- 32 -居室:40号館318室 【専門分野】先端エネルギー工学,航空宇宙工学 【担当科目】 メカトロニクス, エネルギー変換システム, サステイナブルエネルギー工学 など e-mail:imamura.osamu@nihon-u.ac.jp 教授 博士(科学) 【研究テーマ・概要】 1.火花点火機関の高効率化に関する研究 地球温暖化に対する二酸化炭素削減に向けて、エネルギー変換システムにおける効率向上が求められています。この観点から、輸送部門に多く用いられている火花点火機関の熱効率の向上を目指して研究を行っています。特に火花放電から点火に至る過程において、流動が火花放電に与える影響やプラズマの挙動について工業的および科学的観点から研究検討を行っています。 2.柔構造エアロシェルを有する飛翔体の開発研究 2003年のスペースシャトルコロンビア号の空中分解事故に象徴されるように、大気圏再突入など空気中を高速で飛行する機体は厳しい熱環境にさらされます。このような大気圏突入をより安全に行うために、柔構造エアロシェルを用いて高高度から減速し、空力加熱をされる低弾道係数飛行を行う飛翔体の研究開発を行っています。特に40号館101号室に設置された大型チャンバーLINCSを用いた熱真空試験や関連するザイロン®の材料試験の特性などについて研究開発を実施しています。 3.その他 二酸化炭素削減の観点から、冷媒の安定性やカーボンニュートラルと言われるバイオ燃料については、主にその燃焼特性について検討を行っています。また大型の実験設備がありますので、そちらを用いて熱流体に関連する研究開発を実施しています。 【最近の主な研究論文】 1.傅建華, 今村宰, 秋濱一弘, 山﨑博司, ガソリンエンジン用点火プラグにおける流動により延伸した火花放電の直径に関する考察,静電気学会誌 44(1) 26-31 (2020) DOI 10.34342/iesj.2020.44.1.26 2.Kazushige MATSUMARU, Mayuko TANAKA, Osamu IMAMURA, Kazuhiko YAMADA, Thermal- durability Evaluation of Inflatable Structure for a Deployable Aeroshell Using ICP Heater, Trans. Japan Soc. Aero.&Space Sci., Aerospace Technology Japan, Vol. 16, No. 6, 520-527, (2018) DOI : 10.2322/tastj.16.520 3.樋口 健,服部 司,今村 宰,板倉 嘉哉,中層大気中における火炎維持装置の開発,千葉大学教育学部 研究紀要 69 311-320 (2021) DOI 10.20776/S13482084-69-P311 参考HP: http://kenkyu-web.cin.nihon-u.ac.jp/Profiles/91/0009007/profile.html http://lab.en.cit.nihon-u.ac.jp/o_imamura/index.html 【受賞歴】(公社)自動車技術会 第11回技術部門貢献賞 (2018年度) (一社)日本機械学会 宇宙工学部門 宇宙賞 (2018) (一社)日本燃焼学会学会表彰 奨励賞 平成26年度 (一社)日本航空宇宙学会 技術賞(基盤技術部門) 【所属学会】日本機械学会,日本燃焼学会,自動車技術会,日本航空宇宙学会,アメリカ航空宇宙学会 【学外での活動】 日本機械学会 エンジンシステム部門表彰委員会 幹事, 自動車技術会 ガソリン機関部門委員会 幹事,日本マイクログラビティ応用学会 論文編集委員 他 いまむら今村おさむ 宰
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