数理情報工学科/学習の手引R7
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当研究室では、コンピュータ/VLSI(超大規模集積回路)の設計やテストなどを自動化するためのCAD(コンピュータ援用設計)ソフトウェアの研究を行っています。簡単にいいますと、コンピュータハードウェアの回路設計、テスト、故障診断、セキュリティを、コンピュータを用いて行うためのソフトウェアを研究しています。このハードウェアの設計、テスト、故障診断、セキュリティの問題を組合せ最適化問題として定式化し、その問題を現実的な時間で、かつ効率的に解くためのヒューリスティックアルゴリズムを考え出し、プログラミングし、計算機実験を行うことが、主な研究活動です。このような研究成果を学会、論文誌で発表していきます。 研究テーマとしましては、 ・コンピュータのテスト容易化設計CADアルゴリズムに関する研究 ・コンピュータのテスト生成・圧縮CADアルゴリズムに関する研究 ・コンピュータの故障診断CADアルゴリズムに関する研究 ・コンピュータのセキュリティCADアルゴリズムに関する研究を中心としています。 当研究室の研究テーマは、産業界でも重要なテーマであり、産学共同研究も積極的に行っていきたいと考えています。 <ゼミナール> 研究室では、次のような人を求めています。 ・CADソフトウェアに興味がある人 ・理論的解析およびプログラム作成を厭わない人 ・コンピュータの中身(ハードウェア)に興味がある人 ・大学院に進学し、長期的にCADソフトウェアの研究をする人 ・受身ではなく、主体的に研究にチャレンジする意欲のある人 42 Mathematical Information Engineering ・協調性のある人 ・ゼミ合宿、コンパ、ソフトボールなど研究室行事を楽しく盛り上げてくれる人 ・研究室に頻繁に顔を出す人 ゼミナールでは、コンピュータの設計、及び高位合成・テストCADアルゴリズムについて学びます。具体的には、前半は講義中心に進め、後半は輪講形式で担当者がパワーポイントを用いて発表し、全員で議論します。また、実際に簡単なコンピュータを設計して、実際に実機で動作させる演習やCADソフトウェアを作成する演習も行います。これらを通じて、CADソフトウェアに関する理解を深め、その問題点を認識し、卒業研究への道筋をつけます。 <卒業研究> ・コンピュータのテスト容易化設計CADアルゴリズムに関する研究 ・コンピュータのテスト生成・圧縮CADアルゴリズムに関する研究 ・コンピュータの故障診断CADアルゴリズムに関する研究 ・コンピュータのセキュリティCADアルゴリズムに関する研究 上記の中から選択してもらいます。その中で具体的な研究テーマを定め、主体的に研究を進めてもらいます。その研究成果を学会で発表することを目標にします。研究は3年ぐらいで1つのテーマを行い、オリジナリティのある研究成果を生み出し、その成果を論文にまとめることが理想です。可能であれば(研究意欲と経済面)、大学院に進学していただき、研究を継続し、CADソフトウェア研究のプロフェッショナルになって産業界や研究機関などで活躍していただきたいと思っています。当研究室で、研究する意欲のある人はwelcomeです。ぜひ、研究室の扉をたたいてください。 細細川川研研究究室室 23号号館館503室室 hosokawa.toshinori@nihon-u.ac.jp

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