100mmSingle Ion【専門分野】プラズマ理工学,光計測 【担当科目】回路理論及び演習Ⅳ,高電圧プラズマ工学,他 みつ 光31号館308室 e-mail:aramaki.mitsutoshi@nihon-u.ac.jp あらまき荒巻【研究室の構成と方針】プラズマは,半導体製造をはじめとして様々な産業における基盤技術であり,中でもプラズマ核融合発電は将来のエネルギー源としても期待されています.これらの高度なプラズマ利用を継続的に発展させるために,より深いプラズマ現象の理解が求められています。荒巻研究室では,プラズマ中の諸現象の理解に向けて光計測の技術を用いて研究を行っており,実験装置毎に大学院生と学部生がグループになって協力して研究を進めています.毎週行う研究室ミーティングでは,研究の進捗報告と議論を研究室メンバー全員で行います.多くの研究テーマは国内外の共同研究者と協力して進めているので,他大学の先生や学生とも交流することが出来ます. 【研究内容】 核融合プラズマに関連した研究として,図1に示すヘリコン波プラズマ装置を用いた再結合プラズマの研究を行っています.核融合炉への熱負荷低減に関連して,プラズマ中の再結合過程等の理解が求められています.このような高温なプラズマとは対照的に,レーザー冷却技術を用いた極低温プラズマの研究も行っています.プラズマを絶対零度近くまで冷却することで,図2に示すようなプラズマの結晶を生成することが出来ます.このような極低温プラズマの振る舞いを理解することは,基礎物理への興味と,将来の高度な原子利用へと繋がります.この他,プラズマ中の物理現象の理解に向けて光渦分光やゴーストイメージング等,様々な計測技術の開発を行っています. 【研究設備】 ・ヘリコン波プラズマ装置 ・高周波イオントラップ ・波長可変レーザー(10台以上) ・光渦レーザー分光装置 ・ゴーストイメージング測定装置等, 充実した研究環境があります. 【その他】研究に用いる装置は可能な限り研究室内で設計・製作しています.学生の間に,ぜひ色々なもの作りに挑戦してください. -33- 図1ヘリコン波プラズマ装置 図2 イオントラップ中で生成したプラズマの結晶 22..77 電電気気電電子子工工学学科科のの専専任任ススタタッッフフとと担担当当学学科科目目 電気電子工学科の専任スタッフと令和7年度の担当科目、および研究テーマを示します。履修した学科目の内容についての疑問点が生じた場合は、それぞれの科目担当師に質問することが大切です。大学生活を送る上での問題や研究室に関することなども遠慮なく相談して下さい。 とし利教授 博士(工学)
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