土木工学科/学習の手引R7
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11--11 ははじじめめにに 現在の世界は、より堅固で確実な社会的安定を願って、国際情勢は大きな変ぼう11--22 日日本本大大学学ででのの学学びび を遂げながら、安定した共栄の時代を築こうとしています。しかし、価値観の多様化による混乱、地球温暖化による異常気象に伴う自然災害、ならびに自然環境汚染や人口・食糧問題など、その願いを妨げようとする要因が次々と出現しています。 古来より、土木工学には人々が安全に豊かで快適な文化生活を維持・向上させるような環境を創り出す使命が課せられています。それが今日ほど地球規模で強く要請された時代は、かつてなかったと言っても過言ではないでしょう。 高度情報化・高齢化社会の今日にあって、土木技術者に求められる課題は単なる新しい技術の開発にとどまらず、刻々と変化する社会的・経済的要求への対応にグローバルな視点での意識を持つことが求められています。 このような重大な社会の変革期に、土木技術者を目指す皆さんには市民から絶大なる期待が寄せられています。これからの4年間、皆さんは社会人としての教養を高めることはもちろんのこと、基礎学力の向上を目指すと同時に、幅広い土木工学の専門領域の学修に意欲的に取り組み、創意と工夫をもって積極的に大学生活を過ごさなくてはなりません。 大学は皆さん自らが自己の素養を培い、創造性豊かで良識のある技術者になることを強く望んでいます。そのために必要な大学生活を楽しく過ごせるよう、土木工学科の教職員はもちろん、多くの日本大学卒業生とも連携し、全力を挙げて皆さんを支援する体制を整えています。皆さんが一刻も早く世に出て、新しい世紀のリーダー・土木技術者として活躍してくれることを強く切望しています。 日本大学の教育理念は「自主創造」と定められています。この理念は、「どのような局面でも挑み、乗り越え、あるべき自分を創ろうとする精神や行動」を示しています。この自主創造を構成する「3つの要素、8つの能力」ならびに「日本大学が卒業後にどのように活躍できる人間を育成するのか」という具体的な指標として日本大学教育憲章が制定されています。これは、皆さんにとっての目標であり、身に付けて欲しい力でもあります。『自ら学ぶ』、『自ら考える』、『自ら道をひらく』3つの能力要素に対する8つの包括的能力(コンピテンス)の詳細は、キャンパスガイドやホームページにも記載されています。また、この日本大学教育憲章および生産工学部の教育目標を基に、生産工学部教育方針3つのポリシー(ディプロマ・ポリシー:DP[学位認定の方針]、カリキュラム・ポリシー:CP[教育課程の編成・実施の方針]、アドミッション・ポリシー:AP[入学者受入れ方針]が策定されています。皆さんの学びは、カリキュラム・ポリシーに基づく教育課程の中で、ディプロマ・ポリシーに明示された能力の修得(達成)を目指すものであり、皆さんの学修成果の目標となります。 1 11 大大学学生生活活ををははじじめめるるににああたたっってて

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