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平成29年度 グローバル人材育成プログラム海外研修 「Study Abroad Program 2018 in Seattle」 現地レポート(6)

2018.03.23

報告者:応用分子化学科 田中 智(准教授)

第6回目のレポートはELSの最後のアクティビティ、ELSプログラムの修了式ならびに帰国までの内容を中心に報告します。2017年のELSプログラム期間中、ほとんど雨模様でしたが、2018年のプログラム期間中はほとんどが晴天でした。澄み渡った青空が続くようになったので、ELSスタッフは「シアトルに春がやってきた」と言っていました。街の所々に桜の木があり、春の訪れを感じることができます。広大なワシントン大学の敷地の中には桜の木がたくさん植えられている広場があり、3月末には満開の桜が楽しめるそうです。


3月15日(水)

01 地下ツアーの入り口でスミス・タワーの説明を行う説明員

語学研修期間中、ELSが企画した最後の企画は地下ツアーです。バスに乗り、シアトル発祥の地として知られるパイオニアスクエアに向かいました。パイオニアスクエアのランドマークであるパイオニアプレース付近から、2016年8月にリニューアルオープンした42階建てのとんがり屋根の白いシンボルタワーが見えます。スミス・タワーが完成した1914年(大正3年)当時、世界で4番目に高い建物でした。

「パイオニアプレースの敷地は三角形なのにパイオニア“スクエア”」というアメリカンジョークを交えながらの地下ツアーの説明員の熱意のこもった説明が印象的なツアーでした。米国西部のゴールドラッシュの頃、シアトルは木材の集積場として栄えました。また、パイク・プレイス・マーケットができるまでは、マーケットや商店はパイオニアスクエアにあり、街の中心でした。木材の接着剤に引火したことが原因で、パイオニアスクエアは大火災となり、焼け野原となりました。

パイオニアスクエアはもともと海岸から続く湿地帯であり、満潮時には海水が道路に逆流してくる低地でした。大火災後の街の再建には湿地対策した道路建設や下水整備といった都市計画の実施が必須でした。しかし、この計画には多くのお金と時間がかかるという理由で、住民は煉瓦を積み上げた建物を計画実施前に建設しました。この後、道路部分だけが3メートルの高さまで嵩上げされ、そこに上下水道が設置されました。これにより、都市計画問題が解決しましたが、道路と建物の間には3メートルの窪地ができました。住民の生活の不便さや転落事故の理由から窪地が蓋され、建物の2階部が建物の1階となりました。こうして、2度にわたる問題解決の産物として地下空間が生まれました。

時の流れと共に、人々の暮らしと記憶から忘れ去られた地下空間が1964年に55年ぶりに、歴史家のビル スピーデル氏により再発見されました。地下ツアーは3カ所の地下空間を通って、お土産屋とバーのあるツアー拠点のビルの地下1階に到着して、ツアーは終了です。パイオニアスクエアにはシアトル創生期の歴史的建設物が至る所に残っています。

01 シータック空港でシアトル最後の集合写真

3月16日(木)

ELSの授業の後、ホストファミリーとの交流や学生の自由な時間として、午後を過ごしてもらいました。

3月17日(金)

ELSプログラムの修了式が行われました。学生全員に修了証と記念品(スタッフお手製のメッセージカードと記念写真)が手渡された後、アクティビティの時に撮影された写真を使ってELSスタッフが作成したスライドショーが上映されました。この後、ダウンタウンで評判のレストランから取り寄せたパスタでランチを楽しみました。いつしか学生とELSスタッフとの記念撮影大会が始まり、スタッフ達と帰国前の最後のお別れをしました。

01 コロンビアセンターから見たシアトルのダウンタウンの夕暮れ

3月18日(土)

いよいよ帰国の途につく日となりました。3つのルートでホストファミリー宅をまわり、学生を送迎車に順次乗せて、シアトル・タコマ国際空港に向かいました。ワシントン州シアトル市とタコマ市の中間に位置するこの空港は、両市の名前を省略して、シータック(Sea-Tac)空港と呼ばれています。全員到着したところで、ELSスタッフとお別れの挨拶をした後、出国手続きをしました。10時間のフライトを終え、帰国しました。2週間の研修を終えた今となっては、語学研修参加前の学生の不安や期待は自信と新しい目標に変化していることと思います。

最後に、日本の気温はシアトルに比べて5〜10℃ほど高いのですが、到着した日はシアトルより寒く感じました。シアトルに到着したときの日本との時差は17時間でした。しかし、シアトル滞在中の3月11日にサマータイム(Daylight Saving Time)となったため、日本に到着したときのシアトルとの時差は16時間です。我々は未だに時差1時間分ずれたままです。完




rc



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