- 22 -□ここでは,大学院への進学を一つの進路として少し考えてみたいと思います。□□地球温暖化による異常な気象や災害が起きていますが,地球温暖化抑制については世界各国で議論がなされ,速やかに計画・実行することが求められています。それはエネルギー資源の使い方から災害防止計画,生活様式に至るまでの大変革になるかもしれません。加えてコロナ禍によって時代は急速に進んでおり,□□年以上早いイノベーションが短期間のうちに起こっていると言われています。例えば,自動車の自動運転化は死亡事故を無くす,□□の登場でなにもかもが変わってしまう,人材や労働力不足を補う革新的成果としてそう遠くない将来には実現するかもしれません。現在システムや動力源について種々の開発が世界規模で同時並行的に行われていることは,学生の皆さんもいろいろなメディア情報で見聞きしていると思います。そんな社会・世界・自然などの転換点では,あらゆる技術を総動員して,共通の目標に向かっていく必要があり開発競争も激化していますが,そのなかに皆さんは卒業後飛び込んでいくのです。これまでの常識がどんどん古い技術になっていくかもしれません。新しい概念がいままでの常識にとって代わるかもしれません。皆さんの生きてきた経験や知識,人柄などのすべてを使って,社会に貢献できる技術者として活躍してほしいと教員一同願っています。□□大学院へ進学すると学べる事,得られることを列記すると,□•基礎学力を応用した高度な専門技術や知識を修得できる□•指導教員との研究結果に対するディスカッションを通してコミュニケーション能力が養える□•卒業研究生に対する研究・実験指導を通してマネージメント力が養える□•文献調査や研究結果を通して目的達成能力の研鑽ができる□•修士の学位を取得できる(学位は生涯剥奪されない唯一の資格)□□さらに,大学院修了者が社会に出るときや社会に出てからは,□・就職時に業界研究および社会に出る心構えが十分にできているので離職率が低い□・研究者(企業の研究所勤務など)になりたいと考えている場合有利□・企業内研究での成果を纏めて博士号取得への道が開かれている□・□□歳での男性の学士と修士の年収差は約□□□万円,女性では□□歳で約□□□万円の差がある(内閣府□経済社会総合研究所)□・管理職への登用が学卒同期よりも早いという卒業生の声もある□・教職では大学院修了と同時申請により「専修免許状」を取得できる□といったメリットがあります。 □□□□大大学学院院へへのの進進学学□□□□□□大学院進学についてはキャンパスガイドにもその重要性について書かれています。
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