数理情報工学科/学習の手引R7
12/68

DDPP11 豊豊かかなな教教養養とと自自然然科科学学・・社社会会科科学学にに関関すするる基基礎礎知知識識にに基基づづきき、、数数理理情情報報工工学学分分野野にに関関わわるる技技術術者者ととししててのの倫倫理理観観をを高高めめるるここととががででききるる。。 DP1.1 【社会科学と教養】 豊かな教養に基づき情報分野の技術者として社会に貢献する行動ができる能力の習得 DP1.2 【技術者倫理】 人類の幸福・福祉についての認識を深め、工学技術の社会への影響を情報セキュリティも考慮し、その功罪を含めて判断して行動できる倫理観および責任感の習得 DP1.3 【自然科学】 線形代数、確率統計、離散数学、物理等の自然科学の知識に基づき現象を観察できる洞察力とそれを論理的に考えコンピュータシステムに応用できる能力の習得 《補足》20世紀の物質文明は世の中を豊かにした反面、様々な負の遺産をもたらし、21世紀には大きな負担となって好むと好まざるとに関わらず継承されています。また、過去において、極めて狭い独善的な視点に囚われた技術者による幾多の非社会的な行為もありました。このような反省に基づき、技術指向に陥ることなく、工学が人類にもたらした幸せと不幸、社会全体あるいは世界全体に及ぼすこれらの両面についての認識を深め、工学技術の社会への影響をその功罪を含めて判断できる倫理観と責任感を有する幅広い教養をもった技術者の育成を目指します。また、知的所有権等の法的側面にも配慮できる技術者の育成を行います。 教養基礎科目におかれた数学、自然科学の各科目はすべての基礎になるものであり、これらの十分なる理解は何事にも欠かせないものです。また、専門教育科目においても安易に先端の技術分野に進むよりも、基礎学力を重視したカリキュラム構成を用意し、確実な基礎技術力に基づいた応用力のある技術者の育成を目指しています。また、講義科目のいくつかにはコンピュータを用いた実技科目が併設され、実技を通して講義内容が確実に理解できるように、また逆8 Mathematical Information Engineering に講義内容に基づいた実践的な技術力が養われるように考慮されています。特に、プログラミング能力は情報技術全般において必須のものであり、日常的に使用することによって、自由に使いこなせるようになることが必要です。多くの科目で、授業時間あるいは宿題等において実際にプログラム作成等の機会が多く設けられています。日頃から積極的にコンピュータに接し、自ら手を動かすことを厭わず、理論と実践力の相乗効果を果たすように勤めることを望みます。 DDPP22 国国際際的的視視点点かからら、、数数理理情情報報工工学学のの観観点点にに基基づづいいてて必必要要なな情情報報をを収収集集・・分分析析しし、、自自ららのの考考ええをを説説明明すするるここととががででききるる。。 DP2.1 【グローバルな視点】 民族、地域、文化、あるいは思想等の多様性を理解し、多面的に物事を考え、行動できる能力の習得 DP2.2 【情報の収集・分析】 自らの考えを論理的・客観的に伝えるために必要な情報を収集・分析できる能力の習得 《補足》特定の組織、国、あるいは民族といった限られた視野ではなく、それぞれの多様性を理解し、世界的な視野で価値判断できるような能力をもった技術者の育成を目指します。多面的に考え理解する能力を培うためには、教育プログラム内だけでなく、自ら常に世の中の状況に関心をもつことが必要です。また、このためにも、後述の国際的コミュニケーション能力は重要であり、自ら進んで幅広い多用な情報や意見を傾聴し、同時に世界を相手に自らの情報を発信する能力や意識をもつことが求められます。 学生諸君は講義を聞き理解するという受け身の姿勢であってはなりません。シラバスや前回の講義時に知らされた次回の講義内容に関して事前学修したり調査するなどして授業を有意義なものとなるように十分準備しなければならなりません。授業は教員等との双方向のやりとりの時間です。学生諸君は積極的に質問し、自らの考えを述

元のページ  ../index.html#12

このブックを見る