環境安全工学科/学習の手引R7
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- 16 - 環境安全工学科では,これまでの20世紀型のモノを「消費する」技術から「モノを循環させる」技術への転換が求められる21世紀型へ対応するための技術修得に向けた実技科目として環境安全工学実験が2年生より専門実験として配置されています。環境問題,エネルギー問題,安全問題をはじめ,学科が掲げる8つのキーワード(インフラメンテナンス,環境マネジメント,環境計測,まちづくり,環境材料,省エネルギー,再生可能エネルギー,スマートグリッド)について,発展する科学技術に対する適応力と新たな課題に対する問題解決力や分析・解決手法を身につけます。専門実験では,さまざまな事象を「観察する」力を深めます。また,科学レポートとしてまとめるための「考察する」力も養います。 環境安全工学実験Ⅰ 環境安全工学実験Iでは,学科の柱である環境共生,環境エネルギーに関する基礎として,まず測定法の原理・原則や基本法則などを学び理解します。本実験では,環境安全概論,環境エネルギー概論に関する基礎実験を行い,これらの原理・原則と操作法とを理解することを目的とします。また,すべての実験・測定においてものづくりにおける安全工学に関する内容も含んでいます。 環境安全工学実験Ⅱ 環境安全工学実験Ⅱでは,環境安全工学実験Iの環境共生,環境エネルギーに関する基礎に引き続いて,環境共生および環境エネルギーに関する基礎実験を行います。本実験では,構造力学および演習,流体力学および演習,有機化学および演習,物理化学および演習にも係る基礎実験を行い,これらの原理・原則と操作法とを理解することを目的とします。 環境安全工学実験Ⅰ,Ⅱで実施するすべての実験テーマを習熟します。これは環境安全工学を学ぶためには必要不可欠なジェネリック・スキル(汎用的な技能)となるためです。応用技能の習熟については,3年生で受講するプロジェクト演習やゼミナール,または生産実習を通して身につけ卒業研究へとつながります。その他の実技科目においても実験テーマを扱う実習を扱い,持続可能な社会の実現に向けた技術者としての主体性と協働力を身につけることとしています。 33 実実技技科科目目とと生生産産工工学学系系科科目目 33..11 環環境境安安全全工工学学実実験験

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