに、そこから何か一つでも学んでいくことが大切です。 卒業研究は一年を通じて取り組みますが、各自で計画を立てて、全体の進捗を管理することも要求されます。また、夏休み中に行われる合宿では、卒業研究の中間発表を行います。卒業研究の成果は、学会で発表できるよう、目標を高く持って取り組んでもらいたいと思います。 卒業研究を通じて研究に深い興味を持った学生には、大学院への進学もサポートします。 学ぶこと、研究することの苦しさ、奥深さ、楽しさを一緒に味わってみたい学生の皆さんを歓迎します。 山山内内研研究究室室 23号号館館201室室 yamauchi.yukari@nihon-u.ac.jp
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