環境安全工学科/学習の手引R7
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- 1 -20世紀末から21世紀初頭にかけ,少子化や環境問題を始めとした内外の情勢変化により,モノつくりを取り巻く環境は大きな転換点を迎え,社会ニーズも変化しました。この変化に応えるために,既存の工学の領域を横断的に包括しつつ,新たな分野を担う学際的な人材の育成を目指して2009年(平成21年)4月に生産工学部に新設された2つの学科の1つが環境安全工学科です。環境安全工学科の設立当初の教育理念・目標としては,「持続可能な社会生活実現に要請されるエネルギーを含めた環境と安全を理解する力」,「関連工学分野の知識の習得」,「インターナショナルコミュニケーション能力」,さらには「モノつくりを担う技術者としての安全・防災知識」,「環境負荷制御,長期的で環境に優しいエネルギー需給状況の洞察力や知識・技術」を理解・修得させることが掲げられました。またこれらの教育理念・目標を達成するために,環境安全工学科には環境安全コースと環境エネルギーコースの2コースが設置されました。 環境安全工学科のカリキュラムは,現在まで3回のカリキュラム改定を経て,学科創設時の各工学分野の概論的な内容から,機械工学,土木工学,化学の基礎を学び,その上で環境,エネルギー,安全を学ぶ体系にシフトし,2回目のカリキュラム改定(2013年入学者以降が対象)により,国家資格である「施工管理技士」の指定学科として国土交通大臣より認定を受けています。身の回りのまちづくり,ドローンや人工衛星を利用した環境計測,インフラの維持管理,環境や生態系にやさしい新機能材料の開発や廃棄物の有効利用技術の開発,省エネルギー技術や新エネルギー技術の開発などSDGsの多くの目標到達に貢献できる学科であり,「脱炭素」を目指すこれからの社会に貢献できるのが,環境安全工学科です。11 環環境境安安全全工工学学科科のの概概要要 11..11 学学科科のの概概要要

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