土木工学科/学習の手引R7
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本学部の授業科目は、教養科目や基盤科目を基本とする教養基盤科目、生産工学系科目や全学共通科目、そして専門教育科目に分類されています。 ○教養基盤科目 大学においては、専門教育科目のみならず、教養科目を広く学びます。学年を追うごとに専門教育科目が増えていきますが、その時に社会のしくみや国際情勢など、より多くの知識や視点を得るための教養が必要となります。関心のあることを深く学ぶためにも社会で豊かに生きていくためにも、教養を身に付けることは重要です。 ○生産工学系科目 生産工学部では、理論と実践の融合を基本理念としたキャリアデザイン教育とエンジニアリングデザイン教育を2本の柱とした生産工学系科目群を構築しています。学生が自ら考え、多面的視点から各専門分野の社会的役割を認識すること、技術者としての将来像を主体的かつ具体的に描くことに重点を置いています。 キャリアデザイン教育として、1~2年次の「キャリアデザイン」や「キャリアデザイン演習」において、将来と向き合い、自己分析や業界研究、キャリア開発を重ねて将来像を描きます。さらに、3年次には「生産実習」におけるインターンシップを通じて、基礎理論と実践技術を関連付けながら技術者の実務を経験し、将来像を具現化するためのキャリアを自らデザインします。なお、生産実習については、本書“4 『生産実習』の履修について(P.24)”に記載がありますので確認してください。 エンジニアリングデザイン教育は、皆さんが多様なメンバーとの協働を通じて、コミュニケーション力、チームワーク力、課題設定力および創造力等からなるエンジニアリングデザイン能力を本学が独自に開発し、体系的に配置されたPBL(Project-Based-Learning)科目により獲得しています。これに該当する「自主創造の基礎」、「生産工学の基礎」については、本書“3『自主創造の基礎』、『生産工学の基礎』、『ゼミナール』の履修について(P.22)”に記載がありますので確認してください。 ○専門科目 土木工学は、人々が安全かつ快適に自然環境と調和し、豊かな生活を送るために不可欠な社会基盤施設を計画、設計、施工、維持管理するための学問です。その学問体系は土木の主要な力学系科目である「構造工学」「水工学」「地盤工学」などの分野で構成されています。それらを基礎として応用科目および生産工学系群の充実を図っています。科目の詳細は、キャンパスガイド「授業科目表」または本書“各科目と学習・教育到達目標との対応(P.5)”に記載がありますので確認してください。 (2)日本技術者教育認定機構の認定と履修モデル 令和4年度からは、土木工学科に入学した全ての学生を対象とする日本技術者教育認定機構(JABEE)に認定された新たなプログラムを整備しました。このプログラムは、従来のJABEE認定コースであったマネジメントコースおよび環境・都市コースの特色を融合させたものであり、これまでの土木工学科の教育的な伝統を重視しながらも、それぞれのコースで獲得する全ての知識と能力要素を維持した学習・教育到達目標を設定して11--33 カカリリキキュュララムムににつついいてて (1)授業科目について 3

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