電気電子工学科/学習の手引R7
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写真 【専門分野】非破壊検査工学、電磁気応用計測 【担当科目】回路理論及び演習Ⅰ・Ⅱ,電子回路Ⅰ・Ⅱ,他 e-mail:koyama.kiyoshi@nihon-u.ac.jp -41- 【研究室の構成と方針】 研究課題テーマを通して電磁気応用計測および非破壊検査工学に関する理解を深めると同時に、研究遂行に伴う様々な課題や問題点の解決や研究結果の考察に基づく研究方向の設定などの専門的思考力や問題解決能力を高め、あわせて文章の書き方、研究発表の仕方などについて学びます。 【研究内容】 研究課題テーマは、①構造物などのヘルスモニタリング技術、②炭素繊維複合材に対する非破壊検査技術、③電磁誘導非破壊試験における評価精度向上技術に関する研究などです。研究領域や分野は、電磁気応用計測、非破壊検査工学になります。 私達の社会生活を便利で豊かに過ごすために、自動車や鉄道、航空機、道路や橋梁、各種プラントなどの社会インフラを安全で安心して長期に亘って使用できることが大切です。また、それらを構築するために品質の高い工業製品が必要になります。非破壊検査は、これら工業製品や社会インフラなどの対象物を破壊することなくその状態を検査する技術であり社会生活の維持管理に必要な非常に重要な技術です。非破壊検査には種々の試験技術があり、中でも電磁気を利用した非破壊試験法である渦電流探傷試験があります。渦電流探傷試験は、交流電流を流した試験コイルによって導電性の試験体に電磁誘導により渦電流を誘導し、きずなどによって変化を試験コイルの起電力変化を計測し試験対象物の状態を計測する技術です。 【研究設備】 種々の電磁気を用いた非破壊試験装置を有します。図に光ファイバーセンサーによる構造物のヘルスモニタリング計測システムと渦電流探傷試験の原理を示します。 【その他】 熱心に興味と自覚を持って取り組む事が大切です。 CoilEddy CurrentMagnetic FluxACEddy CurrentTest Material教授 31号館501室 小山 潔 博士(工学)

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