2. カリキュラムの概要 1. 機械工学科の特長 ★明るい雰囲気とオープンな科風。 ★消化不良が少なく,身をもって機械工学を学習できる実習・実験・製図など実技系授業が多いことと,充実した実験実習・研究施設。 ★達成目標を明確に提示し機械を設計製作し,実践的なものづくりのセンスを養成するプロジェクト演習系授業,いわゆるPBL (Project Based Learning)教育の推進。 ★各自の興味,未来の目標に合わせて,自動車コース,航空宇宙コース,ロボット・機械創造コースのいずれか一つを選択し,専門化した機械エンジニアの育成を積極的に支援。 ★自動車,オートバイなどの運転シミュレータ,微小重力実験装置,軽量構造材料製作装置,新材料製作装置,ハイテク接合装置など最新の研究設備を使用する卒業研究。 ★卒業研究は,従来から行われている機械工学に関する研究開発のテーマに加えて,AI(人工知能)を機械工学の諸問題に応用したテーマを設定し,多様化している学生の要求への対応。 ★さらなる学問の追究をめざしている学生への大学院進学の推奨と支援。 東京・神田駿河台に日本大学工学部工業経営学科を開設19521957千葉県習志野市に移転1958工学部を理工学部に改称1961工業経営学科を経営工学科に改称1965日本大学第一工学部(計5学科)に改称1966日本大学生産工学部(計7学科)に改称1970日本大学大学院生産工学研究科修士課程を設置1972日本大学大学院生産工学研究科博士課程を設置1975修士課程と博士課程を博士前期課程と博士後期課程に改組1982生産工学部実籾校舎竣工2002生産工学部創設50周年 2006生産工学部12号館(機械工学科棟)竣工2009環境安全工学科と創生デザイン学科を開設(計9学科)2012生産工学部創設60周年2022生産工学部創設70周年機械工学科棟 津田沼キャンパス12号館 本学科では,「ディプロマポリシー(学位授与の方針)」を4年間で達成できるよう,低学年のうちから将来の目標を真剣に考えて,目的意識を持って積極的に勉学に励むことができるカリキュラム(教育プログラム)で教育しています。 機械エンジニアとして社会で活躍するためには,機械工学に関する様々な専門分野の知識と応用力を修得しなければなりません。教養科目,基盤科目および専門分野別の達成目標と関連授業科目をまとめたカリキュラムツリーを3ページ以降に示します。カリキュラムツリーを参考に,設置されている授業のねらいを理解し,各自の進路目標を達成できるように履修計画を作成してください。修得年次別の代表的な授業科目の概要は,以下の通りです。 1年次は,教養科目と基盤科目の授業がメインとなりますが,それと並行して専門教育科目も設置されています。「大学への帰属意識」および「専門教育への関心」を高めることなどを目的とした全学共通教育科目の自主創造の基礎が必修科目として設置されています。また,専門教育科目として,デザインセンスの養成および設計の楽しさを体験させることなどを目的とした3次元グラフィックス演習,機械設計の基礎となる機械力学Ⅰ及び演習と材料力学Ⅰ及び演習が履修できます。 2年次からは,専門教育科目の授業がメインとなり,機械エンジニアとしての素養を磨き始めます。機械工学の基礎となる学問はすべて共通しています。機械部品の仕組みを理解する機械要素,適切な材料を選択するための機械材料,その加工を適切に行うための機械加工学概論,合理的なエネルギー変換を行うための熱力学Ⅰ及び演習と流体力学Ⅰ及び演習,機械を有効に働かせるための制御工学Ⅰなどです。また,座学と実技の両方からなる基礎製図製作と要素製図製作や,基礎工学実験,プログラミング演習などの専門的な実技科目も始まります。これらの授業で修得する内容は,どの分1 機械工学は,あらゆる産業の基盤として重要な役割を担い,他分野の学問とも融合して豊かな社会の発展に大きく貢献している学問です。機械工学科のキャッチフレーズは実践力重視のものづくりと乗り物大好き学科です。本学科の使命は,ものづくりのセンスと実践力を養い,産業の基盤を支える機械や乗り物を創造できる人材を社会に輩出し続けることです。本学科の特長を以下に示します。 ◆日本大学生産工学部の沿革◆
元のページ ../index.html#6