写真 e-mail:kuroiwa.takashi@nihon-u.ac.jp 31号館407室 【専門分野】画像情報処理,光応用計測,ロボティクス 【担当科目】情報理論,光通信システム,他 -40- 【研究室の構成と方針】 現在、研究室の構成は、大学院博士課程と大学院修士課程の学生さんがあわせて10名程で、テーマごとにいくつかの研究グループに分かれています。毎年学部生の人達が10名程度配属になりますので、テーマを決める際はまず本人の希望を聞き、関連の深い分野のグループに属して貰いますが、希望により、学部生の人達だけのテーマを作る場合もあります。研究は週一度のミーティングでディスカッションを行い、進捗状況に関する相談ごとを個別に聞き、アドバイスを行う形で進めています。研究室に全員集まるとかなりの人数になるので、コロナ禍以降はオンライン形式でミーティングを行っています。大学院の人達は関連学会での研究成果の発表が目標なので、原稿の締切りまでに成果がだせるよう、学部生の人達と共同体制で研究を進めていく場合もあります。 【研究内容】 最近の主な研究テーマと研究内容の概略は以下の通りです。 ①動画像処理による走行車両の追跡:交通事故の約半数は交差点内で発生しており、あおり運転など危険な行為も目立ちます。このテーマではドローンで空撮した動画像を解析し特定の車両を追跡する効果的な方法を研究しています。 ②小型ヒューマノイドによる教育支援:コロナ禍でオンデマンドの授業も増えていますが、実験の様な実習教育では対話が必要です。このテーマでは人間と対話できるロボットを使った教育支援について研究しています。 ③3次元レーザ計測によるドローンの検出:ドローンはレーダーでの検知がとても難しく、カメラも搭載しているので盗撮などに悪用される危険性もあります。このテーマではレーザを用いた3次元計測技術を応用して小型ドローンを検出します。 【研究設備】 研究室には、レーザを使用した各種の光学的な計測器の他、自律ロボット開発用のセグウェイRMP200、大型ドローンDJI Spreading wings S 1000 の他各種の中小型ドローン、ヒューマノイド型コミュニケーションロボットNAO、Palro などの設備があります。 【その他】 大学と高校との大きな違いは、研究活動だと思います。専門科目の知識も活き、企業が求める問題解決能力も身につきます。ぜひ研究活動の魅力を知って頂ければと思います。 くろいわ黒岩たかし 孝教授 博士(工学)
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