機械工学科/学習の手引R7
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生産実習(実習の様子)生産実習(ミーティングの様子)将来,エンジニアとして世の中で活躍するための創造力と応用力を養い,またプロジェクトを成し遂げる喜びを知ってもらうことを目的としています。機械技術者がある目標にしたがって新しい物を創造するプロジェクトを遂行する場合,一般的にはチームを組んで設計,製作,性能評価などの全体の流れを計画し,それにしたがって製作する必要があります。また,より良いものを創造するためには,このような過程において各個人が積極的にアイディアを出し,それらをどのように盛り込んでいくか,また目的達成のために他人とどのように協力をしていくか等を身につけておくことが大切です。レギュレーションを達成するための基本計画から経費算定,設計,製作,性能評価等に至るまでを5人程度のグループで協力して行います。各グループには担当教員が付き,製作が円滑に行われるようにアドバイスします。授業の終わりには,競技会を開催し1年間の成果を発表します。競技会上位入賞グループおよび投票によって選ばれた優秀作品などが表彰されます。(2)履修方法3年次の始めに,プロジェクト演習・実践モノづくりⅠ・Ⅱの概要,および担当教員アドバイザー名簿が掲示されます。履修希望学生は,ガイダンスまで希望テーマを決定して5人程度の学生グループを編成しておいてください。最終的なグループ編成は,ガイダンス当日に決定されます。その後で,教員アドバイザーが決定します。(3)作品例テーマやレギュレーションは毎年更新しています。最近のプロジェクト演習の自動車関係テーマはバッテリー駆動の「電動カート」で,競技会はキャンパス内に設定したコースを走るタイムトライアルレースです。また,製作した「レスキューロボット」で障害物を避けてスタートからゴールまでを目指すミッショントライヤルや製作した「風車」で風力発電量を競う発電量トライヤルを実施しました。製作した風力発電機は,学部主催のWINCOM(風力発電コンペ:学園祭で開催)へ積極的にエントリーしています。プロジェクト演習のみ履修する場合は,マテリアルハンドリングに関するテーマなどを設定しています。競技会でのタイムトライアル(電動カート)無線制御による災害救助ロボット(レスキューロボット)3Dプリンタを利用した羽根の作製(風力発電) 25 8.プロジェクト演習・実践モノづくりⅠ・Ⅱ(1)概要

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