- 21 - 卒業研究は,学部4年間の教育の集大成となる科目で,各教員の指導のもとで,研究テーマに取り組み,卒業論文を執筆します。環境安全工学科では,原則3年次の研究室配属の配属先の教員のもとで卒業研究を行います。 卒業研究は大きく卒業研究1,卒業研究2に分けられます。環境安全工学科では,前期終了時に中間発表会,後期終了時に卒業研究発表会を実施します。また後期終了時には,自身の研究を卒業論文にまとめますが,学科ではその概要を卒業研究概要集として配布します。前期と後期の発表会では,指導教員以外の教員の審査を受けることとしています。これは,自分の研究内容をその分野の専門家ではない人にわかりやすく伝えることが重要だからです。これまで培ってきたプレゼンテーション力を存分に発揮してください。 研究テーマは,基本的にはこれまで行われていないテーマです。答えが出ていないテーマに取り組みますので,一朝一夕で結果が出るものではなく,失敗を通じて少しずつ新しいことが徐々にわかってきます。そこで,研究を毎日計画的に進めることが大変重要となります。日々の地道な研究を通じて,身につけた課題解決能力は,必ずや社会に出て役に立つことでしょう。 卒業研究では,環境安全工学科は教員の専門分野により,調査,実験,解析等に取り組みますが,内容が多岐に渡っていますので,是非自分が興味があるものをゼミナール等の受講を通じて見つけてください。また教員の学問分野や学風によって指導スタイル等も異なります。しかし,概ねどの研究室でも,文献の調べ方・読み方,研究計画のたてかた,実験(研究)計画,実験(研究)方法,報告の仕方,結果のまとめ方,考察の方法,論文の書き方および発表の仕方など,学問の方法論を修得することを第一の目的としています。卒業研究では所属する研究室にて,見学会,調査,輪講,勉強会,原書講読,雑誌会,ミーティング,ゼミナール,ディスカッション,研究報告会,学術講演会への参加,学会参加や卒業研究室旅行などが開催されます。 なお重要な点として,卒業研究には着手要件があります。3年終了時までに104単位の修得が必要となります(キャンパスガイドにも記載がありますので,参照してください)。3年終了時までになるべく多くの単位数を修得しているほうが,優れた研究が遂行できるばかりでなく,就職活動も余裕を持って取り組むことができます。したがって3年次終了時までに卒業研究着手条件はもとより卒業要件をクリアするなど,できる限り多くの単位を修得しておいてください。 44..22 卒卒業業研研究究
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