機械工学科/学習の手引R7
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57 12号館 401室まるも よしたか教授 丸 茂 喜 高047-474-2318marumo.yoshitaka@.nihon-u.ac.jp 授業科目制御工学Ⅰ制御工学Ⅱ機械振動工学システムモデリング演習機械工学実験11..研研究究室室のの構構成成とと方方針針当研究室は,機械力学・制御工学・人間工学を中心として,安全・安心で豊かなモビリティ社会を実現するための研究を行っています.自動車,二輪車,大型連結車などの身の回りのモビリティにおける運動と制御,運転と支援に興味がある人に適したテーマを用意しています.研究室内で研究分野ごとに毎週ミーティングを行い,卒業研究生がそれぞれの研究の進捗状況をプレゼンテーションします.研究活動を通して,物事の考え方,取り組み方,まとめ方,伝え方をしっかりと身につけてもらいます.また,集団での研究室生活,懇親会などを通じて,社会に出て一番必要とされるコミュニケーション能力を培うことにも重点を置いています. 研究テーマの中には,他大学などの学外機関と共同で実施しているものもあり,より一層の責任感と緊張感を持って取り組むことができます.これらのテーマを担当するのは大変ですが,得られるものもそれだけ多くあります.また,成果が得られた研究については,国内の学術講演会ばかりでなく,海外の国際会議でも積極的に発表してもらいます. 22..研研究究内内容容研究テーマは,自動車を運転するドライバの運転特性や運転時のヒヤリハットデータを扱うヒューマンファクタに関するものと,二輪車や大型連結車などの自動車の運動特性を扱う運動と制御に関するものに大別されます.前者はドライビングシミュレータを用いた実験やドライブレコーダのデータ分析,後者はPCによるシミュレーションがメインになります.・ドライバの運転支援システムに関する研究自動車のフロントガラス上に情報を呈示するヘッドアップディスプレイ(HUD)という技術を用いて,ドライバが運転操作を行う上で有益な情報を知らせる運転支援システムに関する研究を行っています.信号交差点において,対向右折車などにより死角となる対向車線上を走行する直進車の前方に余裕領域を呈示することで,右折の可否の判断を支援するシステムの研究や,車線変更を行う際に,車線変更が可能となる領域を道路上に呈示する運転支援システムに関する研究を行っています.実験では,ドライビングシミュレータを活用しています(図1).図1 ドライビングシミュレータ

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